うちの近所の某女子校が、再来年から共学化。難関大進学を目指す学校になるそうだ。
すでにもう一つの女子校も共学化になるので、その流れは加速。
あくまでも個人的な読みだが、共学化して学校偏差値アップ という手法は、すでに先行者利益の期間は過ぎている。
今更レッドオーシャンに突入する価値があるのかどうか?
来春から新規移転開校する某校のように、なにか目新しそうな教育方針でも示せればまた別だと思うが。
まあ評論は置いといて、これでまた平均かそれ以下の生徒の受け皿が減ります。
ここ数年特に実感するのが、本当にこの層に対する受け皿が少なくなったことです。
都立本命で私立を併願推薦が、公立中学生の王道パターンなのだが、オール3程度で併願取れるところが数えるくらいしかありません。
(機械科などの専門学科なら、まだ多少選択肢が増えますが)
結局、基準を下げて単願にするか、取れそうな所に回るか?しかなく、その間隙を縫って、N高などの通信制が躍進しています。
受け入れる学校側としては、進学校化に傾斜して、実績を残せれば生き残れると思うのでしょうが・・・
結局その狭間で、平均くらいの生徒たちの行き場が細くなっています。
いっそのこと、こちらにも書いたように、比較的人気薄の専門学科でも良いのではないか?と思えるわけです。
オール3とは言いますが、数的には一番多いわけで、普通に勉強して、まあまあの成績の生徒に進路を提示できないのは、何か違うと思うのです。
だからこその都立ですが、なにせ都立は1回しかチャンスはありません(推薦除く)。
当然受験指導として、どこか押さえを考えるわけです。
その受け皿を自ら放棄して、
進学進学!・・・からの自称進学校
に傾倒しすぎるのは、一体誰のために教育をしているのか?とすら思います。
もちろんきれい事では維持はできません。
しかし、そういう時代だからこそ、建学の精神に立ち戻ることは必要なのではないか
もちろんある程度のダウンサイジングは避けられませんが、みすみすレッドオーシャンで疲弊するよりは良いのではないかと。時代の流れがシュリンクの方向に向かってますので。
とにかく
中堅層に対する、教育の指針
これを明確に示せる学校って、案外生き残っていけると思うんですけどね。
偉そうに論評してみました。
まあ、私の場合、上に政策あれば下に対策ありですけどね。
平成30年11月17日(土)
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