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カテゴリ:絵日記三昧
日常なら惰眠をむさぼる民族も、 真っ暗な5時頃からごそごそと起き出す。 みな、朝飯をあきれるほど食べて、 明るくなる頃はに山小屋は空っぽ。 すでに尾根には、思い思いの重いリュックの列。 小さな人影の列が白馬山頂を目指していた。 ”想い出は、遠ざかれば、みな美しい” とは、バーバラストライザンドの「追憶」の一節。 中高年のじいさまもばあさまも、 遠ざかりゆく後ろ姿は、いつも美しい。 その美しい人影を追いながら、 かじかむ手で白馬への尾根を描いた。 ![]() しかし梅雨明け宣言したと言うのに・・・ 山頂はなかなか晴れない。 白馬山頂まで、あと、わずか3時間。 しかし山頂はすっぽり灰色のガスの中。 今、登ってもなにも見えない! あの処女尾根は、晴れわたった空のもとですっきりと歩きたい! 楽しみが先にあり、夢がある限り、青春は終わらない。 と無理に言い訳して、白馬山頂を越えて白馬鑓温泉は次回へ延期した。 そして眼下の蓮華温泉にあるという、山峡の露天風呂へ向った。 途中には、思いがけず、たくさんの高山植物。 日本のエーデルワイスと言われる衣笠草があり、 ![]() 奥さんの殺害には有益と実証されたトリカブトもあった。 ハクサンコザクラは、可憐に、はにかむ乙女のよう。 ![]() そして、いよいよ山峡の無人の露天風呂へ到達。 ゆっくりと裸になって、熱い湯に脚を浸していった。 山の湯や まだ尾根駆ける 夏の雲 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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