カテゴリ:面白すぎるネットサーフィン
○ 藻類から陸上植物への進化をつなぐ車軸藻植物のゲノム配列を解読 【東工大ニュース 5月29日】 ○〔論文〕植物の上陸作戦 シャジクモの辿った道 (PDファイル 大容量注意) 難しいが、面白い。これまで詳しくは分からなかった原始的な水生植物(藻類)から陸上植物への進化の過程と、それをつなぐリンクの直系の末裔(生きた化石)としてのシャジクモ(車軸藻)の存在が、遺伝子配列(ゲノム)解析でクローズアップされてきているという。 いかにも下等(原始的)な形態の植物だが、これがある程度の乾燥にも耐えうる水陸両用の遺伝子を獲得したことによって、初めて陸上に植物が進出することになった。ここから、おそらく性のない羊歯(シダ)類(胞子植物)などに進化していったのだろう。むろん、それまで陸上に植物はおらず、「花」(雄蕊・雌蕊を持つ生殖器)や種子・果実などの登場はずっと後の話である。大気中にまだ酸素はほとんどなく、当然陸上動物もいなかった。陸上は無機的な不毛の地であった。大気中の酸素は、長大な時間をかけて植物が光合成によって作り出したものである。 ・・・僕などは今でこそ典型的な文系人間になり下がってしまったが、子供の頃は世代的にもご多分に漏れずバラ色の科学少年の端くれだった。こういった話題には今でもけっこう興味津々で血沸き肉躍る。 シャジクモ Chara braunii ウィキメディア・コモンズ パブリック・ドメイン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.08.05 14:56:10
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