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カテゴリ:宮部みゆき作品
学生さん、初めまして、やまももです。
学生さんからいただいた宮部みゆきの『名もなき毒』についてのコメントをとても興味深く拝見いたしました。学生さんも「読んで行く内に原田いずみと自分は似ていると感じました。性格、言動―原田いずみの箇所を読んでいると過去の自分とだぶってしまいます。ただ、私の場合彼女と違うところは、自分が毒を撒き散らす人間であるということを自覚し、そのような自分を嫌悪し、何年もの間苦しんだということです。今でも苦しんでいます」と書いておられますね。 おそらく読者の多くが学生さんと同じような感想を持ったのではないかと想像しています。ただ、このように素直に自分の心の内面を省察して言葉に書き表すことが出来るということは、学生さんご自身が過渡期を脱して精神的に大人へと成長された証ではないでしょうか。もっとも、生きている限り程度の差はあれ誰もが同様の葛藤を繰り返していくのだとは思いますが……。 学生さんの『名もなき毒』についてのご感想は、きっと他の多くの読者の共感を得ることが出来るものだと思いましたので、拙HP「我らが隣人の宮部さん」の『名もなき毒』特設ページに転載させてもらいましたが、もし問題がございましたらいつでもお申し出ください。すぐに対応したいと思っております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月01日 20時33分30秒
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