カテゴリ:バカ
さんさんいきます80年代(^o^)/ 「THE・MANZAI」や「マンスリーよしもと」の復刊(1981)などで日本中がお笑いで盛り上がっていた80年代。実は吉本新喜劇はマンネリに陥っていて、ちょっとした危機的状況にあった。 とは父の受け売り。 (^_^;) 事実、80年代後半から90年代にかけて新喜劇は大改革が行われ若手中心に生まれ変わった(ベテランの引退と若手への入れ替え)。それはある程度成功し、おかげで今でも楽しめるのは喜ばしい限りだ。 その頃、お調子者の父がすかさず買ったのが「吉本ギャグ100連発」(VHS)。今では観られない旧新喜劇のギャグてんこ盛りで、これには私も大変お世話になりました。 m(_ _)m 悲しい時、苦しい時、沈んだ時、つらい時、くやしい時、どうしようもない時、これを見れば元気もりもり勇気100倍何でも来いのハイな気分になれる時も100回に1回くらいはあったかなぁ、まあそんな代物だ。 中でも、間寛平(AB型、かに座、丑年)さんの杖を振り回すおじいちゃんが大好きで、コレを書いてても思い出し笑いするくら… (≧∇≦)ぶははははは、だははははは 失礼しました。 m(_ _)m でも… (≧∇≦)ぎゃははははは、うはははははは… なので、爆笑必至。まともに書けないだろうなどうしようかな、と伸ばしてきたものがある。 それはこの映画(^-^)b 『かい~の』 (`□´)ノ違ーう! 「サンゲリア2 ZOMBIE3」(1988 伊) 監督:ルチオ・フルチ ヴィンセント・ドーン 脚本:クラウディオ・フラガッソ 出演:デラン・サラフィアン ビアトリス・リング アレックス・マクブライド ホントに原題が「ZOMBIE3」。紛らわしい。 「どんな話?」 東南アジア某所の軍の秘密研究所がテロリストに襲われ、開発中の薬品が奪われる。誤って薬品に触れたテロリストは逃亡先のホテルで死亡。それを発見した軍は償却処分にしたがその灰と煙が空に… えと バカ・ゾンビ映画。 (`▽´)b はっきり言って大爆笑必至のゾンビ・アクション・コメディ。 お約束をお約束として温かい目で見られるB級ファンでもお口ポカンは間違いなし。ただのゾンビ・マニアは激怒落胆するのが当たり前かも。 で も 私は大好き、何度も観たくなる。 (o ̄▽ ̄o) バカ映画ファン必見。少々グロ耐性は必要だけど。 (^-^)b ゾンビ薬に焼却炉、煤煙、感染拡大。モロ「バタリアン」(1985)な始まりだ。アジアのどこか(多分フィリピン)の太陽が燦々と照りつける研究所で死体をイジイジ。ムクムクゲロゲロ~な実験失敗でとにかく軍に薬を引き渡す。そこに謎の(これがホントに謎、全く説明なし)車がやってきてケースを奪ってしまう。すかさずヘリで追いかける軍。 一応バリバリ銃撃追いつ追われつの逃亡劇つかみはOKとなるところなのに、風光明媚なリゾートっぽい砂浜ってこともあって全く緊張感がない。 しいて言えばムクムクゲロゲロ~がイイ感じと思う人もいるくらいかな。 (≧∇≦)うはは で、逃げる男が銃撃で壊れたケースから出た薬品に触ってしまう。 男が逃げ込んだリゾートホテルでいろいろあって、それを突き止めた軍がいろいろするのは予想通りの展開。 そこに向かう男女の若者たちが乗ったバスと休暇中の軍人のジープ、別に彼氏が鳥に襲われたカップルのコルベット。 一帯が汚染され、軍から細菌戦用特殊部隊が派遣される。 結局、集合した生存者VS特殊部隊VSゾンビ(感染者)の三つ巴の戦いが始まる。 とまあこう書くと普通の映画のようだけど、それは違う。肝心のゾンビが他とは全然違うのよ。 (o ̄▽ ̄o)b 生きているのか死んでいるのか良く分からない感染者がなぜゾンビ化して襲ってくるのか分からないのは置いといて、全員薄汚れたダブダブの服を着て「う゛ぉ゙ぇ゙~~」なんてうめき声(BGM?)と共に霧の中からよたよた出てくるのは普通のゾンビっぽい。 でもそのパジャマ・ゾンビの中には必ず活きのいいのが混じっている。 ゾンビに襲われてもみ合いになるのは普通だけど、本作では格闘普通の格闘ただの格闘。ゾンビたちが何をしたいのかが分からない。だって噛み付こうとしないんだもの。 (≧∇≦)うはは 首を絞めにくるし勢い良く飛び掛ってくるし、生存者たちも投げ飛ばしたりパンチしたり、要するにただの喧嘩だ (≧∇≦)うはははは 天井からぶら下がって髪を掴むヤツ、木橋をぶち破って足を掴むヤツ、どうやって入った?と聞きたい所から手を伸ばしてくるヤツ… (≧∇≦)わはははは いやいや明らかに隠れてたやろと言いたくなる、草の下から沸いて出るゾンビたちには大爆笑。それも肝心要なシーンだから余計にビックリ! (≧∇≦)ぶはははは ついでに、防護服の特殊部隊と生存者の軍人たちの乱闘もまったく同じもみ合いなのもポイント。 (≧∇≦)わはははは そんな中でもひときわ目立つのが、序盤に登場する。苦しむ彼氏を乗せた女の子が立ち寄るガソリンスタンドに登場するヤツだ。 もんの凄い勢いでナタを振り回して襲い掛かって来る。寛平さんの最強おじいちゃんさながらヒザをカクカクさせているから人呼んで"寛平ゾンビ"。 (≧∇≦)わはははは ブンブン音がするくらい振り回すんだけど、何となく当てる気が無さげ。 (≧∇≦)うはははは その上、どうも動きがおかしい。襲われた女の子も同じくらい素早く避けてる!早回しやん! うははははは、ばはははは… (3分爆笑) 場所がガソリンスタンドだから結末は予想がつくと思う。合掌。 あと有名なのは冷蔵庫から飛び出てくるヤツかな?誰でもビックリ唖然呆然。 他にも胎児ゾンビとか見所(?)は満点。 生存者たちも都合よく火炎放射器を見つけたり、手榴弾1個で倉庫大爆発炎上なんて派手な演出で眠気を覚ましてくれる。 (≧∇≦)あはは とにかくバカ映画ファン(グロ耐性有り)必見のゾンビ映画なので、見かけたら即ゲット!ついでにDVD再プレスを祈ろう。 (`へ´)b オススメできる○:バカ映画好き、寛平ゾンビを見たい人 オススメしない×:「サンゲリア」ファン、フルチファン、怖い映画を観たい人 余談 前作「サンゲリア」の正当な(?)続編なのにこのありさまなのは、フルチ先生が病気で降板、その隙にドーン&フラガッソコンビが仕上げてしまったからとの事。 (>_<)b 余談2 B級ファンなら本作にそっくりな劣化版(てか、そっちがオリジナル?)「ヘル・オブ・ザ・リビング・デッド(死霊の魔窟)」(1980)を先に観ているかも知れないけれど、そんな人は本作もぜひ!「サンゲリア」のような格調高さ(?)は微塵もないから気楽に楽しめる。 (`▽´) 余談3 ヴィンセント・ドーンさんと言うかブルーノ・マッティさんはナチス女囚ものやソルジャー・コマンドーもの食人もので有名。しかもそのほとんどが他からの流用(要するにパクリ)や過去のシーンの再利用だから恐れ入る。でも凋落著しいイタリア映画界にあって2000年代になっても「ゾンビ2009」(2007)のような迷作を撮り続けた事には敬意を評したい。(2007年5月21日逝去) 押していただければ励みになります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月14日 17時22分29秒
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