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テーマ:ヨーロッパ旅行(4209)
カテゴリ:歴史散歩
取材を早めに切り上げたため、デボン州イエルバートンの宿屋に着いたのは、午後4時ごろでした。
コーンウォールからデボンに戻ったこともあるのでしょうが、そのころには雨は上がり、晴れ間が広がっておりました。 宿屋でティータイムを楽しんだ後、部屋でくつろいでいると、部屋の窓から遠くに見覚えのある、尖った山が見えます。 これが部屋から望遠で撮った写真。 ![]() 以前訪れたことのあるブレント・トールであることがすぐにわかりました。 頂上に建っているのは、例によって聖マイケル教会です。 10キロ以上離れているのですが、これだけはっきりと見えるんですね。 とりあえず、近くのパブに早めの夕食を取りに行きます。 夕食後に宿屋に戻ってもまだ午後6時台。太陽は依然として高い位置にあります。 そこでこの10キロ離れたブレント・トールに写真を撮りに行くことにしました。 ブレンと・トールは二度目です。 前回は上まで登って、360度の見晴らしを楽しみましたが、今回は麓からの写真取材だけにします。 昼間のように太陽は輝いていますが、なにしろもう午後7時を過ぎた夜ですから、無理はしません。 まずは西側から撮影。 ![]() 西側から見ると、まるで二上山です。 次に南東側に回り込んで撮影。 ![]() 南から見ると、グラストンベリー・トールに少し似ています。 ![]() 中世の時代には狼煙台として使われていたという記録が残っていますが、もちろん歴史はもっと古いはずです。 キリスト教徒が聖マイケル教会を造るはるか以前に、グラストンベリー・トールとバロー・マンプ、ハーラーズ・ストーンサークルなどを結ぶ、聖なるラインは存在していました。その長大なラインの距離は、実に500キロ近くに及びます。もちろん、このブレント・トールもそのライン上にあります。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.07.20 23:49:09
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