|
カテゴリ:マレーシアという国
あの、ムチウチ、ではありません。
そりゃあ、マレーシアには、勿論ムチウチの刑は実際あります。 それも、皆さんが想像しているような、ぴしゃん、ぴしゃん、いやぁ~ん なんてものではなく (赤いハイヒールとか、セットで想像しないでください。) それはそれは長く太く、しなやかに曲がる機能的な刑罰用のムチでありまして 一回打つとムチの形に臀部のお肉は陥没し、受刑者は一瞬にして気絶。 次回のムチウチは、医師の診断を待って1ヵ月後に執行、なんてほど おとろしぃ~刑な訳です。 この場合死刑ではないので、死んぢゃっちゃあ困るわけで、 だましだまし、受刑者のオシリの具合と相談しながら 刑を全うしていただく、といった、笑えない、蛇の生殺し刑罰。 いえ・・・これはワタクシとしたことが、 完全に路線をはずしてしまいました。 そのムチウチではありません。 当店のお客様が、タクシー乗車中に 後ろから追突されてムチウチ症になったと言いたかったわけで・・・ その事故、、不幸なことに タクシーの運転手、インド人。 追突した車の人、インド人。 駆けつけた警察官、これまたインド人。 と、いう三重苦に見舞われたそう。 首が痛いお客様はそっちのけで 3人は、なにやら分からん巻き舌ヒンドゥー語で相談し合い 勝手に示談にしてしまったんだそうな。 「オレは?」 と、お客様が訊ねると、 「オマエ?元気じゃん。ネバマーイン。(Never mind!!)」 と、揃って3人。 インド系は、やたら結束固い。 同じインド系だと言うだけで、出会った瞬間、旧知の間柄。 即刻、お互いの置かれた立場を理解してあげちゃうのだ。 同じインド系の仲間が、困っているというのに なんでその辺の見知らぬガイジンなんか 保護せにゃならぬのだ。 オレたちゃあ、オレたちの仲間を守るのだ。 そんなガイジン、ネバマイン、で十分。 そういう訳で、全く名前も聞かず、車のナンバーも連絡先の交換も ポリスレポートもなし、なし、なんにもなし、に 「タッシャデナァ~。」 と、放り出された不憫なお客様。 今日はジバラで病院に行くと言っていた。 マレーシア、まだまだ、恐るべし、です。 追伸:過去4度にわたり、コメントのお返事を書く時間的余裕がありませんでした。 本日全てお返事させていただきましたので、あわせて読んでいただきとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[マレーシアという国] カテゴリの最新記事
|
|