ラボの宣伝にAdwordsを活用して見た。
ラボの宣伝にAdwordsを活用して見た。今年度、大学院入試の宣伝戦略に失敗した。具体的にはインターネット以外のメディア(たとえば有料の学会誌など)に宣伝を打とうという提案をしたのだが、事情があって実現しなかった。ともあれ、理系の大学院の研究室運営において、宣伝は極めて重要なミッションであるということを理解している。何もしないでじり貧で手をこまねいているわけにはいかないのである。そこで、みなもすなるAdwordsといふものを、我もしてみむとてするなり。と相成った。で、5月中旬の大学院入試説明会に焦点を絞るべく4月中旬に登録、アカウント立ち上げを行い、7月第三週の願書締め切りまで、およそ14週間、Googleで誰かがとあるキーワードで検索したはずみに、うちのラボと研究科の大学院生募集の広告が出る、ということになった。さて、戦績。クリック数 表示回数 クリック率 平均 CPC 費用 317296,2150.11%¥115¥36,587このような結果になった。表示回数vsクリック数グラフを詳細に見てみると、少ない日で数百回、多い日では12,000回も広告が表示されたらしい。なんか、ちょっと嬉しい。だが、広告が表示されても、クリックされる率はわずか0.1%。このGoogle広告から、「ちぇぶら」ラボのページに飛んできた回数というのは300回とちょっと、ということである。なお、「ちぇぶら」ラボの公式ウェブページの一日当たりのユニークアクセス数は、現時点で約40件。つまり14週間での総ユニークアクセス3920回に対して、Adwordsによる宣伝効果は、およそ8%(広告からのクリック件数はすべてユニークアクセスであると仮定)ということに、なる。なお、今年度、「ちぇぶら」ラボを志望してくれている外部からの受験生が何人いるか、とか、そういう意味での更なる費用対効果については、ここで書けるわけもなく【禁則事項です】ということで、お許し願いたい。ラボの宣伝にかかった費用について、今回は(そしておそらく今後も)公費から支出するめどは全く立たないので、費用はすべてブログ主のポケットマネーである。しかしこのおかげで、Adwordsのしくみ、効果的な宣伝法、表示回数、必要な料金の見積もりなどについても、一定のノウハウが得られた。面白かったのは、どういうキーワードで検索すると表示されるのか、その指定キーワードあたりの価格が、刻々と変動すること。なので、予算を考慮しながら、そこにbidする価格を適切に挙げていかないと、表示されなくなり、広告効率が極めて落ちてしまうのである。そういったノウハウがある程度得られたのは貴重である。ただし、詳細にメモを残していないので、来年覚えているかは、自信が全くありませんが orz。また、広告からクリックされたページは、実は大学院入試説明に関する研究科公式ページのミラーページなので、クリックしても「ちぇぶら」研究室の宣伝にはなったわけではない。このあたりも、もう一枚案内ページをはさんで、クリックした人を惹きつけるような工夫は必要かもしれない。要検討事項山積み。いい勉強になりましたw。それを考えれば、この程度の出費は惜しくない?いや、当初は10,000円くらいでやめようと思っていたので、やっぱりこの額は痛い痛い。でも、途中でやめられなかった。やっぱり定員割れは避けなければならないし、他分野に比べて「構造生物学という学問」が不人気分野であるという例が、恒例化することも避けなければならないからね・・・だが、更に別の考え方もある。例えば実験医学とか日経バイオテクとかに有償で人材募集広告記事を載せると(ポスドク募集などとは異なり大学院生募集はたいがい有償である)大体30,000~50,000円だったような。それらの発行部数が多くても30,000部で(確か前に広報委員会の仕事で調べたのだが、データはすぐにはでてこないのでこの辺うろ覚え)。雑誌媒体と比較するとなると、37,000円というコストは、ある意味妥当かもしれない。少なくとも表示される効率はよいだろうなあ。ブログ村でキーワード連動型広告のブログを探してみる