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テーマ:落語!&演芸!(1460)
カテゴリ:本屋
バイト。
昼食。エイト、味噌ラーメン+半チャーハン。 桑原茂一のムック「STYLE OF COMEDY」、Quick Japan、購入。 平井へ。 「東京かわら版」1月号によると、田辺一鶴先生が経営するあのイッカク書店が閉店大売立だと。 これは行かねばと思い立ち、初めて平井の地を踏む。 南口を出て商店街へ。「かわら版」に住所が載っていたので、それだけを頼りにお店を探し歩く。番地が近付くにつれわくわくする。 商店街から少し外れたところに小さな古本屋、庇に「イッカク書店」の文字。難なく発見。 閉店大売立だからさぞ賑わっているのかと思ったら、全然そんなことはなかった。ひっそりとしている。明かりは点いているので恐る恐る入ってみる。 噂どおり、芸能関係の本ばかり。入り口付近には最近のタレント本が多い。 狭い店内、本棚で仕切られた裏側へ進むと、なんと、田辺一鶴先生がひとりで本の整理をしてらした。 客は僕ひとり。僕の存在に気が付いた一鶴先生は、僕が奥の棚を見ることができるように移動してくれた。 落語関係の棚を念入りに物色。 狭い店内にふたりきり、どこから来たのってな話から始まり、ゆるやかにコミュニケーション。 棚の整理をしながら一鶴先生、「コロムビア・ライトさんて、まだ生きてたっけ?」 何故、僕に聞くのかわからないが、突然聞かれると思い出せなくなる。 「トップ先生は死んだよね?」「そうですね」 あの田辺一鶴とこんな会話を交わしているのが夢のよう。 何か買い物をせねばと頑張って物色するが、すでに持っている本もけっこうある。しかも、値段をしっかり付けてあるので掘り出し物がなくて困ってしまう。 ふと手にした旺文社文庫の円生「書きかけの自伝」に、ブックオフのレシートが挟まっていた。100円だ。本には値段が付いていない。レシートをこっそり捨てて、一鶴先生に値段を聞いたら1000円だと。ま、そのくらいはするだろう。ブックオフが無知なのだ。その本は速やかに棚に戻す。 2月のセール用に残してあるものもあり、案内を送るとおっしゃるので大学ノートに記帳。目録も頂く。 「かわら版」には移転とあったが、よくよく話を伺えば、代換地が見つからず完全に閉店になると。まったく惜しい。 近々、BSの「ふれあいホール」に出演されるとの話も。放送日は聞かなかったけど。 結局、迷った挙げ句に2000円の枝雀のサイン本を購入。すると一鶴先生、さっきの800円でいいよ、と。 芸能史に残る人物にそんなことを言われたら買わざるを得ない。円生の本と、計2冊購入。 おつりの百円玉が見つからず、一鶴先生、ズボンのポケットから小銭入れを取り出し、そこから200円を僕にくれた。 買い物を済ませ、丁重にあいさつをして失礼する。 短時間ではあったが、恐ろしく貴重な時間を過ごした。 平井南口商店街。ビルディ、チキンもろみステーキ。 帰宅。日記更新のみ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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