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カテゴリ:海外スケッチ紀行
チリに来て、はや一月。今いるとこはチリで二番目の都市。 大学が多く、街の広場や歩行者天国には若者があふれ、 夜更かし好きな街の雰囲気は、どこか博多に似ている。 「貴女と夜と音楽と」 そんな名曲があるけど、 異国の街で夜になると生の音楽が聴きたくなる。 ここには、あまりないのかなとずっと思っていた。 先日、歩き回ってたら、びっくり、ある一角にあるわあるわ。 これぞ、博多の「親不孝通り」そっくり。 若者にあふれた酒場が、たくさん軒を揃えていた。 この人懐っこい二人が、TOYOTAで有名な日本人かと、 話しかけてきて、案内してくれる。 ギターとボーカルの生演奏で、店は客でいっぱい。 このギターリストが、クールな良い歌を歌った。 最近、気分の良い時は、赤で描くのが気に入っている。 俺も、描いてくれと、ひげの歌手がやってくた。 「もちっと、静かな美しか歌ば、歌わんとね?」 と博多弁で言いたいけど、スペイン語では通じない。 あなたの絵、いけてるよ、と隣のチリ美人。 緑の服はHerval lifeという環境団体の制服。 ここで環境関係の会合があったそう。 「CO2削減を反故にしたブッシュを殺してやりたいね」 「うん、ほんとにそう。」と英語で話しが合う。 酔っ払いの変なおじさんが握手を求めてきて傍に座った。 友達の、この人を描けと言う。 女性は、室内デザイナーのカナさんだった。 「ここの主人はクレイジーだけど、良い店よ。」 変なおじさんは、この店のオーナーだった。 おかげで、支払いしようとしたら、只! 「私を描いて。お願い。」と、後の席からまた声がかかった。 セルベッサ(麦酒)1本で請け負ったら、 酔っ払って、何人描いたか覚えてない。 「貴女」はいなかったけど、代わりに 「異国と夜と音楽と」のチリの夜は、 こんな風な出会いと共に更けていきました。 デザイン・アート部門のプログランキング。 気に入ったらクリックしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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