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韓国で考える

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通りすがり@ Re:韓国人は日本人より大きい?(11/12) あなたが町で韓国人が大きいと思った理由…
(^0^)@ 別の国と国 偶然、このブログを見つけました。 2年…

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2007.03.05
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テーマ:韓国!(17270)
カテゴリ:カテゴリ未分類
今日も家内が実家でなぜうまく行かないかシリーズ(だったのか)で。

今日はずばり「比較」で。

先日家内が近所のおばさん連中5,6人と食事をした時のことである。

旧正月の後は韓国人同士集まると名節の話になりやすく、その時も名節の時のストレスの話になったそうである。

そこで家内は他の人にこんな質問してしまった。
「名節の時の苦労(特に嫁)と言うが、自分は正直よく分からない。
いったいどんなのが苦労なの」

同じ韓国人同士でこんな質問が出るとは他の人は思いもしなかったであろうが、家内のシデク(夫の実家)が韓国にないことはその場の人には知られたので、つまり夫が日本人だと知られたので、そんな質問をしてしまったそうだ。

ブログにも時々書いたが、名節の時、家内もいろいろ気苦労が多いとは言うが、それでも自分のうちなので、根本的には、嫁の苦労みたいなのはない。
それで本当に、名節時の嫁の苦労が実感として分からないそうである。
私は逆に少し分かったりもするのだが。

話がそれたが、その場にいた人の共通の意見。
料理が大変、シオモにとの関係等いろいろあるが、「比較」がストレスになると言うことであった。
特に兄弟やいとことの比較である。

誰それはどこどこ会社に勤めている。
誰それは学校の先生である。
誰それはどの大学に入った(出た)。
誰それがアパート買った。
誰それは給料がいくらである(韓国人は結構お互い公開しあう)。
誰それが車買った。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・。


ここまででも私はうんざりモードである。

それに続いて、子供の比較が始まる。

誰それちゃんは勉強、何番。
誰それちゃんは走るの一等(これはうちの家内しか言わない。韓国人は徒競走一等なんて何の価値も感じない人がほとんど)。
誰それちゃんは背が後ろから(前から)何番目(うちの長男は小さいので、背の高いおじさんがそんなに背が低いのかと、自慢げにうちの子に説教始める・・・・(私はため息))。
誰それちゃんは学院(塾)に通っている。
それもどんな塾に通っているか。
英語か、国語か、算数か、ピアノか・・・・・・・・。

ある韓国人は自嘲気味に言っていた。
韓国で学院(塾)をはやらせようと思ったら、おばさん連中に誰それがこんな学院に通っているとうわさを作ればいいと。
そうしたらすぐ焦り始めて、自分の子も通わせるとなる。

韓国人でも分かっている人は分かっている。

ただ持てるものはこれは別にストレスではない。
持たざるものはうんざりと言うよりは、歯ぎしりモードになる。

正直に言うが、私の家族は、家内の他の兄弟よりも、現在うまく行っている。
学歴だけでなく、経済力(誤解のないように、あくまで他の兄弟よりというだけである)、対社会的なもの、国際性(・・・・?、毎年日本に行くのはうちしかない)、体重(?、私のダントツだが)等など。

その時点で家内が他の家族との付き合い方が難しくなるのは、もう仕方ない面もあるような気がする。
出る杭は打たれると言うのは日本より韓国の方がひどいところもある。
ただ家内は世間的にみた時、大して出ている杭ではないのだが。

私はと言うと、もともと日本人と言うことで、のけ者にされていた面もあるので、仕方ないもくそもない。
まあいつも馬鹿のように、端っこにいたので(今も)、逆に私には嫉妬も何もないようである。
家内は一族の中でも昔から目立っていたので、余計目につく。

その程度なら、他の兄弟によくしてやって、うまく対処すれば言いと、お叱りも受けそうだ。
他の事情がなければ、私たちもそうできただろう。
他の事情と言うのは、ここでは秘密にさせていただく。
韓国では一筋縄ではいかないのだ。

持たざるものがそうなるのは韓国の特徴である。
いや世界どこに行っても程度の差こそあれ、そんなものである。
時として貧乏な文化人が金持ちを見下している場合があるのも、日本を初めとした少数国家かもしれない。

ただ以前は私の家庭が持たざるものであった時期もある(今もちょっとよくなった程度で)。
その時私も家内も、他の兄弟を嫉妬したりはしなかった。

弟も昔は商売で当てた時期があったが、その時、月いくら儲けるとその奥さんが言っていたが、家内も私もすごいなと逆にほめてやったものだ。
このころの弟は私たちと付き合う時も、余裕があった。

だがいったん商売が傾くと、その奥さん、会うたびに顔の表情が変わっていった。
家内はだんだんキツネみたいな顔になってきたと、嫌がっていたものだ。


日本の場合、いとこどころか、兄弟でもなかなか顔をあわさない人も多くなっている。
当然お互いの比較などする場も限られてくる。
30,40代は以下は兄弟も少ないし。
それがいいかどうかは別問題だが。

また兄弟に会ったところで、お互いの比較などそんなにしないだろう。
あまり干渉し合わないようにもするし。
それがいいのか悪いのかは、私は明言を避けるが。

韓国の場合、家族間の関係が強く、いろいろと人間の価値を決めたがる韓国ならではの、お互いの「比較」という現象であろう。

この時は私は日本で生まれて、日本の考え方で育ってよかった面だと思ったりもする。

他人との競争はいいと思う。
また他人を参考にするのも大切だと思う。
だがお互いの比較の中で、よき人生と言うものは生まれてくるとは思えない。

もちろん日本人も比較と嫉妬の民族だと自嘲する人もいるだろう。

最近アントニオ猪木の本を読んだのだが、彼はブラジル移住時代に、同じ日本人からだまされて、他のイタリア人によくしてもらったそうだ。
開拓と言う厳しい環境の中で人の足引っ張りたがる日本人の器のなさを著書の中で嘆いている。

韓国人もアメリカにいる韓国人同士結構助け合ったりしているそうだ。
あくまで聞いた話で、細かい真相はよく分からない。
まあ韓国人が海外でそうなるのは想像がつくが。

あくまで韓国人が、うまく行かないのは逆に本国韓国に住んでいる人たちなのかもしれない。
韓国人がそうなってしまうのは、民族の血ではなく、その土地の風土、風潮なのかもしれない。

その社会で生まれ、育ったものがならざるを得ない姿なのかもしれない。
私もこの国で生まれ育っていたら、そうなっていたかもしれないと思いながら、そんなことを感じた。





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Last updated  2007.03.05 13:35:07
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