|
テーマ:最近観た映画。(38856)
カテゴリ:映画の記録
昨夜ちょっと遅くまで仕事したこともあって
本日は予定を入れず 気の向くままに過ごそうと決めていた、完全OFF。 昼ごろからふらりと百道の図書館にでも行こうかと TNCのタリーズにてカフェモカを飲みながら書き物など。 いい気分。 そこでふと見つけたチラシに 図書館内の映像ホールシネラでの上映イベントの 告知が載っており 時間を見ると13時からだという。 Goodタイミングだったので行ってみた。 「冬の日」 今日一日限りのイベントで、五味洋子さんという アニメ評論の方のシネマトークもついて チラシで割引もあり1300円。 お得だなぁ・・と思いながら入ったけど人はまばら。 300人規模のいいホールなのと、企画もよかったので もったいないなぁ・・と真剣に思う。 「冬の日」は松尾芭蕉が発句を読み それを受けた俳人が次次と句を繋げていく連句の名作。 実験的映画「冬の日」はそれぞれの句を 計35人の各国アニメ作家が独自の解釈で映像化して ひとつの作品にしたもの。 時間と技術の壁を越えた、究極のコラボレーションは 不思議な融合をみせてたいへんオモシロカッタ。 (実は少しだけ寝てしまったけど・・。) 総合図書館は福岡の中でもかなり大好きな場所 中にある映像ホールは企画上映多数で 映像資料も充実している。 こういうところに税金が使われているのはウレシイ。 その後、周辺の渋滞に巻き込まれながらも 天神に出て いい感じのタイミングに恵まれたので 映画のハシゴでもするか・・と ソラリアシネマにて、昨日の日記に書いた映画版「オペラ座の怪人」を見る。 もう、スクリーンに向かって 拍手したい衝動に駆られるくらい良かった! 予想した以上にアンドリュー・ロイド・ウェバー のミュージカルテイストを 踏襲していて、ミュージカル苦手な人は 受け付けないかもしれないけれど あの音楽はやっぱり秀逸。 映画ならではの奥行きと、原作にあって 舞台版に無かったファントムのバックグラウンドも 描かれており大満足。 劇中劇もマスカレードの豪華さも凄いし ファントムがカッコよすぎるところを除けば イメージどおりだ。 いいもの見たなぁ・・・。 余談だけど、ミュージカル「オペラ座の怪人」を 作るにあたって アンドリュー・ロイド・ウェバーが作った有名な曲は 初演時のクリスティーヌ役だったソプラノ歌手サラ・ブライトマン のために書かれたもの。 で、当時サラはアンドリューの妻だったのは有名な話。 究極の個人的作品なわけですコレ。 サラ・ブライトマンの音域と声量は圧倒的で それに合わせて曲が書かれたこのクリスティーヌ役は 演じる女優泣かせの大役だと聞いたことがある。 映画の中のクリスティーヌはとってもウマかったですね。 「オペラ座の怪人」って、ストーリー自体は 簡単に言うなら、知的で音楽的才能と 劇場プロデュース能力と美意識に突出した 「悲劇の変質者(ファントム)」に見初められた「歌姫」 と「幼馴染の美青年」との間で繰り広げられる 「歪んだ三角関係」のお話。 そこに時代の雰囲気とオペラと、劇場の怪しさと 豪華さ華やかさが不思議な味を出している。 あの「地下の水路」は 当時、現実の「オペラ座」に本当に存在したらしく いかにも怪人が小舟で登場しそうな雰囲気だったらしい。 それを思うとこの物語はぐっと深みを増すのです。 図書館の話が出たのでおまけ 来月、村上春樹の短編集が出るらしい! ふしぎな図書館(村上春樹・佐々木マキ/講談社) これで2月の楽しみが増えた。 もうすぐ2月 実は無茶苦茶いろいろ予定が入っておりアリガタイ。 さて明日から軽やかに走ります。 ではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.01.31 09:22:32
[映画の記録] カテゴリの最新記事
|