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テーマ:歴史なんでも(780)
カテゴリ:歴史散歩
昨日は字数の都合で書けなかった「秦氏と古代ユダヤ人の類似性」について列挙しておきましょう。
・秦氏が創建した広隆寺では仮面をかぶった人が牛に乗って厄払いの祝詞を上げる一風変わった「牛祭」が行われるが、ユダヤ教の儀式に似ている。 ・広隆寺には「モーゼの十戒」に似た「十善戒」という10の掟がある。 ・広隆寺の境内にある「いさら井」はイスラエルの井戸であるとの俗説がある。 ・秦一族が中心となって造営された平安京をヘブライ語に訳すと「イェルシャライム」、すなわちエルサレムになり、エルさレムの北にある湖「キネレット湖」を日本語に訳すと「琵琶湖」となる。 ・平安時代から伝わる祇園祭は、民の間に疫病が流行らないように祈念し7月17日から八日間開催されるが、古代ユダヤのソロモン王も神殿完成の際に国に伝染病が流行らないように祈るために、ユダヤ暦第七の月の15日から八日間祭を行っている。 ・祇園祭の「エンヤラヤー」という意味不明の掛け声は、ユダヤ人にはヘブル語で「私はヤハウェを賛美します」を意味する「エァニ・アーレル・ヤー」に聞こえる。 ・秦氏の子孫の多くが家紋として使っている舟の形のデザインは、イスラエル10部族の一つゼブルン族のシンボルマークと酷似している。 ・秦氏の拠点のあった太秦(うずまさ)はヘブライ語の「ウズ・マシアッハ」に発音が似ており、「救い主の栄光」という意味になる。 ・秦氏が創建した大酒神社の古名「大避神社」の「大避」(注:実際は「避」からシンニョウを除いた字を使う)は、中国語でダビデを指す。 ・秦氏とも関係が深いとされる宇佐八幡宮など八幡神社の「八幡」は本来ヤハタ、もしくはヤハダと読むが、ヘブライ語で「ユダヤ」を意味する「イェフダー」に似ている。 中には駄洒落っぽい俗説も含まれており微妙なものもありますが、これだけ類似点があると、秦氏が弓月国からシルクロードを使って渡来した古代ユダヤ人であるとする説もそれほど突飛な説ではないように思われてきます。 昨日紹介したラビであるトケイヤー氏によると、古来シルクロードはユダヤの商人たちが頻繁に往来しており、六日の道のりごとにユダヤ人のコミュニティーとシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝のために設けた教会堂)があったのだそうです。ユダヤ人は七日目ごとに安息日を迎えるので、シナゴーグで礼拝する必要があったのだと同氏は説明しています。 秦氏がシルクロードの交易に関係する民であったのなら、確かに絹織物をうず高く積んで朝廷に献納したから「太秦(うずまさ)」の称号を賜ったという伝承も納得が行きますね。 では、次に大国主ことオオナムヂが古代ユダヤ人であった可能性があるかどうか検証してみましょう。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.09.05 14:34:31
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