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テーマ:歴史なんでも(780)
カテゴリ:歴史散歩
平安京造営者が作った仕掛けとは、エネルギーの導線のようなラインです。
その”導線”はおそらく次のようなものです。 南の甘南備山からは火と土のエネルギーを、北の船岡山からは水と金のエネルギーを、それぞれこの平安京の中軸である”導線”を使って引き込みます。東の大文字山からは主に木のエネルギーを、西の嵐山からは金のエネルギーをそれぞれ朱雀門の辺りに持って来ます。ここまでが基本的な枠組みです。 これに加えて、実は近江富士(三上山)から火のエネルギーを、比叡山越しに東山に集め、東山の木のエネルギーと混ぜて、さらに西山の金のエネルギーとブレンドし、土のエネルギーを持つ愛宕山に集めたとみられます。その裏付けとなる証拠は、近江富士、東山、西山、愛宕山が見事に一直線上にならんでいることです。意図的であるとしか思えない配置になっています。また愛宕山からは船岡山と大文字山へとエネルギーが分配されます。なぜ東山と西山が重要かというと、実は大文字焼きで有名な五山送り火の山だからです。五山送り火の五山には秘密が隠されていますが、それは追々説明します。 一方比叡山から東山に流れたエネルギーは、大文字山、船岡山、船山に分配されます。比叡山、大文字山、船岡山、船山は、東山から等距離にあることがその決め手です。 西山、左大文字山、曼荼羅山という五山送り火の山々は一直線上に並んでいますから、これらも導線であることは間違いないと思われます。おそらく金と土のエネルギーをブレンドして左大文字山から船岡山に流したのではないでしょうか。 このように五行のエネルギーを使って、ある種の結界を縦横無尽に張り巡らせて、平安京をパワースポット化したのだと私は考えています。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.02.08 12:35:56
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