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カテゴリ:日々の随想
写真 「夏の日の思い出」 ![]() 今年も昨年同様、焼けた砂浜を求めて南の海へ向かった。 波頭に無数のクリスタルガラスを散布していた夏の太陽。 その波濤のきらめきは、いつもせつない痛みを伴う。 ![]() 過ぎ去った数知れない思い出の破片が波頭に光っている。 それがどれか定かでもないのに悲しみに似たものを運んでくる。 もう一度、飛び込むことのできない遠い青春の光と影。 ![]() 誰ということもない微笑みの数々が光の中に交錯する。 思い出せないもどかしい過ぎ去った日々が胸につき刺さる。 ![]() 強烈な光を放って夏の太陽が空を渡っていくとき、 心の海底によどんでいた深くせつない情念が、 舞い上がる無数の気泡のように浮かび上がってきて、 とりかえしのつかない悠久の時を告げる。 パステル画 「遠い日の記憶」 ![]() デザイン・アート部門のプログランキング参加中。 クリックして応援してくださいね。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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はじめてコメントします。
よろしくおねがいします~ 私も月1ですが デッサン会に行き描いています。今は鉛筆で そしてパステルといきたいなって思っているんですが、、ここで 勉強させていただいてます。<(_ _)> (2009/08/27 02:36:12 PM)
msk222さん
>いつもながら、叙情の世界にひきこんでくれます。 >ちょっとキュンとなるような、パステル画が好きです。 このテーマに、どんな絵が合うか迷ったのですが・・・・ 共感者がいていただいて良かった! (2009/08/27 10:53:30 PM)
せいこう@さん
>はじめてコメントします。 >よろしくおねがいします~ >私も月1ですが デッサン会に行き描いています。今は鉛筆で そしてパステルといきたいなって思っているんですが、、ここで 勉強させていただいてます。<(_ _)> 濃い茶色の角パステルを1本買って使ってみてください。 半分に折って、寝かせて塗ると、鉛筆ではできない 面を塗ることによる立体の描写が素早く簡単にで きて心地よいですよ。 (2009/08/27 10:57:41 PM)
ピンク・ラ・フランスさん
>魅力的で溜息です。 >俊介さんのこんな雰囲気のパステル画は初めて。 >今日はなにか心の揺らめきを感じます。 人の肌は、肌色という固定観念から脱却すると 絵は飛躍的に自由に羽ばたけるようです。 (2009/08/27 11:00:07 PM)
jiqさん
>ごぶさたでした! > >夏の想いでは、強烈な日差しの中に閉じこめられてしまいます・・・ 日々の出来事をそのまま書けばいいのですが、 なんとなく、それでは飽き足らなくなって・・。 語りたいものが固まってくるまで時間がかかって いる次第です。 ----- (2009/08/27 11:04:18 PM)
今年の夏は海には行けなかったです(@_@;)
なので、肌は日焼けせず、冬と同じく真っ白。 江の島、鎌倉の海を眺めながら、の~んびり過ごしたいな~♪ (2009/09/01 10:21:52 AM)
いいですね文章はいつもながらバッチしですね。構成も上手いです。波の中にいるような錯覚になりました。
裸婦素敵です。難しい構図ですが、重量感があって、曲線が見事に描かれています (2009/09/02 08:12:49 AM) |