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カテゴリ:お天気と季節
今年も暑い夏だった。
まだ暑い? まあ一応、季節は秋なので、そう言わせてくれ。 ところで、まぼろしの最高気温というのがある。 46.3度だ。 それって本当に気温? その場所は東京、時は1923年9月2日の午前2時。 それを記録したのは、前日午前11時58分に起きた関東大震災のなかで、必死で徹夜のデータを取った気象庁の職員。 その時、東京は、地震によって起きた火の海で、この気温が記録されている。 しかし、これは自然の気温とはいえないために、まぼろしの最高気温なのである。 私が注目しているのは、職員が、10万人が犠牲になった火の海の中で、持ち場を離れず働き続けることを社会任務として捉え、気象データとして記録したことである。 現在の気象データも、こういう命がけの努力の積み重ねの中から導き出されていることをしっかり認識しておかないといけない。 コンピューターに頼って、結果的に振り回されるようになったら、人間はおしまいよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月20日 09時37分13秒
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