|
テーマ:不思議な世界(697)
カテゴリ:不思議な世界
共同通信の記者をしていたころ、茨城県日立市の画家・海後人五郎氏が宇宙からの霊感を受けて自動書記で設計図を書いて作ったという「超能力開発装置」を使って、摩擦させることなく紙と木をくっつけるという実験をしたことがありました。
紙と木では帯電列表で近い位置にあるので帯電しづらい物質同士なのですが、海後氏は設計図通りの形に削った木を紙に近づけると、紙がその木にくっつく現象が起きるというんですね。 早速試したのですが、一向に紙はくっつきません。 そもそも摩擦をしてもくっつきづらいモノ同士を、摩擦せずにくっつけること自体が不可能のように思われました。 一応「くっつけ、くっつけ」と強く念じながら紙に木を近づけますが、何も起こりません。 ところが面白いのはここからです。 私が疲れたので念じるのを止めて、「もうどうでもいいや」と思った瞬間に紙が木に引き寄せられるようにピタッとくっついたのです。 同席して同じ実験をやった人も私と同じことを言っていました。 「くっつけと思うのを止めて、意識を無にした瞬間にくっついた」と。 私はこのとき、小学生のときにじゃんけんの映像をみたことを思い出し、同じことが起きたことを知ったわけです。 「勝ちたい」とか「勝ってやろう」という邪念を払いのけ、意識を空にして無意識の領域に委ねたときに、オカルト的な現象が起きるのです。 おそらくこれは、1905年の日露戦争の際、ロシアのバルチック艦隊の動きを読めない日本艦隊の参謀・秋山真之が悩んだ末に疲れ果てて、つい居眠りをした時、敵の艦隊が対馬海峡を通行する映像を霊夢で見たのと同じ現象だと思われます。 緊張して弛緩したときに、無意識の領域が開かれ、映像を見ることができるのです。 私が受けた2006年の退行催眠のときも同じでした。 最初は意識の領域の雑念が作り出す映像に悩まされます。 自分の願望が作った映像か、魂が経験した前世の映像か、まったく区別がつきません。 ところが、意識が疲れて鎮まり始めると、段々と意味のある映像が現れ始めます。 すると、顕在意識が入り込む余地が少なくなり、映像がより鮮明になってくるんですね。 集中すれば、細部まで見ることができるようになります。 このときは最初の1時間が雑念タイムだったと思いますが、後半の1時間は無意識の領域に入り込み、私が想像したこともないような無意識的映像が次から次へと想起され、私自身も驚いておりました。 そうであっても、もしかしたら、私の願望が反映した映像の可能性もありました。 そこで、秋山眞人氏に私が退行催眠中に見た映像のことは一切知らせずに、私の前世をリーディングしてもらったわけです。 そうしたら何と、ほとんど同じ前世の物語が秋山氏の口からも語られ、しかもかなりの細部まで一致したんですね。実験は大成功でした。 そのことは拙著『異次元ワールドとの遭遇』に記したとおりです。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.03.15 17:47:34
コメント(0) | コメントを書く
[不思議な世界] カテゴリの最新記事
|
|