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白山菊理姫

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2005.10.05
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カテゴリ:ダイビング
レモンシャーク
私のダイビング暦は122本。そのうち沖縄・与那国で6本潜った以外はすべて海外での体験だ。オーストラリアのケアンズから始まって、バリ島、サイパン、テニアンと潜り、カリブ海へ移ってケイマン、タークス&カイコウズ、コロンブス島、メキシコのカンクン、コズメルへと足を運んだ。

そして1999年4月にフレンチポリネシアのタヒチ・モーレア島へ。潜って驚いたのは、サメがうようよいること。一回のダイビングで20~30匹程度のサメに出会う。そのほとんどがリーフシャークのブラックチップやホワイトチップで、グレーシャークなども見受けられた。これらのサメはせいぜい大きくても2メートルだが、タヒチの海では時々、その倍の4メートルはあるレモンシャークに出会うこともある。最初に遭遇したときは、かなりの衝撃を受けた。

当時私はクラブメッドのダイビング(安いパッケージがあり、12本でなんと約1万3000円=普通なら2本分の料金に相当)を頻繁に利用していたが、バディダイブといってインストラクターなしの二人一組で勝手に潜るのが基本であった。その日は中国系アメリカ人のジムと一緒に潜った。潜行すると、かなり流れがきつい。ドリフトダイブではないので、最初は流れに逆らって進むのが基本だが、どんなに先に泳ごうとしても、戻されてしまう。初心者のダイバーたちは流されてしまうので、船のロープに捕まって、海中で鈴生りとなっている。

私たちは仕方なく、海底の岩をつかみながら、流れが一瞬弱まるのを待ちながらほふく前進。ようやく数十メートル前に進んだときに、今来た船の方を振り向くと、そこには巨大な一匹のサメが流れなどものともせず、海底付近を悠々と泳いでいた。周りのリーフシャークが子供に見えてしまうような堂々とした風貌。まさにタヒチの海の王のようであった。やがてもう二匹のレモンシャークが加わって、私たちの周りをぐるぐると泳ぎはじめた。絶体絶命か! 

だが大丈夫。レモンシャークはそれほど凶暴なサメではない。最初はまっすぐに人間に向かって来ても、向こうの方から進路を変える。当時、妊娠したレモンシャークがいたが、「レオーネちゃん」と呼ばれていた。もちろん野生の動物だから、人間に慣れているわけではない。私たちの様子を見ながら、エサではないことがわかると、再び強烈な流れなど気にせずに、巨体をくねらせながら泳ぎ去っていった。





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最終更新日  2005.10.05 22:57:24
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