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テーマ:お勧めの本(7401)
カテゴリ:お勧めの本
私は司馬遼太郎の本に出会ってまだ日が浅い。 遅すぎた~ 歴史に興味がなかった精だろう。 だから、「司馬遼太郎」の是非論に参加できるほどではないのですが、 学生時代の無味乾燥な歴史教科書の世界から抜け出し、 私を歴史に興味を持たせたくれた唯一の人ですから、感謝しています。^_^ そんな私の司馬遼太郎への入り口は、やはり歴史小説ではなく「アメリカ素描」でした。 氏の洞察力の深さに感銘を受け、すぐファン的な心境になったのを覚えています。 「司馬さんの本、もっと読みた~い!」と心は囃し立てましたが、 その頃は、仕事での残業も多く、目先の雑用などに追われる日々。 書店で「竜馬が行く」や「坂の上の雲」...など長編小説の並ぶ棚を横目で見ながら、 日が過ぎて行きました。手元に置けば、イッキニ読んでしまいたくなる性分なので。^_^; やっと2年前の夏、かなり読み漁ることが出来、長年の思いをかなり解消できました。 「竜馬が行く」「世に棲む日々」などの長編物は相変わらずまだです。^_^; 丁度、前年に同時多発テロ事件が起き、イラン攻撃が始まった年だったので、 今起こっていることの深層を少しでも知りたいと、中東情勢やそれに関連するものなどを 読んでいたのもあって、(このとき読んだ「ネオコンの論理」は衝撃を受けました。) では、「日本という国は?」ということで、 「この国のかたち」全編(6冊)から読み始めました。 それと、司馬さんが、「何をどう考えていたのだろう?」 ということを早く知りたかったのもあって、エッセイや対談など端的に氏の考えに触れられる ものが中心でしたね。 「坂の上の雲」も読み出したのですが、正岡子規が逝ってからは放り出したままです。^_^; 俳句に少々ハマっていた時期もあったので、子規に興味がありました。 明治という時代の始動の中で 子規がどう生を燃やしていったか、 「写生」という新しい俳句の概念をどう創出していったかを感動しながら読みました。 その時代背景を手に取るようにイメージしながら読めるのは、司馬さんならではですよね。 ちなみに、私は夏目漱石の俳句が好きなんです。 その他に、私が読んだ司馬さんの本は、下段に記してあるものです。 私がまだ読んでいない司馬さんの書籍でお勧めなのがあったら、ぜひコメント下さいね。 ちなみに、私の一番のお勧めは「草原の記」です。 感動しました!! 読み終えたとき、真夏の夜でしたが、体の芯から身震いがおこり、 しばらく収まらなかったくらいです。本を読んでこんな体験をしたのは始めてでした。 今は、細かなこと覚えていないので、そのうちまた感想を書いてみたいです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私が読んだ司馬遼太郎の本リスト 「この国のかたち」(6巻)「手掘り日本史」「歴史を考える」「日本人を考える」 「ロシアについて」「中国を考える」「歴史を紀行する」「西域をゆく」 「八人との対話」「アメリカ素描」 「幕末」「宮本武蔵」「菜の花の沖」「草原の記」「大盗禅師」「人斬り以蔵」 「坂の上の雲」(子規が逝くまで) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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