育児
翻訳の際、訳語が見当たらなくて困ることがあります。例えば、「育児」。「育児法」であれば、「puériculture」で一件落着です。つまり「育児指導(育児方法に関する指導)」や「子育て相談(子育て方法に関する相談)」は、「conseil en puériculture」になります。ところが、「育児休暇」となると、話はややこしくなります。制度上は、conge pour elever un enfant (子供を育てるための休暇)という表現が使われています。「名称」というより「説明文」になっていますが、仕方ありません。単語が存在しない限り、フランス人の苦慮は続きます。翻訳者の苦慮も続くのです。フランス語翻訳を生業にしています