思い・意見を出させる指導(2)・五感を大切にした教育・平和教育(5)
このブログは、読んでいただく事と皆様のコメントなどで、内容が豊かになっています。僕がこのブログを始めたのは、教育について真剣にお書きになっていらっしゃる方がおりまして、勇気をもらい、始めました。或る時、「教育の窓・ある退職校長の想い」の校長先生は、有名な○山さんのブログに、的確なコメントをお出しになりました。これには、救われた思いをしました。このコメント、コピーしておきましたら、そのコメントが○山さんのブログから消えていたので、役に立った事もあります。本日は、princip校長先生のコメントを、先ず、ご紹介致します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・Re:戦争が激しくなり子どもの将来の不安がます父親の心情を読み取った4年生・五感を大切にした教育・平和教育(4)(05/11) principさん 「娘が「北斗の拳」を1~16巻、友だちから借りてきたので、一気に読みました。うかつでした。20年以上前に当時の教え子が夢中になって読んでいたのに、私はまったく読もうとしませんでした。当時の子どもたちが今、親になりつつあります。ブログでもいまだに「北斗の拳」は健在です。(20~30代の人たちに)この漫画の危険性をいつかブログの記事にしたいと思います。今の危険な風潮と何か関連があるように思えます。(2007.05.13 22:43:03) ・・・・・・・・・・・・・・・・平和を教育の事をここのところ、書き続けて来ましたら、上記のようなコメントを校長先生から戴きました。他の方のコメントもみな重要です。ですが、特に大勢の子供達を見ている方の教育観は、特に影響があるので、ここにピックアップさせていただきました。さて、思い・意見を出させる指導です。子ども達は、休み時間は、大きな声でしゃべったりして遊びますが、授業での発言ととなると、それが、何処かに行ってしまいます。特に、思い・意見の発表は、激減します。これをどう指導するかの2回目です。次のようなカードを用意しました。 このカードを使って、「今朝の事を話しましょう。」と、呼びかけました。「赤カードは、思い・意見などが言えた時に並べてあげますよ。」と言います。子どもの中には、次のように、発表する子がいました。今朝、6時に起きました。もう、お母さんは、起きて、朝ごはんの用意をしていました。僕は、急いで、顔を洗って、学校の支度をしました。お母さんは、いつも早く起きてくれるのだなあと、思いました。お父さんが起きてきました。お父さんは、何で、お母さんより、遅いのかなあと思いました。妹が起きてきました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・黙って見ていると、子供達は、したこと・見た事などの事実は、話し、書きます。ところが、思い・意見の発表は、苦手です。そこにこのような赤カードを導入すると、それが、急速に出るようになります。このようにして、思い・意見を出す事に慣れると、それが自然に出せるようになるのですね。(続きます)* この話・作文教育は、下記の本に出ています。『小学生の作文教育』(明治図書)1・2・3・/4・5・6年(読売教育賞賞外優秀賞 受賞)波多野完治さんから、「新しい作文教育の提案です」と言うコトバを戴きました。残念ですが、絶版です。しかし、アマゾンの古書で売られています。公立図書館には、あると思います。 * 下記にも、ありました。(net上です)『小学生の作文教育』 小林喜三男・田村利樹編、明治図書、昭58、2冊 渥美書房 7,350円ランキングに参加しています。よろしかったらくりっくをお願いします。