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テーマ:絵が好きな人!?(4327)
カテゴリ:海外スケッチ紀行
街中を迷路のように、ゆったりと疎水が流れ、 悠久の時間が、人の思いを無視したように ゆったりとながれている街。 疎水の舟に乗って、流れに棹させば、 洋館の美しい芝の庭が見えてくる。 無防備な家々のありのままのたたずまい 白秋の詩の昼下がりの密会の吐息が聞こえてくる。 「春疎水 ひそやかに吐息 くぐもれる」 さて今滞在している張家港市から、バスで1時間半, ようやく、憧れの東洋一の水郷 「蘇州」へ。 世界遺産の庭園「拙攻園」は、水路をめぐらし、 新緑の柳と満開のつつじの咲く最も美しい時期。 つつじの向こう、迷路のような回廊をわたる人影。 しかし、蘇州の一番の魅力は人工庭園より、 生活の匂いのする疎水のたたずまい。 描きたい風景が無尽蔵にあった。 緑陰の深い影、遠くに映える水面の淡い光。 今日は、そんな憧れの蘇州をようやく描いた一枚 疎水にどうして、こんなに心魅かれるのか。 水の流れは、刻々と変わる光や影も 人も歴史も飲み込んで悠然としているからか。 「水匂う 蘇州をつつむ 春の雨」 このブログが気に入ったら、クリックしてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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