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白山菊理姫

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2022.04.26
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カテゴリ:歴史散歩
長時間にわたる列車の旅は、結構長くて、きつかったです。
列車はひたすらユーゴスラビアを南に進み、真夜中に近い深夜、ギリシャとの国境の駅に到着しました。
もしかしたら午前零時を過ぎていたかもしれません。

その駅では検問と入国審査がありました。
外国人は列車から降ろされ、検問所で素性を聞かれるんですね。
私の取り調べは、比較的簡単に済んだと記憶していますが、中には手こずっている人もいるようでした。

一人一人を検問するので、時間がかなりかかったような気がします。
1~2時間くらい停車したかもしれません。
検問を終わった列車が再び動き出した時、眠気と旅の疲れでヘトヘトになっていました。

ところで、昨日19時間を超える旅と書きましたが、もしかしたらベオグラードからアテネまでは30時間くらいかかっていたかもしれません。
あるいは途中で列車が大幅に遅れた可能性もあります。
というのも、真夜中の検問が終わった後、ギリシャ国内に入って、テッサロニキから南下してアテネに着いたのは、夕方近かったという記憶があるからです。

何はともあれ、列車は無事にギリシャの首都アテネに到着いたしました。
日付は月をまたいで4月1日になっています。
どこに泊まろうかと思案していると、何やら慌ただしく移動している一団に遭遇します。
同じ列車に乗っていたという、ドイツから来た女性ばかりの5、6人のグループです。
「何を急いでいるのか」と尋ねると、「安い宿屋を知っているので、そこに向かって急いでいるのだ」とその一団は答えます。
そのとき、そのグループのリーダー格の一人が「良かったら一緒に来る?」と聞いてくれたので、「OK」と答えて、そのグループと同じ安宿に宿泊することに決めました。

アテネの町のどこをどう移動したのか、すっかり忘れましたが、そのグループの後をついて行き、宿屋に到着しました。
空き部屋もあるようです。
部屋と言ってもタコ部屋のような宿泊施設で、今でいう、ネットカフェみたいな宿です。
宿泊代は何と500円くらい。貧乏旅行者としてはありがたい価格です。
右も左もわからないアテネで、運良く、ドイツ人の女性グループに安い宿を教えてもらったことになります。
旅先ではドイツ人の女性に助けてもらってばかりですね。

私を含めて、皆列車の長旅に疲れていましたが、皆で近くのレストランに行き、夕食を取りました。
ギリシャ料理にギリシャ音楽が流れ、すっかりギリシャ観光気分。
ワインなんかも飲んだりして、初めてのアテネの夜を楽しみました。

少し酔っぱらっていたので、詳しくは覚えていませんが、割り勘にして食事代を払い、宿屋に戻ったと思います。
着いたら、すぐに爆睡します。
それはそうですよね。スイスからウィーンを経て、ベオグラード、アテネと3泊4日の連続車中泊の旅だったからです。
宿屋代は確かに節約出来ましたが、体力はもう限界に近づいていました。
隣の宿泊客の豪快ないびきなどまったく気にならずに、瞬く間に深い眠りに落ちておりました。
(続く)





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最終更新日  2022.04.26 18:06:29
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