カテゴリ:社会風俗
クロニクル ハチ公死す
1935(昭和10)年3月8日 渋谷駅、道玄坂方面の出口、いつも待ち合わせの人の波で混雑している所です。「ハチ公」の銅像でお馴染みの場所です。この場所の主人公、「忠犬ハチ公」の祥月命日が、実は今日なのです。 84年前の今日、ハチ公は亡くなりました。秋田犬のハチ公は、飼い主の死後、毎日渋谷駅頭に現れ、主人の帰りを待ち続けたと言われ、近在の人々に知られるようになりました。 やがてそのことが、東京朝日新聞の記事になり、広く世間に「忠犬ハチ公」として、知られるようになりました。ハチ公の主人は、東京帝国大学農学部教授の上野英三郎氏、自宅は現在の東急本店周辺だったとされています。 ハチ公は有名犬になりましたので、死後東京大学で病理解剖が行われ、心臓と肝臓に大量のフィラリアが寄生し、そのため大量に腹水がたまっての死であることが分りました。彼の遺体は剥製にされ、国立科学博物館に保存されています。人間の年で数えると12歳でした。 有名犬になりましたので、死後に様々な俗説がまことしやかに流布しましたが、どれも決め手のないものばかり。真実を知るのは、ハチ公のみとお考えください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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