尊敬する旅仲間達
最近考える時間が多く、その何割かは懐かしむように放浪時代を思い出している。
俺の事覚えてるかな?見てるかな?元気だろうな。みんな。
尊敬してます。
そのみんなの話。
純ストさん
あなたは究極にかっこよかった。1年半もの旅をして、日本に戻ってピタッと旅を辞めた強い意志。真似できないが憧れる。
あなたには「哲学」を教わった。
マメちゃん。
オーストラリアはどうですか?
世界一周するまでは帰れない。そう言ってまだ旅の途中。見知らぬ土地で生活し、稼ぎ、蓄え、野望を抱いている。あなたは強い。憧れる。
あなたには「覚悟」を教わった。
カナコちゃん。
カメラ片手にアジアをプラプラ。タイ語を本気で学ぼうと日本で、タイで奮闘して。
金も地位も求めずただカメラを覗いていた。俺にはそんなに賭けれる何かがあるだろうか?
あなたには「夢」を教わった。
セイヤさん
星の先生。ニュージーで働いて旅をしてまた働いて。
取り付かれた様に街をぐるぐる歩く人。日本の生活を捨て、海外へ永住。そして世界を大陸単位で一人旅。それはもう、生活の一部で。
あなたの義務感で旅をしている感じが大好きだ。
あなたには「人生」を教わった。
けんちゃん
旅するアクセサリー職人。今日も世界のどこかで、石を買いアクセサリーにして売って、ファイヤーダンスしながら笑ってるんだろう。いつでも目を輝かせているあなたに強く惹かれた。
あなたには「満足」を教わった。
他にもいっぱい。
みんなみんな。
がむしゃらに生きてる人、尊敬する。
下手くそでも、非生産的でも、非常識でも、不安定でも、突っ走れる人に憧れる。
かつて俺がそうだったか、または今もそうなのか、自分では分からない。
結局、無鉄砲さを売りにした無難な人生な気がする。
憧れるソレではない。
もっと目茶苦茶で、もっとバカヤローになりたい。
同期の人間が、どれだけ出世しようが金を掴もうが羨ましくも何ともない。
いい企業も美女も金も、そんなの墓場に持って行けない。
がむしゃらに、くそったれの人生を生きたという事実だけでいい。
尊敬する人よ。
教えて欲しい。
怖くないのか?しんどくないのか?不安じゃないのか?
俺は無難に生きているのに、震えが止まらない。
尊敬する旅人達よ。
また教えて欲しい。
笑いとばして欲しい。
ちっちゃくなったと言い切って欲しい。