土佐日記
をとこもすなる日記といふものを、をむなもしてみむとてするなり。それのとしの睦月のよつか、神戸より瀬戸内の大橋をさして、かどです 。・・・嗚呼、やっぱり古文では無理!現代文に戻ろうwダンナが結婚10年目にして初めて10連休なんていただいてしまったもので(しかも毎度の事ながら『明日から10連休』と年末土壇場で申し渡されるw)近場で比較的温暖で、お酒と食べ物が美味しくて、人があまり居なさそうな直近でも予約が入れられそうなところ、ということで高知県に行って来ました。2泊して来たのですが、正直あまり見どころがなく、写真もない…というか旅先でもどこでも『写真を撮る』という習慣がないもので今思い返してみると、あれもこれも、とりあえず撮っておけば良かったなと思うものばかり^^;)なので食べ物の写真も全然撮ってないのですが、食べ物は本当にめっちゃ美味しかった!!!あのお店のカツオのタタキと鯖の刺身を食べるためだけにもう一度高知に行ってもいい。いや、行きたい!と思う程の店とも出会えました。一生懸命ネットの口コミで探してくれたダンナに感謝です高速バスで神戸から高知まで4時間ほど。途中の徳島では吹雪で到着翌日には大雪通行止めになっていた高速もこの日は難なく通過。お昼過ぎに到着した高知市は晴れ!駅前で3人組がお出迎え。歴史に疎く昨年の大河ドラマ「龍馬伝」も観てない私には中央の方しかわからず…龍馬ぜよ!!土佐といえば、やはり酒!これがほんまもんの酒じゃったら言う事なしぜよ!(↑絶対違うよね、この高知弁…)ホテルに荷物を預けて高知城へ。(このビジネスホテルが信じ難い程リーズナブルで 2人でツイン2泊でいちまんいっせんえんでした。 しかも軽い朝食付き。お部屋もきれいでおすすめです♪)しかし城にはふたりとも殆ど興味がなくw近くの「ひろめ市場」や商店街をふらふら。美味しそうなものを見つけてはつまみつつ美味しそうなお酒を見つけては呑む(笑)夜は絶対地元の人しか行かないような路地裏のこぢんまりした居酒屋にふらりと入り、ジャージ姿でくつろいでいる地元のおじさまたちのお話に耳を傾けながらこれまた飲むw翌日は少し足を伸ばして「竹林寺」へ。四国遍路第三十一番札所。近頃新築されたという『ブッダドーム』なるものに妙な感慨を覚えつつツイッターでなうっていたら、私のフォロワーさんがフォローしている、全然面識のない東京のかたがどうも私と同時刻(20分違い)で同寺の写真をなうっていたらしく驚愕(爆)庭園の説明音声にツッコミを入れつつ寺を後にしw午後は商店街めぐり。有名な「はりまや橋」も観たけれど感想は・・・こんなかんじwそれにしても高知は商店街があちらこちらに網の目の様に広がっていてそのいたるところにこういった『顔出しパネル』があるのが謎wそして17時の開店時間を待ち構えて入った飲み食い処「藤のや」さん。大人気のお店だけあってホントーに美味しかった!!!さっきも書いたけれど、このお店に行くためだけにまた高知に行ってもいい!まず、突き出しが「どろめ」生シラスみたいなものなんですが、人気でこの日他店で注文しても品切れといわれたもの。ここで食べれて良かった!奥の小鉢は酒盗(しゅとう)。酒飲みの至福!お酒は常々呑みたかった薩摩焼酎があったので、ボトルでwこの店で「食べなきゃ嘘だぜ!」のふた品。カツオのタタキと清水鯖の刺身。あまりの美味さに我を忘れ半分以上食べ尽くしてから写真を撮りました。ごめんちゃw全くクセがなく、今まで食べていた『鰹のタタキ」とはベツモノ。注文が入ってから焼いてくれるタタキは口の中でふわっと焼きの風味が香りそれがお魚の旨味と相俟ってめちゃくちゃおいしい!これなら大皿いっぱいでも食べられる!タタキは塩で頂いたのですが、塩で正解。ポン酢ではもったいない。鯖もお店の方が「最初はショウガをつけずに」とおっしゃったのですがホントに匂いも何もないのでお醤油だけでも美味しく頂けました。あと素晴らしく美味しかったのがこれ!にし貝!上等なあわびのような食感と何とも言えぬ風味。出汁たっぷりのおつゆも小鉢で堪能できて、美味!初めて食べた貝でしたが美味しかったなーーーほかにも蛸の唐揚げやら赤目芋の揚げ出しやら頼んでどれもハズレなしの大当たり!こんなお店ならきっと『トマトスライス』も美味しいんだろうなーと思いつつ「またぜったい来ますね!」と言ってお店を後にしました。最終日は呑み疲れで(笑)なぜか「美味しい喫茶店を探そう!」ということになり商店街を地元の人のようにぐるぐる何周もして探した「POEM」というお店のコーヒーが美味しかった!カフェではなく、昔ながらの喫茶店ですが雰囲気もよく落ち着けました。久々の夫婦ふたりたび。飲んだくれてただけだけど、いい旅でした♪