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カテゴリ:海外スケッチ紀行
休日は、南米の歴史をたどる旅となっていった。 ペルーのマチュピチュは、滅びゆく王国の悲しみの城塞、 100人の宮殿の侍女は、去る時にミイラにされていた。 空中都市マチュピチュ チリのモアイ像の島では、奴隷狩りにあった住民の悲劇、 1万人の住民は一時期、11人にまで減っていたという。 アルゼンチンのブエノスアイレスは哀切なタンゴの調べ。 イタリア移民の帰路を断たれた切ない望郷の念があった。 残るはブラジル、ここには悲しみの翳りがどこにもない。 時は夏の盛り。迷ったあげく、美しいビーチ巡りに決定。 年末の繁忙期をネットでホテル探し。苦労した甲斐あって、 旅行会社の半値で、最適な場所を旅することができた。 題して、正月休みの「ブラジル水彩画紀行ひとり旅」 コパカバーナ海岸 これが、名にし負うコパカバーナ海岸 コパカバーナは昼よりも夜が幻想的でした。 コパカバーナ海岸の夜 イパネマの娘で有名なイパネマの海岸はその隣。 より高級でシックなブティックがならぶ雰囲気の良い一角。 浜辺の人々も、こちらはがらりと高級志向の方ばかり。 イパネマの海岸 脚は大学ワンダーフォーゲル部で鍛えた健脚。 浜辺をコパカバーナからイパネマまで歩いた。 やがて波の音が闇に消える頃。夕暮れはどこも美しい。 イパネマの夕暮れ 夕焼けを背景に、ビーチテニスに興じるふたり。 のびやかな肢体のシルエットがとても印象的だった。 黄昏の人影 人間やれば何でもできるとはいえ、よく5年もかけて、 この世界最大のキリスト像(重量635トン)を急峻な山上に作ったもの。 この絵を描いたおかげで、ツアーバスに遅れて自分で帰る羽目に。 しかし、その巨大さに圧倒され去りがたい場所ではありました。 山上のキリスト像 変わった東洋人に驚いてにっと笑ったブラジル娘がいた。 これぞブラジル娘。恥じらう可愛さ。さっそくモデルになってもらった。 ブラジル娘 日本人の、平坦な起伏の顔と違って、特徴がたくさん。 したがって、気持ち良く、たのしく描いた1枚とはなった。 ブラジル娘 さて、ブラジルと言えば豊満な肢体あらわなサンバの国。 次回は、サンバーショー。夜9時にお迎えにあがります。 踊り子の飾り つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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