よろず屋の猫

桜真町を守るための四重奏の戦いの回でした。

どうも元々の設定に無理がありすぎ・・・って言うか、説明をしてくれてないので、今一乗り切れないまま見てます。
けど今回は戦いの回なので、そういう事をスパッと忘れて見れば、面白かったです。

「今、無茶しなくて、どうする」 by 秋名
「同感だ」by 恭介

珍しく意気投合。
これでどんだけ状況が切羽詰ったものかって言うのが分りますよね。

前半は秋名と恭介がトカゲ退治している間に、アオが円神の場所を特定すると言う流れ。

恭介が「お嬢様大事」なのは昔、イジメられてた自分と妹を救ってくれたから・・・と。

こういう所が「?」なんですよね。
そもそも相容れないと分ってながら何で鬼が人型とってまで、人里に住もうとする?。
で、妖怪がイジメられサイドって言う描写がこれまでにも出てきたけど、人間より圧倒的に強い力持ってるんですよ、少なくとも“弱い者”イジメじゃない。
その気になれば、仲間募って、人間をやっつけられるでしょうに・・・。

でも恭介はカッコ良いから好きだし、恭介 vs 篠塚は見てても面白かったから、まぁ良いや。

この２人、何で町の構造物を使って戦う?。
町の復旧にどんだけお金がかかるのか?、と。
最初から体術のみで戦えば良いのにと思ったりする。

アオやことはも頑張りました。
こう言う、余計な事はグチャグチャ考えずに、ただ自分の守りたいものの為に頑張って戦うというシンプルさは、見てて気持ちが良い。


後半は、町の人たちが、町を守るために協力。
それを見て、頑なに「自分がやらなきゃ」と思っていたヒメが、「頼っても良い」と言うことに気付く、と。

唐突に協力的になる町の人たち。
ちょっとでも前にそれなりの描写を入れとくと、大分違うものなんですけどね。

今、妖怪たちは力の抑制が効かない状態だから、どうかすると四重奏よりよっぽど役に立つとか思ってましたよ。
何と言っても非常事態だし。

何だかんだで区長も力を貸してくれるようです。
神様なんて、所詮気まぐれな存在でいらっしゃいますので。
「罰金」で住むなら、町が肩代わりしたって良いくらいです。

後半は感動するところなんだろうなぁ・・・。
でもゴメンなさい、私は全然でした。

無茶な設定の上に、流れも強引。
これでギンが救えたら、むしろご都合主義とすら思えてしまって。

イエ、すいません、見た目はギンで中は円神が好きなもので、つい・・・。

桜の花が咲いて、舞い散るシーンは綺麗でした。
でも町にとっては凶事なのに、美しいと思える描写はどうなのかな?。
もっと禍々しい美しさでも良かったのでは?。

それともこれはラストに繋がりのある美しさなのでしょうか。


次回は大詰めも、大詰め。
ヒメと秋名には頑張って欲しいです。