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テーマ:ヨーロッパ旅行(4209)
カテゴリ:歴史散歩
実質的な最終日の6月4日。
この日もロンドンの中心部に出掛けます。 一日パスを購入して地下鉄やバスを乗りこなします。 この日の主要目的地は大英博物館です。 とにかくここは、世界中から集めたすごい遺物が展示されています。 まず最初に見に行ったのはこちらです。 ![]() 何だかわかりますか? 実はこれがザ・ハーラーズ・ストーンサークルの複合体遺跡の「リラトンの円墳」から出土した「リラトンの黄金カップ」です。 高さわずか9センチの小さなカップです。 その隣に展示されているつぶれたカップは、やはり同時代の紀元前1700年ごろ作られた「リングルメアの黄金カップ」。 2001年にケント州サンドウィッチのそばのリングルメア古墳から出土しました。 かなり離れた場所から同じようなカップが見つかったことになりますが、同じような形のカップはドイツ、スイス、フランスなどからも見つかっているそうです。 古代の金製品。 ![]() 新石器時代の土偶。 ![]() 日本の土偶だと言われても納得してしまいますね。 セルビアのヴィンカという場所から出土したと書かれているようです。 そして、こちらは。 ![]() 「16菊花紋」の深皿です。 何と紀元前5000~6000年ごろに作られたとみられ、イラク北部のアルパチヤで発掘されたと書かれています。 シュメール文明の菊花紋のまさに原形が8000年前には既にあったことになります。 アルパチヤは、イラク戦争の激戦地であったモスルの近くです。 そのような重要な場所が戦争で破壊されてしまったことは、人類の大損失であったことは間違いのない事実ですね。 さて、これでこのシリーズも終わりです。 またどこかに出掛けたら、同じように旅のご報告をいたしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.08.23 16:55:13
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