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カテゴリ:シリーズ・選抜への道(2009年秋)
内容も同じような展開だったし。 「らしさ」と「らしくない」所が同居した興譲館。 優勝候補同士の対決は1年生・堅田投手の力投で関西が勝ち名乗りだ!
関西2-1興譲館(延長13回) 試合を支配していたのは興譲館だった。 立ち上がりから絶好調な岡田投手は序盤は「強打・巧打」の関西打線に隙を与えない投球。 とにかく、低めも高めも打者の手元で伸びがあった。 関西の打者が振り負けている光景はそうない。 しかし、試合を作ったのは関西の1年生左腕・堅田投手。 左打者の外角に鋭く決まるスライダー、速球、カーブ、時折スクリュー系の球を制球よく決め奪三振の山を築く。 試合が動いたのは4回だ。 関西はこの試合当たっていた小倉選手が右中間に二塁打し犠打で進塁。 1死3塁から内野ゴロの間に快速・小倉選手が本塁へ! しかし興譲館内野陣が落ち着いたプレーで本塁憤死。 先制点を奪えず。 興譲館の「らしさ」が伺えた守備が光り、6回の興譲館の攻撃は先頭の川上選手が投手と一塁手の間に転がす「絶妙」なセーフティバント。 「らしい」攻めだったが、その後、エンドラン失敗で走者が二塁憤死。 岡田選手がその後二塁打を放っただけに惜しい走者だった。 関西は8回に小倉選手のタイムリーで遂に先取点。 しかし興譲館もその裏1死後、三宅選手がライト線に二塁打。 そして三盗が成功。 川上選手がスリーバントスクイズで執念の同点だ。 試合はこのまま延長へ。 2年前と展開は逆だが「死闘」になった。 延長に入り、やや変化球の切れがなくなってきた堅田投手。 岡田投手は相変わらず威力十分な速球を投げ込んでいる。 裏の攻撃の興譲館優位かな・・・そんな気がしたが、やはり「並」の1年生ではなかった関西・堅田投手。 要所は力がある球をコーナーに決めていた。 最大のピンチは11回裏。 1死満塁。 代打を起用してきた興譲館。 この場面は「犠牲フライ」か「スクイズ」の二者選択だったろう。 代打を送ってきたのは打者の振りを見て「犠牲フライ」を狙ったのかな?と思ったけど、追い込まれて「スクイズ」だった。 これが小フライになり併殺。 昨年は同じような場面で関西・荒木選手が決めていた試合を思いだした。 難しい選択だったと思うが初打席で堅田投手の変化球に目がついていくのは厳しいかな?と思った。 関西は13回、船守選手のレフトオーバー二塁打とバントが失策を呼び、「決勝点」。 再三のピンチにベストボールを投げる堅田投手の投球が光った勝利だった。 1年生左腕はクレバーな投球だ。 右足でリズムをとるような感じで左打者の追い込んでから決まる「ボール」になるスライダーは分かっていても手が出る切れだった。 最後は失策で決勝点を奪われたが、ダイナミックな投球フォームから繰り出す速球は手元で伸びがあった。 また、捕手のリードにもほとんど首を振らずに投げ込んでいた。 捕手の妹尾選手は関西の左打者に懐を再三要求していた所も見逃せない・・・。 4回は好守で本塁憤死。関西、先制ならず! 8回に「らしい」攻めの攻撃で同点に! スリーバントスクイズが決まり、そのまま延長に・・・。 11回裏、内富選手がスクイズ! わずかにライン切れファールに。 結局、満塁策をとった関西が併殺でピンチを凌いだ。
優勝候補の対決は内容が濃い素晴らしい試合だった。 「らしい」攻撃が完成された時、興譲館は2年前のチームを超えるような気がした・・・。 選手個々の能力は今年の方が上だった。 しかし、2年前は予選の倉敷戦、中国大会の開星戦と個々の能力では劣る中、快勝してた・・・。 そこら辺りを追求すると素晴らしいチームになるだろう。 春以降に期待したいチームだ。
この後マスカットに移動。 今日も倉敷南がやりました・・・。 後ほど更新します! 高校野球ブログランキングに参加してます。ポチっと応援が励みになります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月26日 20時33分39秒
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