カテゴリ:俳句ちら読み 逍遥遊
富安風生(とみやす・ふうせい)
淋しさの蚊帳釣草を割きにけり 何もかも知つてをるなり竈猫 街の雨鶯餅がもう出たか まさをなる空よりしだれざくらかな 露寒や凛々しきことは美しき わが机妻が占めをり土筆むく 一片の落花の意をばよみとりぬ 山萩のまつすぐに立つ性かなし 遠花火寂寥水のごとくなり 一生の楽しきころのソーダ水 菜の花といふ平凡を愛しけり かげろふと字にかくやうにかげろへる きちきちといはねばとべぬあはれなり 奇はつひに凡に及ばず草紅葉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年04月17日 07時22分00秒
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