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カテゴリ:2009・春季中国大会/山陰大会
昨夏代表・倉敷商。 夏のメンバーが半数残り、秋も期待されたが甲子園・国体とチーム作りが遅れ初戦敗退。 それ以上に予選リーグを観戦していると「個々」の力で戦っているな・・・そんな印象が残った昨秋。 そんなチームをこの春の県大会、全て観戦。 確実に「チーム力」はアップしている感じだ・・・。 今日の試合を観て確かだと確信した。 倉敷商12-9如水館 序盤から乱打戦になったこの試合。 倉敷商の先発・島田投手は前日11点目が入った所で「調整登板」していたようだったが、この日は全体にボールが高い印象。 2回・4回と如水館の4番打者、有山選手に2打席連続のHRを打たれる。 5回には幸野選手・有山選手・宮本選手・宇山選手らのタイムリーで長身左腕・大川投手に交代。 3回まで4-1と倉敷商が楽勝ペースも5回終了で逆に5-7と如水館が逆転。 6回に1死満塁から山神選手の一塁失策で1点返すも続く近藤選手が初球を遊ゴロ併殺と嫌なムードが・・・。 7回にはこの日4安打目・有山選手のライト前ヒットをきっかけに三塁まで進められ宇山選手のタイムリーで6-8・・・。 しかし倉敷商は8回、またも1死満塁から山神選手の犠牲フライと今度は近藤選手がしぶとくタイムリーを放ち同点。 その裏、不安定さを残す大川投手を二塁手の新谷選手、遊撃手の富弥選手の美技で流れを掴む。 9回にその流れは来て1死満塁後、打者は昨夏経験者・上森選手。 この試合で一番印象に残った場面だった。 ベンチから大きな声が。 監督の森光さんだ。 「力を抜いて行け!力むな!力むな!」 昨夏はチャンスでフライを上げる場面が多かった上森選手。 パンチ力はあるが力み過ぎて上体だけの打撃だった感じなのを思いだした。 力を抜いて振り抜いた打球はセンター頭上を越す満塁HR。 県大会初戦と同様、チームのピンチを救った昨夏の経験者が本来の打撃を取り戻し中国地区屈指のクリーンアップを形成し「中国王者」に王手だ!
4回から左変則派の池内投手。 どこに投げても打たれる・・・そんな感じでした。 3回に1つ目の死球。 痛そうだったけど、試合後の表情を見れば明日の試合には影響なさそう。 全国区の強打者という事もあり外野はかなり深い。 左中間のシングルヒットも記録。(普通なら楽々二塁打なのにね)
まだまだ本調子ではなさそうだが「気持ち」で投げていた印象。 明誠学院戦に続きチームの窮地を救う一発だ! 2試合続けての無失策も強さの裏付けだろう。 昨秋に続いて「倉敷勢」の中国大会決勝進出。 倉敷の街はチボリ公園閉園などで元気がないように感じる今日、この頃。 駅前の看板は広告を出すスポンサーもなくなり真っ白だ。 伝統ある倉敷工と倉敷商の2校が良きライバル関係で明るいニュースを・・・そう願うのは私だけではないはずだ・・・。 倉敷商のTシャツに刻まれたある一文字。 その言葉の通りにまとまれば混戦が予想される今年の岡山でも一歩抜け出る可能性が高い・・・。 ブログ村参加中です。ポチっと応援お願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月08日 01時27分25秒
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