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独学 3級FP技能士 試験 解説 中野克彦 なかじまともみ 三沢恭子
(23) 建築物の敷地が,建ぺい率の異なる2つ以上の地域にわたる場合, 敷地全体の建ぺい率について,敷地の過半の属する地域の建ぺい率 が適用される。 解説者:三沢 恭子 (宅地建物取引主任者、CFP(R)、1級FP技能士) (23) 正解:× 【建ぺい率】 ×:敷地の過半の属する地域の建ぺい率 →○:加重平均によって建ぺい率を求めます 【過去の出題】 2008年9月3級実技試験 【第4問】 (12)一体で利用する土地の取り扱い 2007年1月3級実技試験【第4問】(12)建ぺい率 【関連過去問】 2009年9月3級学科試験(52)不動産「建ぺい率」 2008年1月3級学科試験(23)不動産「建ぺい率」 2010年9月3級実技試験【第4問】(11)「建ぺい率」 2009年1月3級実技試験 【第4問】(11)用途の異なる土地の利用 2006年9月実技試験 【第4問】 (11) 建ぺい率・容積率 設問の「敷地の過半が属する地域」の規定が適用になるのは、 複数の用途地域にまたがる場合です。 敷地がまたがる場合の適用をしっかり頭に入れましょう。 ┌──────┬────────────┐ │ 建ぺい率 │加重平均 │ │ 容積率 │(それぞれ計算して足す)│ ├──────┼────────────┤ │ 用途地域 │広いほうにあわせる │ ├──────┼────────────┤ │ 防火地域 │厳しいほうにあわせる │ └──────┴────────────┘ 建ぺい率の場合は、 加重平均(それぞれの地域の建ぺい率の最高限度の数値に、敷地全体に占める割合をかけて合計)によって計算します。 例えば、この敷地の建ぺい率は? 敷地300平方メートルが建ぺい率 60% 敷地200平方メートルが建ぺい率 40% (60%×300/500)+(40%×200/500)×100=52% 敷地500平方メートルの建ぺい率は52%となります。 建ぺい率は、実技でも出題されます。 次の2つも復習しておいてくださいね。 1.建ぺい率の緩和(決められた建ぺい率にプラス10%) ┌───────────────────────┬───────┐ │ 条件 │緩和される割合│ ├───────────────────────┼───────┤ │ 防火地域内にある耐火建築物 │ +10% │ │ (都市計画で定める建ぺい率が80%以外の区域) │ │ ├───────────────────────┼───────┤ │ 角地にある建築(特定行政庁が指定するもの) │ +10% │ ├───────────────────────┼───────┤ │ 上記の二つの条件を満たすもの │ +20% │ └───────────────────────┴───────┘ 2.建ぺい率の制限のないもの ┌───────────────────────────────┐ │a.建ぺい率80%の地域で、かつ防火地域内にある耐火建築物 │ │b.巡査派出所、公衆便所、公共用歩廊 │ │c.公園、広場、道路、川などのうちにある建築物で安全上、防火上│ │ 及び衛生上支障のないもの │ └─────────────────────────────── ────── COPYRIGHT (C) 2011 Kyoko Misawa All Rights Reserved. ────── お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2011.03.28 00:44:27
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