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テーマ:旅のあれこれ(10123)
カテゴリ:歴史散歩
ここでちょっと訂正があります。
実は12月28日前後に南仏では非常に珍しく大雪に見舞われた記憶がありました。 それがナルボンヌに着いた28日ごろではなかったかと思っていたのですが、南仏の過去の積雪の記録を調べたら、積雪があったのはニームに到着した27日だったことがわかったんですね。 さらに当時のニームの天候を調べたら、ほぼ一日中雪が降り続け、午前9時から午後3時までの温度が華氏32度、すなわち摂氏ゼロ度だったこともわかります。 私の記憶とも一致します。 つまり、ニームに宿泊した27日が大雪だったわけです。 そうだとしたら、ニームではユースホステルではなく、民宿みたいな安ホテルに泊まりました。 どうしてかと言うと、ホワイトアウトするような吹雪に遭遇して、ユースホステルを探す余裕もなかったんですね。 とにかく目の前の宿に飛び込まなければならないほど、寒かったということです。 まさに遭難しそうな悪天候の中、最後にニームまで乗せてくれた人(家族)は、今でもよく覚えています。 雪まみれになってヒッチハイクしている私を哀れに思って乗せてくれたのですが、それが家族連れの、大きなキャンピングカーのようなバンだったんですね。 その中で奥様から手作りのクッキーとコーヒーをご馳走になった記憶があります。 私がクッキーをいただいて「ça goute tres bon.(とても美味しいです)」と感想を述べたら、その奥様は「サ・ヌ・マルシュ・パ(ça ne marche pas.)」(「お世辞なんて言っても効果ないわよ」という意味)と答えていました。そのような思い出があります。 その日泊まった安宿のこともよく覚えています。 あまりにも寒かったので、たぶん午後3時ごろチェックインしたのですが、暖房が効いておらず、部屋の中も冷凍庫状態でした。 暖房をつけてほしいと頼んだのですが、結局部屋が暖かくなったのは午後5時からでした。 その間、私はスキーウェアを着たまま、ベッドの中で暖を取っておりました。 28日は雪も止み、天候が回復したので、ナルボンヌまで順調に移動できたというわけです。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.12.21 00:10:26
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