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カテゴリ:本
午前中、睡眠。
暑くてぐったりの日々。 クーラーから滴り落ちる滝のような結露に今日も悩まされる。 梱包作業。 外出。 キャリーバッグを持って出る。 クロネコメール便、9点。 綱島へ。 樽町、今月2回目。 なか卯、和風牛丼、割引券でから揚げも。 ブックオフ。 105円本、11冊。田中康夫、鹿島田真希、桶谷秀昭、福島正実、杉浦日向子、村山斉、橋口いくよ、とり・みき、田中圭一、桑田佳祐。 普通の値段で、天久聖一。 雑誌、「芸術新潮」を2冊。 ベローチェ。 雑務、2時間弱。 高くて床に足がつかないイスの席に着いてしまって、疲れがとれない。 ツイッター。 「キングオブコント」決勝進出者の発表を知る。 うしろシティ、かもめんたる、銀シャリ、さらば青春の光、しずる、トップリード、バイきんぐ、夜ふかしの会の8組。しずるが若干有名といっていいくらいで、「テレビタレント」を残していないのはこれまでの流れからするとやや意外。 正直、個人的にはここに出るような若手はろくに追えてなくて、どういうコントをやるのかぜんぜん知らないひとも混じっていて、僕がたった1年テレビを観なかった期間が、けっこう大きな変化の期間だったのかもしれないと思うとざわつくものもなくはない。 決勝はやっぱりオンタイムで観ることになるか。 ブックオフ、もう1軒。 105円本、10冊。藤子・F・不二雄、深沢七郎、庄司薫、西部邁、内田樹、荻上チキ、石川球太、とつげき東北、S・コレン、「Quick Japan」。 雑誌、1冊。「ミュージック・マガジン」。 もう1軒、またたどりつけなかった。 それぞれの距離はけっこうある。すいすいと効率良くはまわれない。 時間も足りないし、体力もない。 東京チカラめし、焼き牛丼。 腹が減ってしまい、今日は1日2食。 電車で読書。 桂雀々「必死のパッチ」、読了。幻冬舎文庫。 先週の志らく師との二人会にあわせて読んでたのだが、1週間遅れてしまった。別に内容が難しいわけでもなく、ページ数が多いわけでもない。ちょっと読むのがきつい気分のときがあったりして、中断してほかの本を読んだりしていたのだ。 そういえば、いつぞやの「すべらない話」に雀々師匠が出ていたと思い、読了後にそれを動画サイトで見つけて確認してみると、この本に書かれているエピソードがそのまましゃべられていた。中学1年生のときに両親がつぎつぎに出ていって「母子家庭」ならぬ「子家庭」になったこと、夜中に襲撃にきた借金取りを泣き落として5千円もらったこと、その母親と29年ぶりに再会したこと。当時、放送を観ていて、どうも「すべらない話」にはそぐわない話に思えてあまり面白くなかったのだが、本を読んでわかったけど、これ、ぜんぜん笑える話じゃないのだ。とにかく壮絶すぎる。 「すべらない話」の放送が2010年の年末、この幻冬舎文庫版が出たのが同年の年頭。この親本は2008年刊で、そもそもこの本は、2007年の「ホームレス中学生」の大ヒットの流れで出版された本のはずだ。たしか、帯のコメントも田村裕が書いていた。 もともとが、「ホームレス中学生」というのは田村が「すべらない話」で語った貧乏話から広がっていったものだ。この番組ではメッセンジャー黒田も同様に貧乏話をヒットさせていたし、別の場では宇都宮まきも貧乏を“売り”にしていた。今は亡き上原美優もこういう流れのなかから出てきたひとではなかったか。だからこそ、雀々師匠も「すべらない話」へと駆り出されることになる。 しかし、「必死のパッチ」はただ単に貧乏体験がつづられた本にはとどまっていない。幼き「こうちゃん」から落語家「桂雀々」がどのように形成されていったのか、そこを描いているところに本書の価値がある。孤独のなか、素人参加番組の常連になり、果ては落語に目覚めていく流れはとても感動的だ。 本書は、筆者が枝雀の落語に出会うところで終わっている。もし機会があれば、枝雀に出会ってからのこの続きも読んでみたいものだ。
深夜0時半、帰宅。 ツイッター。 アマゾン登録作業。 ◇8月31日のツイログ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年09月03日 06時31分05秒
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