「バッテリー」
あさのあつこ著の同名のベストセラー本を映画化したものをBS放送で息子と観る。邦画はあまり観ないのだが、高校野球大会も始まったので、息子と一緒に少年野球映画を観た。主人公のピッチャーのいろいろな葛藤が描かれていて、観ごたえがあった。高校野球大会で投げている投手を観ても、息子と重ね合わせてしまう私は、もちろんこの映画でも主人公投手に息子を観てしまう。母親はいろいろと強く言ってしまうが、本質的には、息子に愛情が多いから期待してしまうのだ。私は、息子に野球を通して、人間成長をしてもらいたいと願っている。仲間とのチームワーク、苦しい試合展開の際にどのように己と闘うか、毎日の積み重ねが数ヵ月後の試合の好プレーにつながるという成果をつかむ、ということを学んでほしい。そういう私はどうか。息子の成長を通して、私も忍耐を学んでいるのだろう。暑さで食欲を落としている息子にいかに食べさせてスタミナをつけてもらうか。自主練習をするために、いかに早寝早起きができる環境にできるか。だらだらしている息子をいかに叱らないで、モチベーションをアップさせるか。自分の思うとおりの息子にはならないまでも、1日1日が甲子園大会への道を歩んでいると考えるので、大切に自分を活かしてほしいと祈っている。今日の夏の甲子園野球大会にゲストで登場した清原が言っていた。同じチームの桑田投手がライバルで、桑田が練習している間は自分も練習を止めなかったようだ。桑田が自主練習から戻ったら自分も止めたという。そういう熱い思いがある二人だからこそ、夏の高校野球で活躍されたのだろう。息子もやればできると思う。そのできるという確信をもたせるには、家族や指導環境の援助が必要だろう。あー、親も成長せねば。感謝