413661 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

フリーバード・時価旅 スタッフの何でも旅行記Part.2

フリーバード・時価旅 スタッフの何でも旅行記Part.2

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

オンライン予約のフリーバード・時価旅

オンライン予約のフリーバード・時価旅

Category

2011.09.21
XML
みなさんこんにちは

ベトナム航空主催の研修旅行に参加させて頂きました。
行き先は、ベトナム・ラオス・カンボジアです。
刺激的なアジアの魅力を都市ごとに紹介します。


ハノイ~眠らない街~

ハノイに降り立ったのは、成田から6時間後の事だった。 無愛想な入国管理官に審査を受けているなか、その隣では仕事をせずに、オンラインゲームを楽しんでいる管理官。社会主義ベトナム、ハノイの旅の幕開けだった。
入国審査を済ませて荷物を受け取り、空港から市街へバスで移動。目に飛び込んできたのは、広大な水田地帯だった。 水田には、野生の牛がいてどこか懐かしい光景だった。
ハノイ市街へは、50分ほどかかった。
先ほどまでの田園風景は、バイクが引き起こす騒音と混乱に取って代わった。ハノイ市街であることは、バイクの騒音で実感できた。誰も彼もが、クラクションを鳴らし、狭い道にバイク、自転車に、トラックが混在した異様な光景だった。赤信号もお構いなし、3人乗り、携帯画面を操作しながらの運転。マスクをして、ノーヘル。ハノイには交通ルールは、ないに等しいようだ。昼間も夜も、ハノイの街からクラクションの騒音が消えることはなかった。
バイクで一番先に壊れるのは、エンジンでもタイヤでもなく、クラクションだと、ガイドが教えてくれた。売れ筋の部品は、クラクションで間違いなさそうだ。日本を出発して12時間。バイクの騒音をBGMに、眠りに就いた。
2011-09-20 01:47:03
翌朝、空港へバスで移動。時計の針は、朝の6時。外を見渡せば、数は少ないが、バイクのクラクションの音が鳴り響く。 路上には、朝市に群がる人々。ハノイの街は眠らないようだ。最後に、名物フォーを食べてハノイを後にした。


ビエンチャン~スローライフの優しい町~

ハノイから、飛行機で約1時間。ラオスの首都ビエンチャンは、ワッタイ国際空港に到着。市街までは、車で15分。メコン川に沿って東西約10kmほどの小さな町だ。メコン川を渡れば、タイ王国。タイとの紛争が終わったのは、そう遠くはない昔の事だが、1994年にタイとの間に友好橋ができてからは、タイ側から豊富な物資が供給されるようになり、町並みは、徐々に変化しているようだ。ガイドの自慢のバイクは、タイに出向いて購入したと話していた。ハノイに比べバイクの数も減り、落ち着いた町に見えたが、これが普通なのか、ハノイで感覚が麻痺してしまったようだ。
町中には、大きなバックを背負ったパックパッカーが多く見られ、そのほとんどが、欧州人だった。珍しいアジアの町並みを散策しながら、立ち寄ったカフェでラオスビールを1杯。日本人には、ラオスの知名度は低いがヨーロッパでは、行ってみたい国の上位に入る人気の国だ。
ツク.jpgくだもの.jpg
町のあちこちには、バイクタクシーが停車していて、観光客の足代わりになっていた。また、店先には、タイから仕入れているのか、数多くのフルーツが、陳列されていた。ほとんどの店では、がつがつした客引きは、見うけられずスローライフのラオスは、居心地がよかった。
フランスによる統治の歴史から、フレンチ風の建物が多く、その中には、パリ凱旋門に模した建物パトゥ-サイがある。建物の上には展望台があり、展望台からは、ビエンチャンの町並みを一望出来た。宿泊したホテルは、ビエンチャンで最も高い建物で、展望台からも見る事が出来た。
patu.jpghote.jpg
この建物は、内戦の慰霊塔として、建設された。
ラオスの栄光と興亡の歴史は、14世紀、ラーンサーン王国による仏教信仰から始まった。 その為、町のあちこちで、寺院を見る事が出来る。その中でも、ビエンチャン最古の寺院ワット・シサーケットには、6840もの仏像が安置されている。
ラオス仏像は、スマートな体系と長い耳、切れ長の目が特徴的だ。
ie.jpgbutuuuuuuu.jpg
街で、ひと際目立つ建物は、黄金に輝くタート・ルアンだ。
ラオス仏教最高寺院だ。寺院の前では、スズメを持ったおばさんがたくさんいた。
patuuu.jpg  2011-09-20 00:16:12
どうやら「スズメを買ってくれ!!」と言っているようだった。
これは、食用か。 それともペットなのか。
ガイドに聞いて納得した。 スズメを籠から、逃がすとスズメの数だけ悪い気が、飛んで自分の体から邪気を消し去るとの事だった。多少強引にも見えたが、おばさんにしたら、大きな収入源だ。どこで捕まえたのか分からなスズメは、ひと籠、1ドル程だった。
2日目の最後は、足つぼマッサージで、疲れた体をリフレッシュ。
60分13USドルとかなりお手頃価格だ。スローライフの一日を静かに終えた。
10年前まで、鎖国状態だったこの国は、まだまだ日本人の知らないアジアの桃源郷かもしれない。ラオスの人々は温かく、ホスピタリティーがあり、優しいお国柄を感じることが出来た。ゆっくりとした時間の流れが、とても居心地が良かった。


プノンペン~緑に囲まれた美しい街~

ビエンチャンからは、約1時間半で、プノンペン国際空港へ到着した。
私が思い描いていたカンボジアのイメージは、貧しい、治安が悪い、怖いなど・・・すべてがマイナスなイメージばかりだった。だが、実際はそうではなかった。近代的なビルが立ち並び、公園では、バトミントンやエアロビをする人々で溢れていた。町並みは、区画整理され、フランス植民地時代の雰囲気を色濃く残していて、まさに「東洋のパリ」だった。
ふ.jpgmiti.jpg      この美しい町並みが、ゴーストタウンになったのは、1975年の事だった。
クメール・ルージュの大量虐殺だ。恐怖政治がしかれ、ポルポト派のクメールルージュが インテリな人々を監視し、拷問する場所として、高校の校舎が使われた。
sai カンボ
今では、博物館として、存在している。 処刑された数は、2万人とまで言われている。
救援隊が駆けつけた時には、拷問の後の生々しい遺体が、ベットに横たわっていた。博物館で当時の生々しい光景を写真で見る事ができる。どの写真も拷問の仕方が、異なっていた。足を切断されている者もいれば、顔が異常に腫れあがった者など。最悪な写真の数々。三十数年前に起きた出来事とは、考えたくもない異常な光景だった。
プノンペンは、緑に囲まれた美しい街だった。
悲しい過去を乗り越え、明るい未来へ向かう人々は、笑顔で溢れていた。子供たちは、公園でサッカー。若者は、彼女を乗せてバイクでツーリング。働き者の女性たちは日がな仕事にいそしんでいる。彼らの生き生きとした表情が、印象的だった。


ホーチミン~オシャレで近代的な街~

プノンペンからは、飛行機で約1時間。ベトナム最大の都市ホーチミンに到着した。街までは、車で20分ほどだ。 街に近づくにつれハノイと同様、バイクのクラクションの騒音が聞こえてきた。ハノイと違っていたのは、交通ルールが守られている事くらいだ。おびただしいバイクの数と騒音は、ハノイに引け劣らない感じだった。
ホーチミンは、フランスの統治下であった当時、サイゴンと呼ばれ、サイゴンは、フランスの影響を大きく受け、「東洋のパリ」「極東の真珠」などと形容されるコロニア文化が、定着した。
ユウ.jpg  キュウ.jpg
19世紀後半に建てられた中央郵便局。フランスの香りが漂う造りとなっていて、館内では ベトナムの切手も販売されていた。建物の外では、切手売りのおばさんが、定価より高い切手を販売しているので、要注意だ。
郵便局の正面にあるのが、サイゴン大教会。 19世紀に建てられたカトリック教会。毎日、ミサの時間には、多くの人が祈りを捧げにやってくるそうだ。赤レンガが美しいこの教会は、ホーチミンのシンボル的存在だ。
だい.jpgsenn.jpg 1954年 ジュネーブ協定で、北緯17度線を軍事境界線として、ベトナムは北と南に分断された。北はハノイ、南はサイゴンを首都とする2つの国が出来た。
今で言う北朝鮮と韓国の関係のようなものだ。 南北統一をめぐって起きたのが、ベトナム戦争だ。実際には南ベトナムを支援したアメリカ、北ベトナムを支援したソ連、中国など政治的戦略が背景にあったようだ。その当時、南ベトナム政府の大統領官邸が今も存在する。建物の中には、戦争終結宣言が行われたれた会議室から、大統領のプライベートルームまで、見学することが出来る。中でも秘密の地下通路は必見だ。ちなみに、現在の大統領官邸は、ハノイにある。現在、政治の中心はハノイ、経済の中心は、ホーチミンである。政治的影響が強い事から、日本人ビジネスマンは、ハノイへ行くようだ。
その反面、政治的影響の少ないホーチミンは、目覚ましい程の発展を遂げているように思えた。街中には、5星ホテルが立ち並び、一流ブランド店でお買い物。 愛想のいい店員が、サービス満点の笑顔でお出迎え、パリのシャンゼリゼ通りに、引け劣らないおしゃれで、モダンな街だった。
ホーチミンに滞在できたのは6時間程度だったが、もう少し時間をかけて散策してみたいと思える魅力的な街だった。もう一度来る事を考えながら、帰りの機内でガイドBOOKをチェックしながら、帰路に就いた。


               







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.09.21 19:03:11
コメント(1) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.