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天の王朝

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白山菊理姫

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2006.06.06
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カテゴリ:メディア
竹内巨麿についてその5
巨麿は、浅見は人がよいので騙されると言う。浅見は随分変なことを言うなと、その時はいぶかしがるしかなかった。

おそらく巨麿の発言はこのことを言っていたのであろうという事件が、間もなく起きた。その年の11月13日、浅見が会長を務める自由宗教一神会の役員・信徒13人で皇祖皇太神宮を再訪したときのことだ。

巨麿の息子の一人(浅見は名前を明らかにしていないが、4男の吉邦とみられる)が浅見に近づいてきて挨拶をすると、すぐに奥の方へと姿を消した。浅見たちはその間に参拝を済ませて一箇所に集まって休んでいると、吉邦とみられる息子が、座っている浅見の前に再び現われて、黒い石の塊のようなものを見せながら言った。「これは何だかわかるか」

巨麿の妻明萬がやったように、浅見の力を試したのである。浅見はその息子の態度に、随分無礼だと思いながらも、石を受け取った。前回と同じように神名を三回唱えて「神様、これは何でありますか。教えてください」と念じたところ、すぐに答えが返ってきた。
「これは笏の柄である。この先には、神代文字が書いてあるはずだ」

図星であった。息子は再び奧へ行くと、わざと見せなかった神代文字の書かれた大きな笏を持って来て言った。「宇麻志阿志訶備比古遅命(うましあしかびひこじのみこと)様の笏である」

すなわち息子は、浅見が神に仕える本物の霊能力者であるかどうか試してやろうと、わざと石だけを見せたのであった。浅見にとっては、騙そうとしたと解釈できる行為である。

吉邦は霊感が優れていたかもしれない。しかし浅見にとっては、そんなことはどうでもいいことであった。神様にお伺いを立てたら、長男に継がせろということであったのだ。四男の吉邦は後継者ではなかった。このため巨麿の死後、浅見と吉邦は対立するのであった。
(続く)





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最終更新日  2006.06.06 09:57:54
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