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テーマ:歴史なんでも(780)
カテゴリ:歴史散歩
このように、紀元前3世紀から3世紀までの約500~600年間にわたって、シルクロード交易で栄えた、月読み、星読みができるツクヨミ系の月氏族が、シルクロードに沿うようにして君臨していたわけです。
その多大な影響は、今日の国旗にも見られるように思います。 たとえば、パキスタン、シンガポール、マレーシア、モルディブ、アルジェリリア、トルコ、チュニジアといった国旗には月や星があしらわれています。 もちろん月や星は今日のイスラム教国家のシンボルとして使われることが多いのですが、もともとシルクロードの交易で栄えたツクヨミ族がもたらしたシンボルである可能性もあります。それが13世紀から20世紀まで君臨したイスラム国家であるオスマン帝国を介して広まったのかもしれないわけです。 イスラム教も、既に説明したように、イスラエルの民の祖アブラハムの最初の子であるイシュマエルの子孫ムハンマドが興した宗教です。 つまりイスラム教もユダヤ教もキリスト教も、アブラハムを「信仰の父」とする同系統の一神教とも言えることになります。 その大本は、スメルの多神教であることは疑問の余地もありません。 で、イスラム教もユダヤ教も月や星を読む一族であり、独自の暦を持っていました。 イスラエルの国旗もまさに星(六芒星)でしたね。 ですから、どちらもツクヨミ一族の分派であった可能性が強いわけです。 月は新月の日に始まり、年は秋分の日ごろに始まるというユダヤ暦も、ツクヨミ暦のひとつであると思われます。 同様に一年(354日)を12か月に分け、断食月(9月)や巡礼月(12月)を設けるイスラム歴もツクヨミ暦の一つとみることもできます。 しかしながら、そのツクヨミ系の月氏族も次第に衰退し、実質的に3世紀以降は歴史の表舞台から姿を消します。 ところが、日本の古代史において、月氏族の生き残りと思われる一族が4世紀後半に突如現れます。 それが弓月の君であったわけです。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.09.21 11:11:12
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