カテゴリ:読んだ本
作者は元編集者だそうです。
最初から読みにくかった。最初の一文を読み・・・するっと頭に入らず、 何度か読み直しました。こんなの初めてです。 文章は間違っていないのです。ただ、くどい。 「しかし」「とはいっても」ほとんど一文ごとに接続詞が入っていて、うるさい。 「~であるが、」の入った文章の次の文章にも、「~であるが、」の文章。 編集者さんなのだから、その辺気がついてもよさそうなものなのに、って、 ものすごく気になりました。 そして、すぐに「そういえば」と何かを思い出す描写も多すぎて、 全然話が進まないのも疲れました。 8月の上旬から読み始めたのですけれど、なかなか読みすすめられなくて、 途中で「ゆれる」を読んでしまった(こちらは面白くてその日のうちに読了) くらい、だらだらでした。 正直なところ、編集者だからって甘くしてもらったんじゃないの? とさえ思いました。 ホラーに関してのアイディアはいいと思うし、後でいかすために 前半でイギリスの幽霊屋敷の話や乱歩の説明が必要なのはわかります。 でも、つまんないんです。興味のある系統の話なのに。 また主人公の編集者兼作家が、稜子という謎の女に心引かれてからの描写やら 会話やらはかゆかった。展開上惹かれないといけない、って無理やりな感じ。 作家三部作の一作目だそうですが、もう読むことはない作家でしょう。 忌館 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月02日 23時27分25秒
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