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テーマ:不思議な世界(697)
カテゴリ:不思議な世界
超能力者列伝43(清田益章)
ゼネフが清田益章に語った宇宙の仕組みも非常に興味深い。 清田はあるとき、ゼネフの本当の姿はどうなっているのか聞いたことがある。これに対して「地球人にはまだそれを理解する感覚がないから、すごく難しい質問だ」という答えが返ってきた。それでもゼネフは、できるだけわかりやすく、少しずつ清田に宇宙について語った。 それよると、どうもゼネフがかつて住んでいた惑星は、今でも地球の南半球に行けば見える星であったようだ。その惑星は何千万年も前に、今の地球と似た環境にあった。「水もあり、人間のように存在している生命体があり、文明を持ち、科学的なものもあり、地球と同じようにそれらも進化していった」という。 ゼネフは、生命体の進化の過程において輪廻転生があるのだと言う。ただし、人間が死んだら一人の意識体が一人のままで輪廻を繰り返し、生まれ変わるのではないともゼネフは言う。別々に死を迎えた二つ以上の意識体が、一つの肉体に宿って生まれ変わる。そして、その肉体が滅びると、気の合った別の意識体とまた一つの集合体となって生まれ変わる。 ゼネフは「この世は肉体的なレベルを修行させる場で、あの世というのは、精神的なレベルを修行させていく場」であるのだという。やがて肉体的レベルと精神的レベルが進化することにより、段々と意識体が統合されていって、人間の個体としての人口は減少、最後には全く一つの意識の集合体になる。その進化の頂点に達した星の意識体がゼネフなのだという。 ゼネフの説明は続いた。より大きな意識の集合体になろうとするのは、生命体のもつ本能のようなものであるという。一人一人が結婚して家族をつくり、その家族が集まって村をつくり、町をつくる。そして国という意識をつくり、世界という意識をつくる。だが、地球人はまだ、せいぜい国という意識のレベルで、地球という意識のレベルまで進化しいてない。 地球人がさらに進化を遂げれば、やがて地球を一つの惑星としての意識で捉えられるようになる。そのとき、地球人としてある程度の進化は完了する。さらに、惑星レベルとなった意識体は宇宙の意識へと進化を続ける。 ゼネフによると、今は地球の一部でしか人口が減少していないが、やがてはもっと自然に人口減少が起きるだろうという。たとえば、女性も一生に一度しか卵子を作らなくなる時代が来る。その一方で、人間自体の寿命は信じられないほど長くなる。すると、この世にいても、肉体的レベルだけでなく、精神的レベルの修行も可能になる。超能力も日常茶飯事となり、他の惑星の住民との交信も自由にできるようになる。そして、やがては肉体すら必要でなくなる。 ただし、そこまでの道のりはまだ遠いようだ。ゼネフはこう言ったという。 「星の意識体ができ上がるまでには、地球ではあと何万年もかかる」 (続く)=文中敬称略 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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