カテゴリ:現代短歌の曠野
寒川猫持(昭和28年・1953-)
尻舐めた舌でわが口舐める猫好意謝するに余りあれども 「ハンサムでおとなしくっていい猫ね」動物はみな飼い主に似る 妻去りしあの日は妻に会わざりき今日は金魚の死に目に会わず 〈妻をめとらば才たけて顔うるわしくなさけある〉鉄幹のばか 屁もすれば歯ぎしりもする朝寝するあんな女に未練はないが バツイチがブームになった感あれどとんでもないとバツイチ思う 歌集「猫とみれんと」(平成8年) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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