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水彩画紀行  スペイン巡礼路 ポルトガル 上海、蘇州   カスピ海沿岸からアンデスの国々まで

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水彩画人 俊介

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カテゴリ:絵日記三昧
日常生活から数時間、自分の生と異なるとこへ旅する。

これを異次元空間への旅と私は呼んでいる。

忙しい時ほど、この欲望が大きくなる。

芝居小屋も、サーカス小屋も、音楽堂も、映画館も

私にとって異次元空間への旅。

今月はプラント建設の仕事でとても忙しい。

7時に起きて帰るのは遅いときは12時。

しかし、暇な怠惰な時より心は充実している。

こんな時ほど、異次元空間への旅がしたくなる。

この1ヶ月で、何度も異次元での時を楽しんだ。

その一 下北沢の芝居小屋 「ザ・スズナリ」

  柄本明と石田えり主演の「檸檬」

 光太郎と智恵子を二人が演じた。

子供もなく、二人っきりの創作生活。

毎日の相手は光太郎だけだった智恵子。

その光太郎は、度々仲間と旅に出た。

孤独。

創作の挫折。

智恵子は心のバランスを失っていく。

元気はつらつで奔放な石田えりには似合わない役かなあ。

でも、小さな芝居小屋のかぶりつきで、

二人の鼓動すら聞こえそうだった。

19日まで下北沢の芝居小屋で公演中。

この二人の競演した「ダブルベッド」と言う味のある映画がある。

それ以来ファンとなった大好きなふたり。

その2 アレグリア

 パリっ子演出の芸術的なセンスあふれた

 華麗な代々木のサーカス小屋がその異次元空間。

 芸術点では、昨年のサルティンバンコがより素晴らしかった。

けど、昔の曲芸団とは一味違う演出がやはりある。

その3 音楽三昧 まずは「アルゼンチンタンゴ」

ブエノスアイレスの踊り子と楽団が華麗な踊りと演奏を行った。

このようなタンゴ楽団のメランコリックな演奏と優雅な踊りは華麗。

ロンドンでもモントリオールでも、たまたま出会って感動した。

次の音楽三昧は「ジャズ イン 巴里」

パリ生まれの二つのモダンジャズの楽団が

錦糸町トリフォニーホールで演奏した。

洗練された技巧的なジャズだったけど、

私が好きな音質と少し違っていて、これは外れだったけど。

その4 映画「ジョバンニ」

最後のローマ騎士団の英雄のゲルマン民族との戦い。

中世の歴史本は夢中で読んでいたので、

実像のように歴史に忠実な映像は興味深かった。


これは珠玉の名画だけやる日比谷シャンテが異次元空間。

もうひとつのお気に入りの空間は、

渋谷のユーロスペース。

夜9時から名画をふたつやっているので、

気分転換したいときに、思いがけない異次元世界へ連れて行ってくれる。



その5  落ち葉の森の中の空間

秩父の日向山には風の道という人影の少ない落ち葉が散り敷く道がある。

そして山頂より少し下った森の中に藪を掻き分けて入ると・・・

突然広い草原が広がる。

周囲は黄葉の木々に囲まれ、

鳥がやってきては飛び去る。

眺めているのは、木上の空を流れる雲だけ。

誰も知らない、不思議な森の中の空間。

昔、周囲の木々を切って炭焼きを行ってできた空間のよう。

ここが、今一番自分が自分らしくなれる異次元空間。

「おおい 雲よ 悠々とばかにのんきそうじゃないか」

「ずっと、いわき平の方までいくんか」

この詩を作った中西梧堂の世界である。

彼は裸で山を歩くのが好きだった。

誰もいないなら自然の中では汗を拭いたあと・・・

裸がもっとも心地よい。

全身の産毛を森を渡る季節の風が触れていく時、

目をつぶって、私自身も「風」と一体になっていく。

至福を感じれる時。

しばし、浮世を忘れてまどろめる素敵な空間である。

写真は、そこへ至る落ち葉が敷きつめられた静かな「風の道」

海外へ行けない時は、自分の周りに異次元空間を探して楽しもう。

風の道








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Last updated  2004/12/18 12:01:41 AM
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