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テーマ:不思議な世界(697)
カテゴリ:不思議な世界
▼時空のバリアを超えて
「ここはどこだろう」と思うと同時に、おぼろげながら地図が見えてきて、「●●●(注:検証中なのでここでは伏せておきます)」という地名が頭に浮かんだ。どうやら羽根のライン上の場所らしかった。 「扉を開けるとあなたは、羽根のラインのどこか一箇所に立っています」と、誘導の方は少し遅れて、今見ている場所へ行くように私に語りかけていた。誘導よりも先に、扉を開けてしまったようだ。しばらく私は、その高原の風景を眺めていた。 「今あなたはどこにいますか」 「高原にいます」 「何が見えますか」 「子供たちがいて、蝶々が飛んでいます」 「近くに山とかが見えますか」 高原にいる私は、周囲を見回した。遠くに山々が見える・・・。と、その瞬間、そのうちのひとつの山が拡大されて、大きく私に迫って見えた。夢の中でよくあるズームイン現象である。 「遠くの方に山が見えます」と、私は答えた。 私はここで何をしているのだろう。子供たちの中に私がいるのか。私は女の子、それとも男の子? 私は誰なのだろう。 「山は一つだけですか」 「いいえ、いくつもの山が見えます」 山々は南の方にそびえ立ち、北の方面には平野部が広がっているようであった。 武藤さんの誘導は、核心の羽根のラインへと迫っていく。 「古代のある時点において、羽根のラインを築いた人たちのエネルギーを感じるようにしてください」 「あなたは時空を超えて、古代の人たちのエネルギーを感じることができます」 「あなたの魂はこの時代に生きていた人の肉体に宿っていて、羽根のラインの形成にかかわっていたかもしれない」 「あなたは純粋な魂となって肉体を離れ、時間と空間のバリアを超えて、羽根のラインが築かれた時代に戻っていきます」 「過去へ過去へと戻っていきます」 「あなたは羽根のラインが築かれた時代へと戻っていきます」 「あなたがその時代に肉体を持って生きていたなら、その人の人生に戻っていきます」 武藤さんは20からカウントダウンを始めて、過去へ過去へと私を誘導していった。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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