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2020年03月19日
XML
Parasite (film) director and cast in 2019​​​​​​​​​​
●あの「アナ雪2」のパフォーマンスで
各国のエルサ役がリレーで唄ったのにはある意図がある。
From left to right: Bong Joon-ho, Choi Woo-shik, Cho Yeo-jeong, Lee Jung-eun,
Park So-dam, Lee Sun-kyun and Song Kang-ho. (画像参照:wikimedia)

​- 映画コラム ‐『あの「アナ雪2」パフォーマンスの意味とは?』
​​​​​​韓国映画アナ雪2
隠されたメッセージ
第92回アカデミー賞



- 目次 -

INTRO

【総評】
白過ぎるアカデミー賞再び
政治的立ち位置のアカデミー賞
白人エリート支配層を優遇して来た黒歴史
映画界を席巻する配信サービス系の台頭

【解説】
「白過ぎるアカデミー賞」再びの理由
「アナ雪2」のパフォーマンスの意味するもの
韓国映画の受賞の理由

​【受賞一覧】​
各受賞作品、受賞者



Twitter

▲目次へ▲
□INTRO□

さて
授賞式から一ヶ月以上も過ぎ、日本アカデミー賞もとっくに終わって、
若干春めいてきた陽気よりも気になるのは

未だ収拾の目処の立っていない伝染病の方なのですが・・・

こんなご時世に今更米国アカデミー授賞式の記事を更新するのは
正に「ウチ流」という訳ですがw


韓国映画の大躍進という衝撃的結末で幕を下ろした
今年のアカデミー賞の熱も冷めやらぬ時期から

一ヶ月という時間を置いて冷えた頭で
改めて今回の授賞式を振り返ってみますと

未だどのサイトも書いていない様々な事が浮かび上がってきました。

そこで今回、ウチが解説するのは

『なぜ再び白過ぎるアカデミーになったのか?』
『アナ雪2パフォーマンスに隠されたメッセージとは?』
『韓国映画がオスカーを獲った理由とは?』
の3点です。

特に、アナ雪2の主題歌「イン・トゥ・ジ・アンノウン ~心のままに」の
世界の歌姫達の饗宴での唄の順番にまつわる意味や
あのパフォーマンスが一体何を意味していたのか などに付いて
どのサイトも書いていない様な事を解説しておりますので、

お楽しみに~☆

という訳でw
アカデミー賞に付いては既に、
星の数ほどの解説サイトが立ち並び切ってはいますが

たとえウチが場末の隠れ家的不人気サイトとは言え
既にどのサイトでも書いている様な内容を 今更、

上げる訳はありませんw


どのサイトでも良く書かれているお話 以外の

どのサイトも全く書いていない受賞にまつわる事情や

松たか子は これまで歌番組にも出ず、
オリジナルキャストを本場から呼ぶという条件まで付けた
NHK紅白のオファーまで断って

「自分は女優で歌手ではない」というポリシーを貫き通しながらも、
アカデミー賞なら スッと出るという

結局は只の嫌なオン・・・日本映画界史上初の重責を背負って立った
アナ雪2のステージに隠された・・・別に隠れてはいませんがw

実に興味深い意味などを解説しながら


マトモなサイトなら、軽々しく想像で書けない様な事を
マトモなサイトでは無いウチだから、
平気でお得意の想像力と時には妄想を交えてディープに追求し

必要なら何冊も本を読み関連した膨大な記事を読み
研究し、分析し、想像し、妄想しながら・・・w

結果、時期を逸してしまおうとも・・・W

世界一と呼ばれる今年の映画の祭典を
今一度振り返ってみたいと思います☆



【総評】

▲目次へ▲
□白過ぎるアカデミー賞再び□



という訳で

映画界最大のイベント アカデミー授賞式が今年も 2月10日(月)に
現地時間2月9日 午後5時00分より
ロサンゼルスにあるドルビーシアターで開催されました


今年のアカデミー賞は
昨年同様総合司会なしで進行した授賞式となりましたが

昨年の 黒人、白人、エジプト系俳優が受賞した
人種の多様性が反映された受賞式とは打って変わって

演技賞ノミネートの殆どが白人俳優で占められた事で
「白過ぎるアカデミー」と揶揄された2016年第88回授賞式を
​再び繰り返す様な選考となり

アカデミー協会に批判が集める中で
大荒れとなる賞レースが期待されました

その誰もが予想しない、その予想を遥かに超える

韓国映画『パラサイト 半地下の家族』
韓国映画として初の受賞となったばかりで無く
オスカー史上初の外国語映画として作品賞に輝き

加えて作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞 最多の4部門を受賞し
韓国映画が本年度のアカデミー賞最高峰に立った事で

大きな話題となりました。


又 今年はメイクアップ&ヘアスタイリング賞
『スキャンダル』カズ・ヒロ

2017年の『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』に続いて
2度めの受賞となりました

更には、日本の女優 松たか子 が 映画『アナと雪の女王2』の主題歌
「イントゥ・ジ・アンノウン」を エルサ役のイディナ・メンゼに加えて

世界各国でのエルサの担当声優達と共に熱唱した事が
日本でも大きく取り上げられ話題になるなど

今年のアカデミー賞はアジアが歴史に残る快挙を果たした
記念すべきオスカーとなりました。


一方で、
演技賞の全てが下馬評通りの白人系俳優で占められた事で
意外性の欠片もない受賞式と揶揄され

昨年、メイン司会者辞退のアクシデントがありながらも
メイン司会不在が功を奏してスムーズな進行の式典となり
例年下降傾向にあり、昨年は史上最低となった視聴率から
1.2割増しへと回復させ、

史上2位の最低記録ながら、再び視聴者を獲得できた事にならう形で
今年もメイン司会者なしでスムーズな進行の授賞式になりながらも

昨年司会者不在の式典に話題が集まり
興味本位を含めての話題に乗った視聴者が集中した状況とは異なり

作品賞の大サプライズはともかくとして、
見所となるべき演技賞が、前哨戦となったゴールデングローブ賞で

既に納得の結果が出ていた事もあってか

もはやオスカーもそれを倣うしか無い様な状況で、
まして視聴者がオスカーの行方を固唾を呑んで見守る様な

刺激も意外性も話題性も提供出来なかった事と


司会者不在が裏目に出て、
節目となる場面での締まりのなさが際立つ内容となった事が加わり

昨年の視聴率を更に20%も下回る史上最低を更新するという、
失敗と言っても過言ではない内容となり

授賞式ではオスカー史上初の外国語映画受賞という
新たな風と新たな時代の幕開けを感じさせた
驚きと感動の余韻を残しながらも

同時に新たな大きな課題を残す授賞式となりました。



▲目次へ▲
□政治的立ち位置のアカデミー賞□

今回がこれ程の歴史的受賞結果となったのは
これはいつも書いている事なのですが、

アカデミー賞の前哨戦と言われるゴールデングローブ賞
映画人にとっての評価を問われる賞レースなのに対して

アカデミー賞の性質

映画の内容が優れている、素晴らしい作品であるといった
映画の評価そのものよりも

「どの映画に賞を与えるのが世の中にふさわしいか」という
比較的保守的な価値基準で選考され、

多分に政治的な立ち位置で選考されている所に
大きな特徴がある賞という点に

ひとつの理由がある様に思われます。


これはもちろん、素晴らしい映画である事が
賞を与える最大の基準である事は、当然としても

アカデミー賞の場合は、
その映画が構造的にも独創的にも優れている事以外に

映画を鑑賞する人によって性別によって年代によって人種によって
好みも、考えも、嗜好も、異なるといった

通常なら選定基準を定める上の齟齬になる不確定要素にも訴える様な、
ある意味観念的性質を伴う価値観も、選考する基準に加える事で

様々な層や様々な人種に支持される様々な作品が
様々な部門で選出される機会が増える様に

必然的に政治的立ち位置で選考した
世の中に広く支持される作品を選出する賞であろうとする
そのような姿勢がある事から

時には今回の様に、
予想しなかった作品が受賞する事もあるのだと思います。


具体的にどの様な選考をしているのかは、
後ほど触れるとして、


今話にあった「政治的な立ち位置」とは、
有権者や現政権に対して迎合する形を取る立場、という事では無く

米国エンタテインメントを長らく牽引し
映画産業における芸術と科学の発展を図り
米国文化を代表する映画業界のトップに立つ「映画芸術科学アカデミー」

俗称「アカデミー協会」の言動の一つ一つが
世の中に大きな影響を及ぼす立場の事を指します。


故に、
賞の選考そのものが世の中に対して
大きな影響を与える立場としての自負から

現政権が保守的な政策を打ち出して
軍事力を固める方向に世の中が傾いている様な時は
その抑止力として政界や世の中の欺瞞を暴く様な作品がオスカーを取ったり

その逆に、リベラル派が台頭している様な
アメリカの正義が問われ世の中が左側に傾いている様な時は

老兵が立ち上がるイメージで、高齢の大物監督が制作した気骨を感じる作品や
古き良き米国を思い起こすミュージカル作品や
偉大な米国を思い起こして奮い立たせる様な冒険活劇が受賞したり と


文化的見地から米国をリードする立場として、
米国の「良心」的存在となり

世の中の動きに対して価値ある作品を選考して

映画産業における芸術と科学の発展を推進し
世界の映画際の頂点に立ってきたのが

アカデミー協会というわけです。


それが21世紀に入りネット社会となり、
情報が瞬時に拡散する世の中になってからは

良い噂も悪い噂も瞬く間に世の中に拡散する様になると

アカデミー協会の前世紀的旧態依然としたあり方に対して
世間の疑問視する声が上がり始めた事に加えて

「民族のるつぼ」と言われる、
世界一の多民族国家となった米国内で起きている人権問題に起因した、

協会がこれまで、暗に白人エリート支配層を優遇し、
非白人系やLGBTの様なマイノリティーへ向ける保守的差別意識により

その様な作品をあからさまなまでに冷遇してきた事への
批判の声が大きくなって来たことで

旧来より保守的な立場を変えなかった協会の立ち位置は揺らぎ

加えて、ネット世代を中心とした視聴者層の
アカデミー賞そのものへの関心が弱くなってきた事で

近年、アカデミー授賞式中継が史上最低視聴率を更新し続けて
アカデミー賞そのものの真価が問われるまでに至り


その様な中で生まれた協会の危機感がそのまま
韓国映画の大躍進に繋がったのではないか という、

一般のSNSでも、様々な映画サイトでも
その様な裏事情を連ねるスレッドや記事が立ち上がった事でも

ある意味大きな話題となったオスカーと言えます。


又、

各映画制作スタジオが
アカデミー賞獲得を目指して評判の高い映画を多く公開する
「オスカーシーズン」と呼ばれる 秋頃の時期に

鑑賞したアカデミー会員の記憶に新しく残り
ノミネートの確率を上げる様な作品をこぞって公開し

アカデミー会員がひとりでも多く鑑賞する様に

プロパガンダとも取れる様な
大金をかけた様々なキャンペーン展開によって
オスカー選考が左右されてきたという

スタジオの財力が物を言う賞レースなのがオスカーという所にも
今回「白過ぎるオスカー」という

物議を醸す選考となった大きな要因があったと言えます。


只、今回のオスカーでのこの様な理由が見えたとしても
それはあくまで表面的な事で

実際には様々な理由が色々な思惑で交差して

本当の理由はひと目では分からない位、何層にも重なって存在し
この後【解説】編でお話する 日本人には見えない複雑な事情が隠された

これまでの政治的な立ち位置が大きく揺らぐ中での
歴史的結果になった様な印象があります。



▲目次へ▲
□白人エリート支配層を優遇して来た黒歴史□

過去、アカデミー協会は
非白人系作品や、LGBTを取り上げた作品が候補に上がる度
オスカーに相応しくないという理由で除外してきたという

世の中の変化を嫌う保守的な白人会員が大多数を占める組織である事を
反映した様な選考をしてきた歴史がありました。


実は、アカデミー会員の内訳は門外不出という規約がある為

これまで「白人エリート支配層が会員の大多数を占める」という話が出ても
それはあくまで、アカデミー協会のイメージから捉えた
想像上の話であり

どちらかと言うと一般層の間でまことしやかに語られてきた
「まさかそんな訳は無いだろうw」という類の根拠のない話として

ある意味「都市伝説」に近い「噂」の域を過ぎない戯言の様に
語られてきた所がありました。


しかし、2012年にロサンゼルス・タイムズ紙が
独自にアカデミー会員の内訳を調査した記事を公開し

実にアカデミー会員の94%が白人系会員で
黒人は約2%、ラテン系が2%以下だった事が判明して

更には77%が男性会員という隔たった男女比も発覚し

これまで根拠のない話として片付けられてきた
会員の殆どが白人男性による偏った構成の組織だという噂は
実は本当だった事が分かり

その事実に全米が衝撃を受け大問題となりました。


更には2016年にノミネーションの殆どが白人系で構成された事に
スティーブン・スピルバーグ監督が言及し

アカデミー白人偏重問題として批判が殺到して炎上するなど、

アカデミー会員構成の偏りがそのまま投影された様な
会員の大多数を占める富裕層白人エリート男性が好む

強い米国や、古き良き米国を思い起こす様な作品 以外の

新たな風を呼ぶ問題作や、
人としての新たな生き方を問う人間ドラマや
大スターが共演するお金を掛けた娯楽大作作品に、
未だ子供向けという偏見の目で見られ続ける アメコミ作品、
米国の欺瞞を暴く衝撃作・・・

などが 除外され

これまでこれらの作品が正当な評価を受けて来なかった理由が
これではっきりと分かったとして、大問題へと発展しました。


その影響から、アカデミー授賞式の視聴率も低下し
今年は昨年に続いて史上最低の視聴率を更新した事が
日本でもニュースになり

アカデミー協会の存在そのものが疑問視されるまでに至るなど
この一件以来、協会の権威は失墜の一途を辿るものがありました


一方、
2012年にロサンゼルス・タイムズ紙にすっぱ抜かれてから
アカデミー協会は

黒人系、ラテン系、エジプト系の有色人種の他
多くの女性会員を受け入れて

白人系、非白人系と男女との比率の整合性を取るという理由で
会員を増強するのですが、結果

これまで5千人強だった会員数が
一気に3倍以上の、1万5千人へと膨れ上がる
大所帯と化しました。


これによって人種による選考の隔たりの問題は解消するのですが
今度は作品の選考が人種や男女によって大きく割れるという
新たな問題が浮上します。

これは、
アカデミー作品賞が純粋に多数決で決まる選考をしている訳では無くて
この後解説する、複雑なシステムを採用している為に

全く決まらなくなった という事らしく

これが 近年映画ファンや評論家の間で、
作品賞の予想が困難になり
何が受賞するのか検討も付かなくなったと言われている事の

要因にもなっている様です。


所で、
アカデミー賞の選考と投票の仕組み として知られているのは

誰がえらぶのか、に付いては

映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)
の会員が

俳優、監督、プロデューサー、衣装デザイナーなど
17部門それぞれの担当として分けられて

それぞれの部門の中で投票をして選びます。


日本人会員は俳優の仲代達矢、渡辺謙、監督の是枝裕和、北野武
などが知られていますが

アカデミー会員になるには、
希望する部門に所属するアカデミー会員二人の推薦が必要となり、
理事会で検討後に承認されます。

アカデミー賞受賞者、候補者は無条件で会員になれます。

又、
アカデミー会員はこれまで終身制でしたが、
2016年の問題以降は10年の期限付きに変更となりました。

只、
更新は可能らしく、
10年ごとの更新を3回続けたら終身投票権が与えられるという事なので

事実上、終身制と変わらないという訳ですw


先程解説した様に、アカデミー協会の会員の内訳は門外不出ですが
会員個人が自分が会員である事を公表する分には問題ないそうです。

後、アカデミー協会には「名誉会員」と呼ばれる人が居ますが
コチラは映画界で活動していなくて投票券の無い、
名前だけの会員の事を言います。


候補の選考方法 は

部門別に構成されたアカデミー会員によって、
部門別にそれぞれ候補者を選び

作品賞は全会員の投票で選ばれます。

又、外国語映画賞、長編アニメーション賞などは
特別委員会が編成されて選考を行います。


受賞者、受賞作品の選考に付いては 基本、多数決で選ばれますが
作品賞だけは単に多数決で選ばれる様な単純な選考になっていない様で、

会員に最高の作品から最低の作品までランキング付けをさせて
そのランキングから50%以上の支持を得た作品が受賞するという

特殊な投票システムを採用しており

それでも決まらない時は
プライスウォーターハウスクーパースという米国の会計事務所に委託して
そこの独自のシステムで評価の高かった作品から選出するという

特殊な投票システムによって選ばれるようになった事 
などが一般的に知られています。



近年は、
SNSなどのネットの影響で大きな社会問題へと発展する事を考慮してなのか

白人に偏った選考となった翌年は
その反動の様に 非白人系作品や俳優が受賞する様な傾向が
見られる様になってきました。

通常なら協会のこの様な動きは、
協会が時代の流れに呼応して性質を変化させようとする現れと
受け取る所ですが

韓国映画の大躍進で覆われている事ではありますが
今回の様に演技賞があからさまなまでに
白人主体の選考になった事を考えますと

・・・純粋に投票で決まる男優賞、女優賞が
非白人系会員が増えたのになぜ白人主体の選考になったのか?
の理由は後ほど【解説】編の「白過ぎるアカデミー賞」再びの理由 の所で
解説するとして・・・


「人種問題、性差別問題に対して、協会の忖度が過ぎて
本命だった『1917 命をかけた伝令』が犠牲になった」

などの巷で言われている理由は、あくまで表面的なもので、
本当の理由は、その下に隠れた

協会の長年の歴史から考えられない様な、
想定の範囲を越えた「要因」が出てきた事に対しての

対応に戸惑い浮足立つ協会内の「混沌」の現れが
この様な「異常事態」の選考へと繋がった様な印象があります



その「要因」とは、近年勢力を広げて映画界を席巻してきた
動画配信サービス系「Netflix (ネットフリックス)」

台頭だと思われます。


▲目次へ▲
□映画界を席巻する配信サービス系の台頭□

昨年、映画スタジオ以外の勢力として
「Netflix」を始めとする配信サービス制作作品の台頭が目立ち

各映画祭や賞レースで大躍進の年となりながらも
配信サービス系を「映画」として認めて良いものか という議論が

白人層、非白人層関係なく、
民族、性別、マイノリティー、保守派、革新派 の壁を越えて、

アカデミー協会は勿論、映画界全体で・・・
しいては、映画界全体の存続に関わる問題として

激しく交わされたと 思います。


今や人種のるつぼと化した米国の問題を投影するかの
今や人種のるつぼと化し、何も決められないアカデミー協会の

浮足立つ選考で終わった事に対しては

恐らく不本意ながらも、
旧態依然とした保守的体質が再浮上した・・・かの様に世間に受け取られ
「白過ぎるアカデミー」として改めて再炎上した事で

良くも悪くも アカデミー授賞式は話題になりました。


そして、アカデミー協会の悩みのタネとなったNetflix作品ですが

最多の24作品がノミネートされた今年は
Netflix作品の大躍進が予想され

その中でもNetflix最大の話題作となった
マーティン・スコセッシ監督作『アイリッシュマン』のオスカーが
有力視される中で

それらの作品は見事にスルーされ、韓国映画が作品賞を獲りました。


これは、アカデミー協会が『アイリッシュマン』に賞を与えて
配信サービス系を100%歓迎する愚直な態度を取る事を選ぼうとも、

逆に、無視する事で
配信サービス系に対して畏怖の念を抱く醜態を晒す態度を取る事を選ぼうとも、

どちらに傾いても結果、この先待っているのは、
ハリウッド映画界の崩壊を自ら招く様な愚行に繋がるとして


その様な結果をアカデミー協会が進んで招いてはならない と 考えたのか


ここ数年で出てきた様な
何の歴史も無い配信サービス作品ふぜい・・・ を認める位なら

第3の選択として、
ハリウッドとは異なるアジアの一勢力となる
国策としてエンタテインメントに力を注いできた
韓国にスポットを当てて

豊富な財力と機動力を駆使した世界規模の作品を次々と輩出し
世界のトップを目指す
「韓国CJエンターテインメント」スタジオ作品として公開され
世界の映画界の勢力図を書き換える程の大躍進を遂げた

同じ「映画界」でもある韓国映画界を認める形で
『パラサイト』を作品賞に選び

ハリウッドの崩壊を招きかねない配信サービス系作品を認める事を
巨大なサプライズで覆い隠して

先送りにする事に成功した結果・・・なのではと
推測する事が出来ます。


要するに・・・

米国エンタテインメントを長らく牽引し
映画産業における芸術と科学の発展を図り
米国文化を代表する映画業界のトップに立つ
「映画芸術科学アカデミー」別名

アカデミー協会は

21世紀ならではの問題に対して
何も決められず先送りをした事で、

たとえ人種問題、性差別、マイノリティー問題に真摯に向き合い
協会の改革を推進し

新たに、様々な立場からの人材を募り、
協会の中身を変えたとしても

結局は、
新しいものを好まない、保守的な体質は、

変わる事は無かった事を
改めて認識させられるものがありました。



つまり、今回の韓国映画の作品賞受賞の背景の大きな一つとして・・・

他のもう一つの方は【解説】編の、 韓国映画の受賞の理由 の所で
改めて解説しますが

・・・あるのは

良く言われる、
アカデミー協会が世間の評判を気にするあまりに、忖度が過ぎた現れでも
無く

まして、アカデミー協会の体質の変化した現れでも
無く

将来映画界の崩壊を招く要因となるカードをどうすべきか考えあぐねて
今回、禁じ手のババに手を出したという

迷走している 現れということなのかもしれません。



【解説】
▲目次へ▲
■「白過ぎるアカデミー」再びの理由■
AMPAS
ビバリーヒルズのアカデミー本部ビル (画像参照: wikimedia)

さて次は、
今回4年前同様に「白過ぎるアカデミー」になぜなったのかに付いて
お話します。

なぜ今回そうなったのかに付いては、

まず今年が「白過ぎるアカデミー」と言われた2016年の時同様に
米国大統領選挙の年で有ることが
関係していた様に思われます。

2016年の場合は、年末の大統領選挙を控える中で
民主党のヒラリー・クリントンと
共和党のドナルド・トランプの一騎打ちとなり

「嫌われ者同士の大統領選」と揶揄された
支持者を巡って米国が分断された大統領選となった事で
大きな社会問題となり

又、誰もが予想しなかったトランプ政権の誕生に全米のみならず
世界中が驚いた年でもありました


ちなみに、
なぜ米国がトランプ氏を選んだのかに付いては


メキシコに壁を作る発言が物語るように
低賃金で労働に就く移民米国人達によって働く場が奪われて行く事に対して
白人労働者たちの危機意識が高まった為 とか

「ポリティカル・コレクトネス(差別的な表現をなくそう)」
という風潮の世の中で、

逆風となる立場に立たされて、
世の「#MeToo」風潮に渋々迎合し
事あるごとに矢面に立たされて来た白人インテリ層達が

いいかげん辟易していた所に

白人インテリ富裕層の「ありのまま」をさらけ出して
過激な発言をメディアを通して繰り返す、
いわゆる「ヘイトスピート」を行うトランプ氏が痛快に映り

熱狂的に支持する様になった為 などが理由と言われています


その他にも、
米国の政治は敵対する党同士が政策で対立しても
ベテラン同士が妥協点を探りながら協力して政治を進めるという
伝統があったのですが

オバマ政権の時にこのやり方が崩れて

協調路線を取ってきた民主、共和の両ベテラン議員達に成り代わって
「ティーパーティー運動」と呼ばれる保守派・・・
有り体に言えば「野党」達の台頭で

オバマ政権の議事がことごとく妨害され

「決められない政治」と呼ばれる状態が続いてしまった事が
国民の苛立ちを招いていた時に

無党派から共和党の候補にまでのし上がり
突如スポットを浴びる様に登場したトランプ氏への期待へと変わっていった所に

大きな理由があったと言われています。


何だかアカデミー協会の内幕に似てなくも無いですが・・・w


そんな4年前の大統領選挙の時に白人インテリ富裕層を中心に蔓延した
「白人が主導する強い米国を再び」という風潮が国内に台頭し

それに反発する一般層との対立によって
全米が真っ二つに分断されてしまったという

そんな危機的状況の時期に

男性インテリ白人層の時流に乗った、
白人会員達の票が優勢になった様な選考が
その年のアカデミー賞ノミネートとして発表されて

一般層を過剰に刺激して大問題に発展していったというのが

4年前に起こった「白過ぎるアカデミー」の
事の経緯となります。

授賞式当日は、ピリピリとした会場の一触即発な空気の中で
監督賞は
メキシコ系米国人のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が選ばれ

カトリック司祭性的虐待隠蔽事件を扱った
真実を追求する報道マンを描くリベラル派映画の
『スポットライト 世紀のスクープ』が作品賞に輝き

トランプ陣営となる共和党を
暗に支持しない態度の表明で幕を下ろしました

(※共和党は多数のキリスト教主義勢力で成り立っていて
特に2017年のエルサレム聖地問題は、米国内の右派とユダヤ系米国人の
支持を得る為に起きたと言われています。)


伝統が崩れ国は分断され米国という国が大きく変わってしまった当時

アカデミー協会は2012年以来、
隔たった会員構成が解消されつつある中ではあっても
アカデミー協会は批判の矢面に立たされましたが

作品賞では
世の中が右に傾いた時に、左寄りの道筋を唱えるという

「今、どの作品をオスカーにするのが相応しいか」という
いつも通りの政治的な立場を取った

というのが4年前のオスカーでした


今年のオスカーは4年前同様に、年末に大統領選挙が控えて
相変わらず国の伝統は崩れ、国は分断され、国が大きく変わってしまったまま
というのは変わらないままではあっても、

今やそれらの解決しない問題を抱え続けてきた事に国中が疲弊して
以前の様な過剰な炎上行為は鳴りを潜め
国内の状況は変化しつつありましたが

まるで寝た子を起こすかの様に
4年前同様の白人寄りの挑発的なノミネートで

「白過ぎるアカデミー」問題を再燃させ
再びアカデミー賞が矢面に立った というのが今回の経緯でした。


考えてみれば、先程解説した様に、
今や会員数が3倍に膨れ上がり
様々な民族、人種、そして女性会員が新たに加わり

米国国内同様の「人種の坩堝」と化した現在の協会が

白人男性インテリ層が喜びそうな
白人寄りのノミネートに傾くとは考え難く

何か腑に落ちないものがありました。


となると、こうなった原因は「白人系男性会員」よりも
新たに入ってきた「非白人系会員」「女性会員」にあると捉えるのが
道理であり、

むしろ、今年がトランプ政権が継続されるか否かという中での
米国国民にとって重要な大統領選挙の年となった事で

現政権を支持しない立場を取る非白人系層会員達が

トランプ政権を支持するかの白人寄りなノミネートにならない様に
意地でも白人層に票を入れなかった事が

結果的に、複数の非白人系の人物、作品へと、票を分散させて

逆に白人層の安定票を強固なものにした と考えれば
納得できるものがあります。

これは、
白人系会員の台頭を認めない為に加入した非白人系会員が
白人系会員票に打ち勝とうとした行為が、逆に仇となるという

白人系会員にとっても、
まるで自分達が台頭した様な 炎上間違い無しの結果となって

どうしてこうなった?と仰天したのはむしろ白人系会員だった・・・
という事なのか、


それとも逆に・・・白人系インテリ会員達は、
こうなる事は全部織り込み済みの予測済みで全ての事を起こし、

そもそも非白人会員や女性会員を受け入れたのも、

白人会員達が白人インテリ男性寄りの選考をすればする程
非白人会員、女性会員達は頭に血が上り
団結する事を忘れ個々に過剰に反応した挙げ句
票を割り自滅すると踏んで、

結果的に、
白人会員達に有利な選考となるのを確信しての事で、

それで、いわゆる「白過ぎるオスカー」と言われる選考になったとしても
白人系男性以外の会員と共に選考した総意である という事で

言い訳も立つ・・・という、裏があっての事なのか、w


そんなアカデミー協会の思惑が見て取れる様な
しいては年末の大統領選挙の顛末を予想できる様な
結末だったという事なのでしょうか。



・・・と、そんな思惑があったとして、w
それを踏まえて今年のオスカーを振り返ってみますと、


古き良き米国を思い起こすタランティーノ監督
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

マフィアの目から見た米国の歴史を描いた
スコセッシ監督『アイリッシュマン』は、

現政権支持的にも反社的にもまず無くw

下馬評で有利と言われたサム・メンデス監督『1917 命をかけた伝令』も、

中東が米国に気を使いながら報復攻撃をする様になった時代に、
100年前の時代の戦争から

何か学ぶ様なものがあるのか? という理由や

アメコミ作品『ジョーカー』は、アカデミー有力と言われながらも
正に「アメコミ」が原作である所がネックで

これらの最有力作品はオスカーを逃す事が
映画ファンの間でも予想されていました


特にアメコミ系作品に於いては
過去、アカデミーから冷遇されてきた歴史があり

2008年では『ダークナイト』が作品賞最有力と世間の期待が高まる中で
ノミネートを外した事で批判の的となり

その妥協案の様に、故人となった
ジョーカー役のヒース・レジャー助演男優賞を受賞しましたが

今後も超大作大ヒット作として次々と生み出される
「アメコミ」作品対策として、

アカデミー協会は、
大作・娯楽映画として大ヒットした作品に与える部門と称して
人気映画部門賞(Outstanding Achievement in Popular Film)を
新設する事を発表し

この新設そのものが
実質、アカデミー協会が アメコミ作品、大作娯楽作品に
作品賞を与えるつもりが無い意思表示とする程

アカデミー協会の保守的な姿勢には強固なものがありました。

しかし、この新設には
アメコミ、大作映画の支持層が授賞式に 興味を持つ事を見込み
これらの支持層が支持する作品をノミネートさせて

年々視聴率が落ち込んでいる
授賞式中継の視聴率稼ぎを目論んだものがあるとして

この様な協会のあからさまなまでの拒絶反応と打算に
世間は非難の声を上げ

加えて映画人の間からも
この賞の新設そのものがアカデミーの質を落とすという

非難や批判の声が殺到した事で、
今では新設そのものが頓挫した状態になっています


従って『ジョーカー』のホアキン・フェニックスに主演男優賞を与える事で
アメコミ作品支持者への忖度とするだろうという事で

『ジョーカー』のオスカーは無い というわけで、

あとで語るもう一つの理由と合わせて、
現在米国で社会問題になっている格差社会を描いた作品という理由で

「白過ぎるオスカー」は転じて
大穴と言われた『パラサイト』の受賞となったと
捉える事が出来ます。


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■「アナ雪2」のパフォーマンスの意味するもの■
​​​


さて、これはもう何度も書いている事ですが

アカデミー協会という所は「世界平和を願う感動のステージ~☆」
などという様な

フワッとした目的の観念的な理由でプログラムを作る様な
平和で安穏とした団体では無く

結局の所、白人インテリ層が中心となった
「食えない所がある」団体なので、w

この全世界キャストで披露した「感動のステージ」にも
隠された真の目的とメッセージがある筈。 という訳で

それらを読み解いてみたいと思いますw


さて、
今年のアカデミー賞は韓国映画の快挙で話題が持ち切りとなる中で、

「アナと雪の女王2」の主題歌『イントゥ・ジ・アンノウン』
世界キャストによるパフォーマンスで

日本の女優、松たか子の出演が、
日本人としてアカデミー授賞式の主題歌賞パフォーマンス初の快挙として
大きな話題となりました

このパフォーマンスは、
オリジナルキャストのイディナ・メンゼルがワンコーラスを唄った後
ツーコーラス目のトップで松たか子がワンフレーズを披露し

続けて各国のエルザ役女優がリレー形式で歌い綴るという趣向のもので

アカデミー賞式典の中でもハイライトの一つとして
圧巻のパフォーマンスに世界が魅了されました


このパフォーマンスでの松たか子の出演に付いての反響は様々で
『感動した』『凄い』という多くのコメントで占められた他では

期待した割にはわずか数秒の歌唱で肩透かしをくらった、という意見や
中には、ホワイトニングをしているキャストに比べて歯が残念すぎるという
的はずれなコメントもチラホラ見られる中でw

日本人としてのパフォーマンス出演がアカデミー史上初という
重圧の中でも堂々とした歌声を披露したとして
多くの賛辞のコメントで占められました


韓国映画の大躍進があった事を忘れさせる程に
松たか子の授賞式パフォーマンス出演は連日大きく取り上げられましたが

多分に政治的な立ち位置で選考されるのが
アカデミー賞であるという協会の性質を考えますと

アメリカキャストのイディナ・メンゼルの
日本の松たか子が居たという

文字通りの「立ち位置」が 大いに気になる所ではありました


というわけで、
この世界の歌姫饗宴パフォーマンスがなぜ
年末に大統領選挙を控えたこのタイミングで行われたのか・・・

仮にも、
連日しのぎを削る様な熾烈を極める視聴率争いが行われ、
失敗したらクビが飛ぶという米国のTV界で、
全世界が注目する様な番組が、

「世界平和を願って感動のステージ☆」などという
フワッとした目的で作ってバシッと画的で良かったから
ドーンとプログラムを組んだ上の
モニョモニョ偶然の大成功でした~W・・・ 

 と いう話であれば、ともかくとして

何か大きな意図があるとしたら何なのか?
分析してみますと・・・あくまでウチの偏狭な見識による解析ではありますがw

このパフォーマンスが正に世界のキャストによる歌の饗宴である所に
大きな理由があったと思われます。


これはパフォーマンス動画を再生して分かった事なのですが


この様にスター達が一堂に会して
それぞれワンフレーズづつリレー形式で一曲を唄う事で
真っ先に思い付いたのは

80年代ポップスを代表するナンバーで、
最近でも映画『ボヘミアン・ラプソディ』のハイライトとなった

世界的チャリティーコンサート「ライブエイド」のきっかけを作った
2大チャリティーユニットによる楽曲の

英国で「ブームタウン・ラッツ」のボブ・ゲルドフ
「ウルトラ・ボックス」のミッジ・ユーロが中心となり

スティング、フィル・コリンズ、ワム、U2他 英国のアーティストが一同に介した
歴史的チャリティー・プロジェクト

Band Aid『​ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス​』


米国でマイケル・ジャクソンとクインシー・ジョーンズが中心となり
ケニー・ロギンス、シンディ・ローパー、スティーヴィー・ワンダー
スティーブ・ペリー、ダイアナ・ロス、ディオンヌ・ワーウィック
ブルース・スプリングスティーン、ボブ・ディラン、 ポール・サイモン
レイ・チャールズ 等々

米国のスーパースターが一同に介した
超豪華チャリティー・プロジェクト

USAフォー・アフリカ『ウィ・アー・ザ・ワールド』の2曲です


今回のアカデミー賞でのパフォーマンスは
この2曲を模したのではないのかと 思った訳です


U.S.A. For Africa - We Are the World ​(1985)




知っての通りアカデミー協会は
多分に政治的な立ち位置で作品を選考している団体なので

このパフォーマンスが

音楽を通して全世界に貧困撲滅を訴えて
TV中継で全世界の視聴者に対して問題提議を行った
「ライブエイド」を彷彿とさせるもので

「何か」に対して「問題提議」を示す為に行われたものであれば、

今回のパフォーマンスには
ライブエイド同様に世界が民族の壁を越えて一つになるべきという

平和へのメッセージが込められていたという事が見えてきます。


只、
知っての通りアカデミー協会は非常に食えない所がありますのでw

このパフォーマンスに隠されたメッセージも、
何枚にも重なったレイヤー構造になっていて

これでもまだ、レイヤー構造の玉ねぎの最初の皮を
一枚剥がした位の二枚目の所で

まだまだ隠された意味があるのではないかと 思われます。

というわけで、それを知る意味でまずは、
歌姫達の気になる「立ち位置」を調べてみよう という事で、

各国の女優達とその立ち位置の関係を図にして表してみました
下の様な感じになります


​■唄の順番■​

​0.「オーロラ」イントロスキャット​
1.アメリカ:イディア・メンゼル【1コーラス】

​【2コーラス目】『画面右へ』​
2.日本:松たか子​​
3.ポーランド:カシア・タスカ​
4.タイ:ウィチャヤニー・ピアクリン​
5.スペイン:ギセラ・リャド・カノバス​

『画面左へ』
6.ドイツ:ウィルミジン・ヴェルカイク​
7.ノルウェー :リサ・ストッケ​

8.モスクワ:アンナ・ブトゥリーナ​【サビ】​​
9.メキシコ:カルメン・サラヒ・ガルシア・サンス​【サビ】​​
10.デンマーク: マリア・ルシア・ローゼンバーグ​【サビ】​​

​11.「オーロラ」スキャット​
​12.松たか子 (オーオー)​
13.アメリカ:イディア・メンゼル
14.全員で合唱


・・・え?なんですって?


「・・・コレを、ワザワザ、動画を見て、お前がひとりひとり誰か調べたのか?」

ですって?

例の伝染病の影響で外出自粛中に、その時間を使って
一人ひとり、何処の誰なのか調べ上げましたよ

ニュースサイトの動画には出演者の名前も国も振られて居なかったので
色々調べて、顔と名前を一致させるのに苦労しました

只、調べた後で分かった事ですが、
アカデミー賞本家Twitterの動画の方には
思いっきり名前も国も振られていたので

徒労でしたWWW



「プロフィールまで調べたのか・・・その執念がマジで怖い・・・」

ですって?


こういう事を調べるのが楽しいから
しょうがないでしょっつ!!!W



これを見ますと、
アメリカキャストのイディナ・メンゼルの
日本の松たか子が居たという立ち位置も

他のキャストがワンフレーズのみという割当に対して
松たか子ダケがサビ前に「♪おーおー」と入れる待遇や


その隣に居るはずの
「エルサの現実バージョン」との呼声の高い韓国の少女時代は
キャスティングせず

それが日本への忖度になっている(かもしれない) や・・・w


米国とは米墨戦争以来171年の因縁関係にあるメキシコの立ち位置は

昨年、
トランプ大統領のグリーンランド購入騒動で世界を仰天させた、
向かって一番左端の立ち位置のデンマークの斜め後という微妙な位置でw


更にメキシコとの因縁関係では、
日韓問題も太刀打ちできない様な、実に500年前の植民地支配に対して
メキシコに謝罪を要求されたという・・・スペインの立ち位置は

向かって一番右端という心遣いで(の様にも見える)・・・w


トランプ大統領が就任した後、オバマ政権とは手のひらを返す様に
米欧関係悪化の最右翼となったドイツの立ち位置は
なんと米国の斜め前w という

そして、アメリカと同じ大国のモスクワと
ここ数年トランプ政権によって虐げられた メキシコと デンマークに
サビを唄わせるという、


世界の歌姫達の立ち位置がそのまま
米国との立ち位置を思わせるパフォーマンス・・・

と捉えますと非常に興味深く鑑賞出来ます。


ちなみに、
曲の冒頭から「♪ウウ~ウウ~」とスキャットしているヒトがいましたが
このヒトは「エルザ」の声優さんではありません。

実はこの曲の正式名称は
『Into the unknown feat.AURORA 』で

このヒトは「feat.」に当たる オーロラ という
ノルウェー出身のマルチアーティストで、
この曲の共演者 だったヒトです。

この「feat.」はヒップホップ系で良く使われる「共演」の表示なのですが
「feat.」はデュエットと言うよりは「特別出演」という扱いで

昔、竹内まりやの楽曲『今夜はHearty Party』の中で
木村拓哉が声の出演をした事があったのですが

こういう時などに
『今夜はHearty Party feat.KIMUTAKU』という様にして使います。

・・・という感じの括りのヒトですw


さて、
私達はこのパフォーマンスから「世界の人々に向けて、唄で世界が一つになる」
という平和のメッセージを感じ取りながら

唄がリレー形式になっていて「ライブエイド」を彷彿とさせる所から
アカデミー協会の政治的性質を考慮し、

各出演者の立ち位置からは、
米国と世界の関係 の現れがあると、推察しました。 が、


実はこのパフォーマンスも
メッセージの下に更にメッセージがあるという多重構造になっていて、

例によってコレも 剥いた玉ねぎの2枚目位で
感動して泣くにはまだ早い という訳でw

この下にはまだ、見えないメッセージ が隠れているのでした。

なぜ見えないのかと言いますと、
それは我々が「外国人」だからであり

このパフォーマンスを見た「米国人」は、
もうひとつ、別の捉え方 をしたはずだからです。



つまり、このパフォーマンスを見た「米国人」
私達「外国人」の様に
世界の人々に向けて、唄で世界が一つになる」 とは捉えずに、

米国内に在住する「非白人系」「移民系」「他、全ての人種」 つまり

「米国で暮らす全世界の人達に向けて唄でアメリカが一つになる」
 という

「米国人に向けた唄」という形で捉えたと思います。


つまり今回のパフォーマンスには、
2016年の大統領選挙以来、白人系と非白人系の間で分断を続けながらも

世界の様々な民族が一堂に会して米国人として暮らしている
世界有数の多民族国家「アメリカ」国内に向けて発信した

米国国内に暮らし米国籍を持った全世界の人々に向けての
平和と共存を願うメッセージが隠された、

大統領選挙を控えた今こそアメリカが一つになる時である事を訴える
パフォーマンスだったと考えられます。


所で、今のが玉ねぎの3層目なので、まだ泣いてはいけませんw


更に言うと、現在「アメリカファースト」と称して
米国の経済と社会の建直しを最優先して行っている

国際問題への関与を可能な限り控えるという元々の方針に反して
世界に向けて憎しみを発信し続けて国際社会に混乱を招いている、

結果的に米国が一つになることの最大の弊害とされる

現トランプ政権に対しての批判と抗議を表明する意味が
隠されていたと思われます。

という、4層構造になった意味が「感動」というベールで隠された
パフォーマンスだったと思われます。

という、
ここまでの玉ねぎの皮の様な層を一枚一枚剥く様に理解してから
動画を再生し感動して泣いても遅くはありませんW


その事を念頭に置いて、もう一度アナ雪2での
各国の歌姫の立ち位置を見て頂きたいのですが

実は、パフォーマンス中の立ち位置と、
ラストで集まった時の立ち位置とでは、

変化している事が分かります。
というわけでそれを図にしたものがコレです。









「こんなものまで作るとは・・・お前は サイコパスか?」

ですって?


だから・・・只、好きなだけですっつ!!!


演者の立ち位置が曲内で変わる事はミュージカルでは良くある事ですが、
この場合、このラストの立ち位置が完成形だとしたら

米国に何かと酷い目に遭ってきたデンマークが一番遠くに離れて
メキシコから見えない様にスペインがポーランドの隣に行って

米国と強固な同盟関係にある日本とポーランドが米国の後ろに付き
オバマ政権の時には批判され、トランプ政権で関係修復に向かったタイは
米国の斜め後ろに
大国のロシアは前で見える位置に付くという

実に興味深い立ち位置という事が分かります。


ちなみに、ノルウェイのリサ・スケットが最後尾ながら
米国と軸線上になって良く見える位置にいるのは

アナ雪の原作の舞台がノルウェイだからという
元祖感からの配置だと思われます。


つまりこれは、
全世界向けには「世界の歌姫の饗宴」として見える様に、

そして勘の良い外国人には「ライブエイド」を彷彿させ
世界平和を訴える様に見える様に、

そして米国人には「分断した全米国人が一つになる」
の様に見える様に、

更にはもう一つ下にある「現政権の批判」として見える様に作られて、

米国内に住む全ての民族が、差別や偏見の垣根を乗り越えて
手と手を取り合って一つになろう という

米国の白人系、非白人系民族へ向けて
しいては、年末の大統領選挙を控えたアメリカ国内へ向けて

アカデミー協会の所信表明をパフォーマンスに変えて伝えたもの
ではないかと、捉える事が出来ます。



かつて「ライブエイド」では、音楽によって世界が一つとなり、
空前のチャリティー・ブームの火付け役となった楽曲

「BAND AID」の『ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス』
「USA for アフリカ」の『ウィ・アー・ザ・ワールド』に倣って

今や人種のサラダボールと称される世界有数の多民族国家であるアメリカが
映画を通して一つになるという、言ってみれば

「US AID」『ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・プレジデンタル・エレクション』
「USA for アメリカ」『ウィ・アー・ザ・アメリカン』とでも言うべき
意味が隠されたパフォーマンスだったと考えると

非常に納得できるものが あるのでした。


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■韓国映画の受賞の理由■

​​

さて、メインエベントですw

今回の授賞式は現政権であるトランプ政権の政策を支持するかの様な
白人で占められた演技賞ノミネートに対しての

非白人系から上がった「白いオスカー再び」という
批判炎上から始まったアカデミー賞でした

そしてその様なノミネートで物議を醸した年は
翻って非白人系作品がオスカーを受賞してきたというのが

アカデミー賞授賞式の特徴でした。


それは言ってみれば、
非白人系を養護する立場も取れば、時には反対の立場も取る
という事を意味し

その時その時の風潮や時流は諦観し、それでいて中立という訳では無く
まして非白人系の味方という訳ではない

独自の価値観で米国文化を牽引してきたのが
アカデミー協会の姿だと言えます。


従って、時に白人系作品、俳優中心のノミネートになると、
協会に向けて批判が殺到し

その年のオスカーが良い意味でも悪い意味でも話題になるのが
これまでの通例だった事を考えてみますと

本当に優秀な映画が白人系作品に集中した
という事であれば 別に問題は無い、 事だとしても

過敏に反応する世間の感情を考えれば、
再考するべきものがあると思う所ですが

それでもこれらのノミネートを行う意図には

今やネットが中心の世の中となり
TVでのリアルタイムの視聴に何の興味も持たない
ネット世代の増大を見据えて

SNS上での炎上目的に批判が殺到する様なノミネートを行い
授賞式への関心を高めて視聴率に繋げようとする

意図的な話題作りをしている可能性がある事になります。


そんな思惑を視聴者に見透かされたのかどうか分かりませんが

ネットで炎上する話題には事欠かなくても
どの作品が獲るのかワクワクする様な

肝心の内容に何の刺激も無くなってきたオスカーに対して
視聴者離れが起きて、年々視聴率が下がってきた事を考えますと

視聴率に繋げる思惑とは真逆の結果になっている事が分かります。


そこで、今回の韓国映画の作品賞受賞によって
大きな話題の提供となった事で、

将来の視聴率向上へと繋げていく試金石としたと 捉える所なのですが


色々調べて分析してみますと、やはりこれらの事は表面的な事であり、
事情はもっと込み入っている様な印象がありました。



さて、
作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』

韓国では「貧困の象徴」と呼ばれる地下に作られた居住空間
「半地下」を舞台に
豪邸に住む裕福な家庭を少しずつ侵食していく貧しい一家の予測不能な行動を
ブラックなタッチで描いた、これまでに無いタイプのエンタテインメント作品で

韓国特有の階級社会と超学歴社会が反映された
社会派エンタメ作品としても

是枝裕和監督作『万引き家族』同様にカンヌ映画祭でパルムドールに輝いた
貧困層の暮らしぶりをリアルに描いた作品としても

オスカーを獲る以前から世界的な評価を受けていた作品です。


米国でもこの様な格差社会を舞台に描いた作品は
その時代時代を反映した作品として
数多くの名作が誕生しています。

1940年にはノーベル文学賞作家ジョン・スタインベックの原作を
『駅馬車』の巨匠ジョン・フォード監督が映像化し
産業革命の波が米国の片田舎まで押し寄せる時代に生きる農家の苦境を描いた
​『怒りの葡萄』​

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1976年には 借金の取り立ての仕事で食いつなぐ、
イタリア系移民のしがないボクサーが
思わぬ事から舞い込んだチャンピオンとのタイトルマッチに挑む姿を
心情豊かに描いたサクセスストーリー
​『ロッキー』​

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1983年には
白人裕福層と移民系貧困層の若者たちの対立する姿を通して
いわれのない差別と格差社会の矛盾に憤り激昂する青春を
瑞々しいタッチで描いた
巨匠フランシス・コッポラ監督の新境地となった作品
『アウトサイダー』​


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同年には
昼は溶接工、夜はキャバレーで踊りながら
ブロードウェイの舞台を夢見るダンサー志望の若き女性が、
偏見と女性蔑視に屈せず、自分を信じて
チャンスを勝ち取るまでの姿を爽やかなタッチで描き
全米大ヒット曲を輩出した音楽映画としても成功した
『フラッシュダンス』など

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そして2000年以降も、

2002年には
2大自動車産業の破綻で没落した都市デトロイトを舞台に
富裕層の住む都市部と貧困層の住む郊外、
そして白人と黒人を隔てる「8マイルライン」を越える事を夢見て
音楽に掛ける若者たちを描いたサクセスストーリーで
主演と音楽を担当したエミネムの自伝的映画
​『8 Mile』​の様な音楽系作品や

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ディズニーが制作し2017年長編アニメーション作品賞を受賞した
メキシコの貧しくも音楽を愛する少年が
ギターの呪いで不思議な死者の世界を旅をしながら
本当に大切なものを見つけていく冒険ファンタジー
​『リメンバー・ミー』​

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この様なアニメーション作品から
社会派作品、エンタテイメント作品まで幅広く作られ

2019年には『アバター』のジェームズ・キャメロンが
日本のコミックを映像化し、
貧困層で占められた地上を逃れて富裕層が空中都市で暮らす未来、
廃棄処理場で拾われ命を吹き込まれたサイボーグの少女が
失われた記憶と過酷な宿命を背負いながらも
自分の運命に果敢に挑む姿を描いたSFダークファンタジーアクション
​『アリータ:バトル・エンジェル』​の様な

ダークファンタジー系娯楽作品で
世紀末的世界観の中で描かれる定番の題材として
取り上げられるなど、

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深刻な現代の問題「貧困」
社会派作品からエンタテイメント作品まで幅広く取り上げられ
それぞれのジャンルの様々な角度から
それぞれの時代の生きたアメリカの姿として描かれてきた歴史がありました


今回『パラサイト』が受賞した背景には

現在数多くの非白人系会員を抱えて、米国内同様に人種の坩堝と化している
アカデミー協会の内情を投影する様な

米国でも同様に社会問題となっている格差社会に訴える内容だった事が
米国内で多くの共感と支持を得た所に理由があった様に思われますが、


多民族国家であるが故に起こる格差が社会問題となっている
米国の事情に対して

韓国の国民が同じ民族であるにも関わらず
韓国が凄まじい程の学歴社会、階級社会である事に衝撃を受けて

米国人が韓国を再認識した所に
一つの大きな要因があった様に思われます。


実は近年韓国と米国は

日韓GSOMIAの破棄に始まり
駐留費分担金増額で韓国の対米感情が極度に悪化した事で
過去最悪と言われる米韓関係にまで至りましたが

そのニュースに大きな関心を持った日本とは異なり

それを知る米国人は1割程度に過ぎない という程
殆どの米国人が、米韓がその様な緊張関係にある事に関心は無く
知らないという実情がありました。

日本に於いても、
一般層が生活レベルで韓国を認識する様になったのが

2004年の「冬ソナ現象」以降の15年程の歴史しか無い事を思えば

ロケットと称する北朝鮮のミサイルが日本を越えて太平洋に着水するのみで
米国エリアに届かないでいる内は
北朝鮮にも、まして韓国にも無関心で興味がないというのが

米国人の反応だと思います。


一方で

2017年に起こった「ロサンゼルス暴動」で
暴動に巻き込まれた在米韓国人が自衛で放った銃弾によって
黒人少女が命を落とした事件以降

同じ米国人の中でも、非白人系に当たる黒人層に於いては

在米アジア人の中でも、在米韓国人に対して抱く印象は
全く異なるものになっている様で、

翻って、在米韓国人達も、黒人達の暴徒に多大な被害を受けて
黒人対韓国人の対立が色濃くなった事件としても

米国国内の新たな人種問題として浮上する事となりました。

一説には、
この様な対立になる様に、白人層がマスコミを使って

ロサンゼルス暴動と同時期に起こった斗順子(トウ・スンジャ)事件を
「黒人と韓国人間の問題」として大々的に報道した事で

黒人が白人に向ける怒りを韓国人に転嫁させる様に仕向けた
と言われていますが・・・


何やら、
政府に向ける世論の不満を日本に転嫁させて保身を図ってきた
何処かの元大統領がやってきた様な事に

ひどく似ている様な気もしますが・・・w


その真意は程は、さておき・・・


元々韓国の人々は住みたい外国の国のトップに「アメリカ」を上げる程、
親米派として知られていましたので、

これは、その様な在米韓国人とは異なる層となる、

米軍人としてベトナム戦争に参加し
その功績が認められ米国国籍を手に入れて

ベトナム帰りの在郷軍人が多く住む ロサンゼルスに在住する
在米韓国人退役軍人達「戦うコリアン」に向けられた
対立という事になります。

これが黒人に深い憤りとして今も根深く残っているという、
人種問題に発展した対立となっている様です。


近年、K-Popでは『江南スタイル』の大ヒットや
自動車産業では現代(ヒュンダイ)自動車の
「2019 カーオブザイヤー」受賞の他

在米韓国人が多く住む西部、東部では
韓国料理店が数多く営業するなど

韓国の米社会の浸透は高まりつつあり存在感を示している中で

米中関係は、
18世紀のアヘン戦争の時代から200年もの歴史があり

日米関係は、
黒船襲来以来160年もの歴史がある事に対して

米韓関係は1950年の朝鮮戦争出兵からの関係であり、

同じアジアの国でも米国民が日本や中国に対して抱く
括弧としたイメージを持つ程に
韓国との関係には歴史的な積み重ねが無い為

韓国に対して括弧としたイメージが持てないのが
米国民が韓国に抱く印象であり

同じアジアとして日本や中国に抱く共通の認識に於いても、
当てはまらなく、異なるとの事で、

これらの事からでも、米国内に於ける韓国の
はっきりとしない立ち位置を見て取る事が出来ます


と言う訳で今回のアカデミー賞は、

米国が長年に渡り民族間で分断された状況から、
それに対して国民が疲れを見せ始めた、

いわゆる「トランプ疲れ」を考慮した、

米国をひとつにしたいとするアカデミー協会の表明としての
授賞式になった印象がありますが

今や「人種のるつぼ」を越えて「人種のサラダボール」と化し
米国大統領選挙の最中にある社会状況を見据えて

米国のエンタテインメントを牽引する立場として存在感を示す上で
各受賞が配置されたのだとしたならば・・・

想像、というかお得意の多分に妄想が入った推察をしますとw


・・・ある意味米国に住む全ての民族に向けての「忖度」が
あるバランスに於いて程よく行われた結果 と捉えてみると

韓国映画を作品賞にした思惑とは


『パラサイト』が描いた、米国事情にも繋がる貧困層問題を、
ある意味自虐的な語り口でエンタテイメント化し

ホラームービーにまで昇華させた柔軟な姿勢

アジア系でありながらどのアジア系とも違う、
在米韓国人にのみに対して抱いていた
「自己主張の強さ」という人種的特徴を覆す

新鮮に写った所に、

一部韓国嫌いが加速していると言われる風潮を牽制して
米国に於いての韓国の再認識に繋げた、と共に

今や政権への強固な支持層として選挙の行方を左右するまでになった
韓国系米国層を大きく取り上げて

韓国に対して、
「冬ソナ現象以前の日本」程度の認識しかない米国内で
「アジア人特有の謙遜の念が無く自己主張が強い」という特徴の他は
未だ括弧とした印象の固まらない韓国を

アカデミー協会がいち早く大きく取り上げて

政府も成し遂げて居ない意識改革を国内に促して
映画を通してアメリカを一つにする事を目指した

アメリカを文化的見地から開眼させる
一つの巨大な起爆剤とした様な印象があり

しいては、年々視聴率が落ちつつあるアカデミー賞の
存在感を知らしめる地位回復を目論むという

まま小さな目的の一環も含んだ・・・w


大きな話題作りとしての受賞という
意味があったのかもしれません☆


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【受賞一覧】
第92回アカデミー賞授賞式
The 92th ACADEMY AWARDS
​2020.2.9 SUN (5:00pm)​


■□作品賞 Best Picture

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​★受賞★
パラサイト 半地下の家族
기생충
2020年1月10日公開

■制作:
クァク・シネ、 ポン・ジュノ
★4部門受賞
作品賞/ 監督賞/ 脚本賞/ 国際長編映画賞

Bong Joon-ho Deauville 2013
Bong Joon-ho(画像参照: wikimedia)


【サントラCD】「韓国語版」パラサイト 半地下の家族 韓国映画 サントラ OST
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【ノミネート作品】
『フォードvsフェラーリ』
 - ピーター・チャーニン、ジェンノ・トッピング、ジェームズ・マンゴールド
『アイリッシュマン』
 - マーティン・スコセッシ、ロバート・デ・ニーロ、ジェーン・ローゼンタール、
   エマ・ティリンジャー・コスコフ
『ジョジョ・ラビット』
 - カシュー・ニール、タイカ・ワイティティ
『ジョーカー』
 - トッド・フィリップス、ブラッドリー・クーパー、エマ・ティリンジャー・コスコフ
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
 - エイミー・パスカル
『マリッジ・ストーリー』
 - ノア・バームバック、デヴィッド・ハイマン
『1917 命をかけた伝令』
 - サム・メンデス、ピッパ・ハリス、ジェーン=アン・テングレン、カラム・マクドゥーガル
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
 - デヴィッド・ハイマン、シャノン・マッキントッシュ、クエンティン・タランティーノ

-------------------------------------------------------------------------------
★監督賞★ Directing
ポン・ジュノ
『パラサイト 半地下の家族』

Bong Joon-Ho at 2010 Independent Spirit Awards
봉준호 (画像参照: wikimedia)

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【ノミネート】
マーティン・スコセッシ - 『アイリッシュマン』
トッド・フィリップス - 『ジョーカー』
サム・メンデス - 『1917 命をかけた伝令』
クエンティン・タランティーノ - 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』


​■その他/受賞とノミネート一覧■​
-------------------------------------------------------------------------------
★主演女優賞★ Best Actress
レネー・ゼルウィガー
『ジュディ 虹の彼方に』ジュディー・ガーランド役

Renée Zellweger Berlinale 2010 (cropped)
Renée Zellweger (2010) (画像参照: wikimedia)


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【ノミネート】
シンシア・エリヴォ
 - 『ハリエット』 : ハリエット・タブマン役
スカーレット・ヨハンソン
 - 『マリッジ・ストーリー』 : ニコール・バーバー役
シアーシャ・ローナン
 - 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』ジョゼフィーン・"ジョー"・マーチ役
シャーリーズ・セロン
 - 『スキャンダル』 : メーガン・ケリー役

-------------------------------------------------------------------------------
★主演男優賞★ Best Actor
ホアキン・フェニックス
『ジョーカー』
ジョーカー役

Joaquin Phoenix in 2018
Joaquin Phoenix (画像参照: wikimedia)


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【ノミネート】
アントニオ・バンデラス - 『ペイン・アンド・グローリー』 : サルヴァドール・マッロー役
レオナルド・ディカプリオ - 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 : リック・ダルトン役
アダム・ドライヴァー - 『マリッジ・ストーリー』 : チャーリー・バーバー役
ジョナサン・プライス - 『2人のローマ教皇』 : ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿役

-------------------------------------------------------------------------------
★助演男優賞★ Best Supporting Actor
ブラッド・ピット
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
 クリフ・ブース役

Brad Pitt 2019 by Glenn Francis
Brad Pitt (画像参照: wikimedia)

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【ノミネート】
トム・ハンクス - 『A Beautiful Day in the Neighborhood』 : フレッド・ロジャース役
アンソニー・ホプキンス - 『2人のローマ教皇』 : 教皇ベネディクト16世役
アル・パチーノ - 『アイリッシュマン』 : ジミー・ホッファ役
ジョー・ペシ - 『アイリッシュマン』 : ラッセル・ブファリーノ役


-------------------------------------------------------------------------------
★助演女優賞★ Supporting Actress
ローラ・ダーン
『マリッジ・ストーリー』ノラ・ファンショー役

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Laura Dern (画像参照: wikimedia)

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【ノミネート】
キャシー・ベイツ - 『リチャード・ジュエル』 : バーバラ・"ボビー"・ジュエル役
スカーレット・ヨハンソン - 『ジョジョ・ラビット』 : ロージー・ベッツラー役
フローレンス・ピュー - 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』 : エイミー・マーチ役
マーゴット・ロビー - 『スキャンダル』 : ケイラ・ポシュピシル役

-------------------------------------------------------------------------------
★長編アニメーション賞★ Best Animated Feature
『トイ・ストーリー4』
 ■監督:
 ジョシュ・クーリー
 ■制作:
 ジョナス・リヴェラ、マーク・ニールセン


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【ノミネート】
『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』 - ディーン・デュボア、ボニー・アーノルド、ブラッド・ルイス
『失くした体』 - ジェレミー・クラパン、マルク・デュ・ポンタヴィス
『クロース』 - セルジオ・パブロス、ジンコ・ゴトー、マリサ・ローマン
『Missing Link』 - クリス・バトラー、アリアンヌ・サットナー、トラヴィス・ナイト

-------------------------------------------------------------------------------
★外国語映画賞★ Best Foreign Language Film
『パラサイト 半地下の家族』

 ■製作国:韓国、韓国語
 ■監督: ポン・ジュノ



【ノミネート】
『Corpus Christi』 (ポーランド)、ポーランド語 - ヤン・コマサ監督
『ハニーランド 永遠の谷』
 (北マケドニア)、トルコ語 - タマラ・コテフスカ監督、リュボミィル・ステファノフ監督
『レ・ミゼラブル』 (フランス)、フランス語 - ラジ・リ監督
『ペイン・アンド・グローリー』 (スペイン)、スペイン語 - ペドロ・アルモドヴァル監督


-------------------------------------------------------------------------------
★脚本賞★ Writing Original Screenplay
​『パラサイト 半地下の家族』​

ポン・ジュノ、ハン・チンウォン​


【ノミネート】
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』 - ライアン・ジョンソン
『マリッジ・ストーリー』 - ノア・バームバック
『1917 命をかけた伝令』 - サム・メンデス、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 - クエンティン・タランティーノ


​​-------------------------------------------------------------------------------
★脚色賞★ Writing Adapted Screenplay
『ジョジョ・ラビット』

タイカ・ワイティティ
クリスティン・ルーネンの小説『Caging Skies』より
​​


【ノミネート】

『アイリッシュマン』
 - スティーヴン・ゼイリアン : チャールズ・ブラントの書籍『I Heard You Paint Houses』より
『ジョーカー』 - トッド・フィリップス、スコット・シルヴァー
 : ビル・フィンガー、ボブ・ケーン、ジェリー・ロビンソン創作のキャラクターより
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
 - グレタ・ガーウィグ : ルイーザ・メイ・オルコットの同名小説より
『2人のローマ教皇』
 - アンソニー・マクカーテン : アンソニー・マクカーテンの戯曲『The Pope』より


​​-------------------------------------------------------------------------------
★撮影賞★ Best Cinematography
『1917 命をかけた伝令』

ロジャー・ディーキンス​​


【ノミネート】

『アイリッシュマン』 - ロドリゴ・プリエト
『ジョーカー』 - ローレンス・シャー
『The Lighthouse』 - ジェアリン・ブラシュケ
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 - ロバート・リチャードソン


​​-------------------------------------------------------------------------------
★編集賞★ Film Editing
『フォードvsフェラーリ』

アンドリュー・バックランド、マイケル・マカスカー​​


【ノミネート】
『アイリッシュマン』 - セルマ・スクーンメイカー
『ジョジョ・ラビット』 - トム・イーグルス
『ジョーカー』 - ジェフ・グロス
『パラサイト 半地下の家族』 - ヤン・ジンモ

​​-------------------------------------------------------------------------------
★美術賞★ Best Production Design
​『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

■プロダクション・デザイン
バーバラ・リング
■セット・デコレーション
ナンシー・ヘイ
​​

【ノミネート】

『アイリッシュマン』
 - プロダクション・デザイン: ボブ・ショウ、セット・デコレーション: レジーナ・グレイヴス
『ジョジョ・ラビット』
 - プロダクション・デザイン: ラ・ヴィンセント、セット・デコレーション: ノラ・ソプコヴァ
『1917 命をかけた伝令』
 - プロダクション・デザイン: デニス・ガスナー、セット・デコレーション: リー・サンデルズ
『パラサイト 半地下の家族』
 - プロダクション・デザイン: イ・ハジュン、セット・デコレーション: チョ・ウォンウ


​​-------------------------------------------------------------------------------
★衣装デザイン賞★Costume Design
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』

ジャクリーヌ・デュラン​​


【ノミネート】
『アイリッシュマン』 - サンディ・パウエル、クリストファー・ピーターソン
『ジョジョ・ラビット』 - メイズ・C・ルベオ
『ジョーカー』 - マーク・ブリッジス
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 - アリアンヌ・フィリップス


​-------------------------------------------------------------------------------
★メイク・ヘアスタイリング賞★
Best Makeup and Hairstyling
​『スキャンダル』​

カズ・ヒロ、アン・モーガン、ヴィヴィアン・ベイカー


【ノミネート】
『ジョーカー』 - ニッキー・レダーマン、ケイ・ジョージウー
『ジュディ 虹の彼方に』 - ジェレミー・ウッドヘッド
『マレフィセント2』 - ポール・グーチ, アリエン・タウテン、デヴィッド・ホワイト
『1917 命をかけた伝令』 - ナオミ・ダン、トリスタン・ヴァースルイス、レベッカ・コール


​​-------------------------------------------------------------------------------
★作曲賞★ Original Music Score
​『ジョーカー』
ヒドゥル・グドナドッティル
​​


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【ノミネート】
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』 - アレクサンドル・デスプラ
『マリッジ・ストーリー』 - ランディ・ニューマン
『1917 命をかけた伝令』 - トーマス・ニューマン
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』 - ジョン・ウィリアムズ


-------------------------------------------------------------------------------
​​★歌曲賞★Best Original Song
“(アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン”
『ロケットマン』
■作詞・作曲:
作曲: エルトン・ジョン、作詞: バーニー・トーピン​​



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【ノミネート】
「君のため」 - 『トイ・ストーリー4』
 - 作詞・作曲: ランディ・ニューマン
「I'm Standing with You」 - 『Breakthrough』
 - 作詞・作曲: ダイアン・ウォーレン
「イントゥ・ジ・アンノウン」 - 『アナと雪の女王2』
 - 作詞・作曲: クリステン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス
「Stand Up」 - 『ハリエット』
 - 作詞・作曲: ジョシュア・ブライアン・キャンベル、シンシア・エリヴォ


​​-------------------------------------------------------------------------------
★録音賞★Sound Mixing
『1917 命をかけた伝令』

マーク・テイラー、スチュアート・ウィルソン
​​

【ノミネート】
『アド・アストラ』
 - ゲイリー・ライドストロム、トム・ジョンソン、マーク・ウラノ
『フォードvsフェラーリ』
 - ポール・マッセイ、デヴィッド・ジャンマルコ、スティーヴ・A・モロー
『ジョーカー』
 - トム・オーザニッチ、ディーン・スパンシック、トッド・A・メイトランド
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
 - マイケル・ミンクラー、クリスチャン・P・ミンクラー、マーク・ウラノ


​​-------------------------------------------------------------------------------
★音響編集賞★Sound Effects Editing
『フォードvsフェラーリ』
ドナルド・シルヴェスター


【ノミネート】
『ジョーカー』 - アラン・ロバート・マレー
『1917 命をかけた伝令』 - オリヴァー・ターニー、レイチェル・テート
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 - ワイリー・ステイトマン
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』 - マシュー・ウッド、デヴィッド・アコード


​-------------------------------------------------------------------------------
★視覚効果賞★ Visual Effects
『1917 命をかけた伝令』

ギョーム・ロシェロン、グレッグ・バトラー、
ドミニク・テューイ​


【ノミネート】
『アベンジャーズ/エンドゲーム』
 - ダン・デリーウ、マット・エイトケン、ラッセル・アール、ダン・サディック
『アイリッシュマン』
 - パブロ・ヘルマン、レナンドロ・エステベコレナ、ステファン・グラブリ、ネルソン・セプルヴェダ
『ライオン・キング』
 - ロバート・レガート、アダム・ヴァルデス、アンドリュー・R・ジョーンズ、エリオット・ニューマン
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
 - ロジャー・ガイエット、ニール・スキャンラン、パトリック・タバック、ドミニク・テューイ


-------------------------------------------------------------------------------
★長編ドキュメンタリー賞★Best Documentary Feature
『アメリカン・ファクトリー』
スティーヴン・ボグナー、ジュリア・ライチャート、ジェフ・ライチャート


バラク・オバマとミシェル・オバマの製作会社である
ハイヤー・グラウンド・プロダクションズの第1作であり、
Netflixにより配信されているドキュメンタリー映画

President Barack Obama
Barack Obama (画像参照: wikimedia)

【ノミネート】
『The Cave』
 - フェラス・ファイヤド、キルスティン・バーフォド、シグリッド・ダイヤール
『ブラジル -消えゆく民主主義-』
 - ペトラ・コスタ、ジョアンナ・ナタセガラ、シェーン・ボリス、ティアゴ・パヴァン
『娘は戦場で生まれた』
 - ワアド・アル=カデブ、エドワード・ワッツ
『ハニーランド 永遠の谷』
 - リュボミィル・ステファノフ、タマラ・コテフスカ、アタナス・ゲオルギエフ

-------------------------------------------------------------------------------
​★短編ドキュメンタリー賞★ Documentary Short Subject
『Learning to Skateboard in a Warzone
 (If You're a Girl)』

キャロル・ディシンガー、エレナ・アンドレイチェヴァ


【ノミネート】
『In the Absence』 - イ・スンジュン、ゲイリー・ビョンソク・カム
『眠りに生きる子供たち』 - ジョン・ハプタス、クリスティン・サミュエルソン
『St. Louis Superman』 - スムリッティ・マンドゥラ、サミ・カーン
『Walk Run Cha-Cha』 - ローラ・ニックス、コレット・ザンドシュテット


-------------------------------------------------------------------------------
​★短編アニメ賞★ Animated Short Film
『向かいの窓』
マーシャル・カリー


【ノミネート】
『Brotherhood』 - メリアム・ジョーバー、マリア・グラシア・タージョン
『Nefta Football Club』 - イヴ・ピアット、ダミアン・メグハービ
『Saria』 - ブライアン・バックリー、マット・ルフェーブル
『A Sister』 - デルフィン・デラード


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★短編映画賞★ Best Live Action Short Film
『Hair Love』

マシュー・A・チェリー、カレン・ルパート・トリヴァー


【ノミネート】
『Dcera (Daughter)』 - ダリア・カシュチェーヴァ
『Kitbull』 - ロサーナ・サリヴァン、キャスリン・ヘンドリクソン
『Memorable』 - ブルーノ・コレット、ジャン・フランソワ・ル・カレ
『Sister』 – シクィ・ソング


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最終更新日  2021年10月03日 18時37分46秒
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