小さな液晶の画面の中にディノがいる。
わたしはその姿を撮るとき、いつか懐かしく見るときがくるのだろうと思っていた。
ディノは写真に撮られるのが大好きだった。
そして、私はディノを撮るのが大好きだった。
ときどき、わたしのそばにやってきてくれる。
姿は見えないけれども、確かにそこにいる。
そう感じる自分がいる。
11年の一生。
わたしと一緒にいてくれた。
泣くことを忘れてしまっているわたしは、
涙が出先を失っている。
昨日いたところに、きょうはいない。
探していた言葉はみつかるだろうか。
きっと、きみはみつける。
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Last updated
September 21, 2013 09:34:32 PM
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