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カテゴリ:芸術
休日。
午後、外出。 定期券が昨日で切れていて、今日、買わなければと、家を出る直前までは思っていたのに、駅に着いたらすっかり忘れていて、そのまま改札を通ってしまった。 ほんの数年前ならば、定期が切れていれば自動改札は閉まったのだが、チャージ金額なんてものがあるばっかりに、気がつかずにそのまま通れてしまうありがた迷惑。電車のなかで気がついても、もう、どうすることもできない。知らず知らずのうちに金をかすめとられる、まったく恐ろしい、機械に支配されたロボット社会である。 関内へ。 「横浜トリエンナーレ2008」。 2日間有効チケットの、2日目を今日使う。 開催期間は11月いっぱいまでだが、自分の予定とイベントスケジュールなどを照らしあわせたら、今日が良いだろうということになる。 もっと早く家を出たかったけれども、もたもたしていたら午後になってしまった。 まず、日本郵船海岸通倉庫から。 この前、観れなかった、勅使川原三郎が今日第一のお目当て。 まぁ、今日は勅使川原三郎ではなく、佐東利穂子がパフォーマンスをする回だったが、やることはおそらく同じだ。 この前もそうだったが、やはり大行列。それはもう、覚悟のうえで今日は来ているから気長に待つ。本を読んだりすれば良かったのだが、薄暗いところだったのでその気にもならない。アンケート用紙を渡され、記入したらメモ帳をもらえたりということもあったが、それもわずかの時間で、あとはただ、なにもせずに並んでいた。 1時間弱は並んでいただろうか、ようやく入場。 20人ほど、狭くて暗いスペースにぎゅうぎゅう詰め。目の前には、細長い、奥に向かって縦長の空間が広がる。床一面にガラスの破片が敷きつめてあり、その上に立ち、ゆっくりと、しなやかに薄着の女性がダンスをしている。 13時から18時まで、休みなく、ぶっ通しでこれを続けるということに、まず、驚く。その5時間の、ほんの一部分だけを大半の客は観ているということだ。 ごうーっと鳴り響く、強弱がつくだけのシンプルな音響に、踏まれてかしゃかしゃと鳴るガラスの音が入り混じる。ときおり、誰もいないところのガラスが細かく鳴り出すが、なにか振動する機械でも仕掛けてあるのだろうか。 破片は側壁にもびっしりと刺さっていて、それらが柔らかな光を反射させ、照明の変化とともにさまざまな表情を見せる。暗いときに見るシルエットも充分に美しくエロティックだったが、明るくなり、手前に迫ってくると、乳首がうっすら透けているのが初めてわかった。 途中、横になる場面もあり、痛くないのかと心配になるが、5時間立ちっ放しで踊るよりも、からだに負担はかからないかもしれない。ことによると、最後のほうは血だらけで踊ってたりして。 退場は各自好きなタイミングで良く、いつまでも観てられるような心地好いものだったが、ほかも観てまわらなきゃと思うので30分ほどで出る。 同フロアのショップ「NADiff」で、カタログを購入。 前回買ったのは、カタログではなくガイドブックだったようだ。 せっかくなので、前回観ているけれども、上の階もざっとまわる。 3階へあがったときに変な匂いがする。最初はてっきり、そばにいた中年の男性の体臭かと思ったのだが、そのひとから離れても匂いは続く。疑って申し訳なかった。どうやら、3階全体が臭いようで、臭いのもアートかと思ったが、そんなことはない。ただ、臭いのだ。 前回はこんなことはなかったのに。湿気かなにかのせいか。 1階で、さまざまなチラシをもらう。 横浜スタジアムへ。 大巻伸嗣のシャボン玉のパフォーマンス。 12時と15時半の回があって、本当は12時に観てから日本郵船海岸通倉庫に向かったほうが楽だったのだが、家を出るのが遅れたからしかたがない。15時半から。 シャボン玉が出てくる、白いバケツ状の機械が並んでいる。そういえば、前回来たときにも新港ピアの前に並べられていたのだのだが、ここからシャボン玉が出てくるものだとは、そのときは知らなかった。 時間が迫り、ギャラリーが増えていく。「横浜トリエンナーレ」だとわかって観に来ているひとはそんなにいないか。 まず、メガホンで、緑のシャツを着たスタッフの女性から作品についての説明、それから、「横浜トリエンナーレ」の説明があって、ようやくシャボン玉の噴射。 ただのシャボン玉なんだけど、それが大量にある壮観さ。街のなかでやっているのがやっぱり重要で、通りすがりのひともどんどん寄ってくるのが、この作品のちからだろう。 子どもたち、大喜び。アートなんかわからなくても、誰が観ても楽しい。 どう締めくくるのかも気になったが、ほどほどできりあげて移動。 大さん橋へ。 雨上がる。 馬車道。 ディスクユニオン。なにも買わず。 伊勢佐木町。 帯広亭、豚丼。 ブックオフ。なにも買わず。 日ノ出町駅から京浜急行。 帰宅。 日記更新。 ラジオ。 「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」をオンタイムで聴いて、23時半からはFM横浜に切り替えて、「本牧レッドホットストリート」の後半だけ聴く。 なんと、クレイジーケンバンド「亀」のPVを根本敬先生にお願いしたというので、さっそく、CKBのホームページを確認すると、YouTubeが貼ってあって観ることができた。 「でもやるんだ」の歌詞はわかるひとには一目瞭然なのだが、このPVができたことでよりはっきりする。キャラクターグッズなんかも、是非、作って欲しいなぁ。 (あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年01月31日 19時29分54秒
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