日産自動車 (東証一部 : 7201) - 自動車メーカーは三重苦
日産自動車(東証一部 : 7201)のカルロス・ゴーン社長の記者会見での一問一答は次の通り。 -日産が経営危機に陥り、ルノーと提携した1999年との違いは。 「99年は日産の危機であり、ほかの自動車メーカーは好調だったので、対処して是正した。今は自動車業界全般が問題を抱えており、金融危機と景気後退、円高の『三重苦』だ。自動車メーカーはこの危機を乗り越え、将来的に競争できるという力を証明しなければならない」 -2009年3月期は大幅な赤字予想となったことの経営責任は。 「この問題は、われわれの経営スタイルの外で発生していることなので、答えづらい」 -自動車業界の再編にどう関与するのか。 「ルノーとの提携でシナジー(相乗)効果を追求する。資金調達が厳しい中では、提携に第3のパートナーを加えるのは賢明とは言えない」 -工場の閉鎖は検討しているのか。 「稼働を落とすことは考えているが、工場閉鎖は考えていない。この危機がずっと続くとは思っておらず、調整局面が終われば中国やインド、ロシア、東欧などの新興国では需要が伸びると予想している」神戸新聞 - 2009年2月9日バックナンバー電気自動車は発売当初から黒字に - 2008年12月05日