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テーマ:韓国!(16903)
カテゴリ:スポーツ考
中田の引退に関しては、先ほどの日記に書いたとおりである。
さて前々から思っていたことなのだが、中田の引退宣言を機に、韓国ブログとして一言。 たまに日韓サッカーファンの間ででる話だが、日本には韓国のフォワードがいたら強くなる、韓国には中田のようなMFがいたら強くなると言う話がある。 日本にはゴールに貪欲な押しの強いフォワードが足りない、また韓国にはチームをうまく操るミッドフィルダーがいないと言うことである。 韓国人の国民性からして、相手を押しのけて目標だけを定めて一目散に走ることには長けているが、人の後ろで見えないところで全体を操る参謀みたいなのはなかなかできない。 日本人はと言うと、相手を押しのけてまで何かをやろうとする気概はあまりないが、頭を使って冷静に全体を操るのには長けている。 まあ一理ある話だが、私は別の観点で国民的風土の差も感じる。 中田がもしそのままの人間で韓国に生まれていたらどうであろうか。 まず育つ過程で、あの本音に率直で自分の考えを前面に出す言動は親や指導者から押さえつけられただろう。 大人の言うことを聞けと。 中田は大人の言うことでも違うと思ったら聞かない。 或いはサッカーをやっていても監督に従順でないと押さえつけられる可能性もある。 キラーパスばかりやっていると失敗も多くなるが、失敗するなと監督に怒られる可能性も高い。 中田は勝つためには失敗すれすれのプレーも必要だと切り捨てるだろう。 自分は自分の勝つためのプレーに徹するだけである。 また練習中や試合中に味方に声を張り上げて高度なプレーを要求したりするのはまずできなかっただろう。 今回もブラジル戦で同点ゴールを決められた川口に文句を言っていた。 川口もやりあっていた。 韓国ならチームプレイを乱すことは許されない。 中田にしたら勝つために文句を言うのは当然である。 ヨーロッパや南米ではよく言い合う。 98年のWCでブラジルのドゥンガ(試合中に味方に怒鳴りとばすことで有名)とベベットが試合中にけんかしていた。 それで次の試合ドゥンガが何も言わなかったら、負けたので、ベベットが謝ったと言うこともあった。 イタリアが長い中田は当然勝つために言いまくるだろう。 ただ彼は20歳のころ、当時30歳のカズや中山を呼び捨てにし、文句を言いまくっていたらしいが。 また今回の引退みたいなことをやったら、自分の人生のためにサッカーをやめるなんて、国民をなめているのかとバッシングにさらされただろう。 国のためにサッカーで身をささげるつもりはないのかと愛国心のなさを槍玉に挙げられる。 自分の人生は自分で決めるのが当然と言うのが中田の言い分である。 日本は右にならえの没個性的集団主義の国である。 だが時として超個性的なカリスマが現れ、その回りを気にしない率直な言動が拍手喝さいにさらされることも多い。 一部の超カリスマが認められる風潮もある。 例えば、イチロー、中田、ビートたけし、松本人志など。 彼らの特徴はみんな本音で生きており、日本の批判をよくするということでもある。 彼らは人と違うことを考えしてきたから常人の常識を脱したスタイルで大成功を収めた。 ただ彼らは誰よりも日本を愛している人間でもある。 だが韓国ではそのようなカリスマは許されない。 どんなに人気が出ても、国民の気にさわることのない言動をしないといけない。 本音も言っていいことと悪いことを注意して言わないと、国民からバッシングされる。 間違ってもウリナラ韓国の批判などしてはいけない。 今回のWC代表でも中田に劣らないサッカーカリスマの朴チソンがいたが、彼が味方の選手に強く要求したら、どんなに正しいことを言っても同僚から相手にされなくなるだろう。 サッカーでの唯一の指導権は韓国では監督にしかない。 選手が横から出てきて意見するのはもってのほかである。 当然朴チソンも中心選手の役割は果たすが、味方には強い要求はできない。 あくまで彼もこまの一つなのだ。 韓国のスポーツ選手のインタビューは面白くない。 みな教科書的なことしか言わない。 本当はいろんな本音も持っているのであろうが、国民を前にしたら何も言えなくなる。 当然韓国のスポーツ界、或いはマスコミ、国民感情、世論に対しての批判の思いも持っているだろうが、間違ってもそんなことは口に出さない。 どんなに正しいことでも。 一部本音で話すスポーツ選手もいる。 コジョンス(日本でも少しやったが)や今の代表イチョンスなんかは新世代らしく本音で話すが、それでも国民に受けのいいような話をするだけである。 やはり中田は韓国人に生まれなくてよかった。 中田は日本と言う国に生まれて、その風土の中で育ったから中田になれたのである。 日本人としてそれは誇らしく思ってもいいのではないだろうか。 そんな彼が韓国系だといううわさが出るのはなぜなのか。 あまり気にする必要もないうわさではあろうが。 ひょっとして韓国人は中田が韓国に生まれていたらもっと素晴らしい選手になっていたとでも言うのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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