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テーマ:絵が好きな人!?(4328)
カテゴリ:絵日記三昧
昔から、混雑するスキーより静かな山登りが好きだった。 渋温泉に泊まり雪の横手山頂から草津白根山まで歩いた。 スキー客で喧騒の横手山山頂リフトを降りると、 遥かな白い峰を目指して、静かな雪の林に入った。 広い雪の林の中に、うさぎの足跡が点々と残っていた。 物音ひとつしない、しずかな雪の原。 夏道を離れて、どこでも自由自在に歩けた。 この夏、その懐かしい道を逆にたどって 山奥深い発哺温泉に泊まって絵を描いた。 英仏の水彩画紙に透明水彩で描くと、 透明な色硝子を重ねたように美しい。 日本のマルマン紙など全く努力不足、 水彩画紙のみは日本はいまだ後進国。 水彩画 「草津白根路」 霧が山麓より生まれて、みるみるうちに展望をさえぎった。 しかしかえって峰の稜線のみが幻想的だったので、 筆のみで、5分ほどで一気にスケッチしたら、 俳句のような簡潔で、好きな心象風景になった。 当たり外れの水商売と言うけど水彩画はまさしく「水まかせ」 水彩画の面白さはウォッシュと言う絶妙な技法。 水で紙をぬらして絵の具を塗ると色がにじんで広がる。 この風合いは油絵ではできず、微妙な表現が生まれて楽しい。 水彩画 「霧の稜線」 つづく デザイン・アート部門のプログランキング参加中。 クリックして応援してくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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